2015年07月
2015年07月20日
焼石岳(1548m) 2015年 7月12日(晴れ)
東成瀬三合目登山口 5:43-6:30 釈迦ざんげ(五合目) 6:35-7:42 柳窪(七合目) 7:55-8:30 八合目長命水8:35ー9:20 焼石神社(九合目) 9:40ー10:12 焼石岳山頂 11:12ー12:10 焼石沼 12:30-13:12 与治兵衛(六合目) 13:20-14:35 登山口
九州の鉄旅ブログがなかなか先に進まない中、ちょくちょく山には行っていたのだが先週末は久しぶりに大好きな東北の山へ行ってきた。
前泊はジュネス栗駒スキー場にある「ホテル・ブラン」、やまゆり温泉という源泉掛け流しの湯に惹かれてここにしたのだが、なるほど!新鮮ないい湯。
宿から20分ほどの3合目登山口から歩き出す。
ブナ林の中、朝のさわやかな空気を吸いながら進んでいくと、50分ほどで小ピークに着いた。
そこが5合目で、「釈迦ざんげ」というらしい。
その先は(せっかく登ったのに)またずんずん下って沢沿いの道となり、渡渉を3回繰り返す。最初の渡渉の先に「六合目与治兵衛」という標識がある。
胆沢川の源流にあたる沢は鮮烈な流れで、雨が多いときには渡るのも苦労しそう。
このあたりでもミヤマキンバイやハクサンチドリ、モミジカラマツが美しい。
←これはミヤマツボスミレ?
と、ゆっくり花を眺めながら7合目に到着。
春先にはミズバショウが咲き誇る場所らしいが、さすがに今は葉っぱだけ・・・
ここでしばらく休憩
その先でも多くの花たちが迎えてくれた。
タカネニガナやマイズルソウが美しいが、この一番右の花は何だろう?
そう、この山は田中澄江さんが選んだ「花の百名山」の一峰。
ツマトリソウにハクサンチドリ.....
おなじみの高山植物とも再会するが名前もわからない花もある。サンカヨウはもう実になっていた。
そんな風に花たちを愛でながら歩いていくと、樹木から逃れ明るい台地に出る。8合目長命水、とってもおいしい水だ。
ここで喉を潤しつつ休憩、したがその少し先にはまたとっておきの?お花畑が広がっていた。
もう一度のんびりしたいところだが、この場所は帰りにとっておくことにして先に進む。
キンポウゲが咲き誇る道を進むとやがてハクサンフウロやトウゲブキの群落に出合う。
本当に、これでもか!というほどの高山植物が待っていてくれる。
振り返ると・・・なんと、鳥海山が立派な姿を見せている。
ミネウスユキソウが迎える道を、もうノックダウンに近い感覚で歩きながら一息入れたい9合目に到着。ここは山頂を一周する道の分岐点、小山の向こう側の雪田にはまだ水芭蕉が咲いていた。
九合目の標識のすぐ上に焼石神社が鎮座していた。ここからは微妙な岩伝いの登り。
岩場を越えると山頂まで最後の一稼ぎ、ウラジロヨウラクが美しい。
いつもそう!だが頂上直下の登りはきつさと期待感が入り混じって・・・でも着いてしまえばあっけないもの。
鳥海は相変わらずだが岩手山もうっすらだけど見えている。
やはり岩手側から登ってくる人たちが多い…
山頂も花は沢山。オオバキスミレとイワシャジンか。
そんな風にのんびりと昼食兼ねた頂上滞在。考えてみれば登りも花に見とれてCTを1時間近くオーバーしていたし、気が付けばここにも一時間近くいた。(それだけいい場所だったって事だが・・・)
当初はここから姥ヶ平に降りてぐるっと一周する予定だったが、帰りの新幹線や下山後の温泉(これは絶対欠かせない!)のことも鑑み、残念ながら肝心なかの地はパスしてまっすぐ来た道を戻ることにした。
それでも・・・帰りのためにとっておいた?焼石沼。
キンポウゲとハクサンチドリにノウゴウイチゴのトリコロールが凄い。
キンポウゲの群落の先に一際濃い黄色の花があった、のはシナノキンバイか・・・
絶景のお花畑を満喫して、ゆっくり下山。
スダヤクシュやギンリョウソウを愛でながら沢を渡り、風を感じながら降りていく。
そして恒例「最後の一浴」はここ、「ひめかゆ」さんで。
なかなかの油臭がうれしい温泉。ナトリウム塩化物泉との事だが、ちょっとしょっぱいいい湯だった。
東成瀬三合目登山口 5:43-6:30 釈迦ざんげ(五合目) 6:35-7:42 柳窪(七合目) 7:55-8:30 八合目長命水8:35ー9:20 焼石神社(九合目) 9:40ー10:12 焼石岳山頂 11:12ー12:10 焼石沼 12:30-13:12 与治兵衛(六合目) 13:20-14:35 登山口
九州の鉄旅ブログがなかなか先に進まない中、ちょくちょく山には行っていたのだが先週末は久しぶりに大好きな東北の山へ行ってきた。
前泊はジュネス栗駒スキー場にある「ホテル・ブラン」、やまゆり温泉という源泉掛け流しの湯に惹かれてここにしたのだが、なるほど!新鮮ないい湯。
宿から20分ほどの3合目登山口から歩き出す。
ブナ林の中、朝のさわやかな空気を吸いながら進んでいくと、50分ほどで小ピークに着いた。
そこが5合目で、「釈迦ざんげ」というらしい。
その先は(せっかく登ったのに)またずんずん下って沢沿いの道となり、渡渉を3回繰り返す。最初の渡渉の先に「六合目与治兵衛」という標識がある。
胆沢川の源流にあたる沢は鮮烈な流れで、雨が多いときには渡るのも苦労しそう。
このあたりでもミヤマキンバイやハクサンチドリ、モミジカラマツが美しい。
←これはミヤマツボスミレ?
と、ゆっくり花を眺めながら7合目に到着。
春先にはミズバショウが咲き誇る場所らしいが、さすがに今は葉っぱだけ・・・
ここでしばらく休憩
その先でも多くの花たちが迎えてくれた。
タカネニガナやマイズルソウが美しいが、この一番右の花は何だろう?
そう、この山は田中澄江さんが選んだ「花の百名山」の一峰。
ツマトリソウにハクサンチドリ.....
おなじみの高山植物とも再会するが名前もわからない花もある。サンカヨウはもう実になっていた。
そんな風に花たちを愛でながら歩いていくと、樹木から逃れ明るい台地に出る。8合目長命水、とってもおいしい水だ。
ここで喉を潤しつつ休憩、したがその少し先にはまたとっておきの?お花畑が広がっていた。
もう一度のんびりしたいところだが、この場所は帰りにとっておくことにして先に進む。
キンポウゲが咲き誇る道を進むとやがてハクサンフウロやトウゲブキの群落に出合う。
本当に、これでもか!というほどの高山植物が待っていてくれる。
振り返ると・・・なんと、鳥海山が立派な姿を見せている。
ミネウスユキソウが迎える道を、もうノックダウンに近い感覚で歩きながら一息入れたい9合目に到着。ここは山頂を一周する道の分岐点、小山の向こう側の雪田にはまだ水芭蕉が咲いていた。
九合目の標識のすぐ上に焼石神社が鎮座していた。ここからは微妙な岩伝いの登り。
岩場を越えると山頂まで最後の一稼ぎ、ウラジロヨウラクが美しい。
いつもそう!だが頂上直下の登りはきつさと期待感が入り混じって・・・でも着いてしまえばあっけないもの。
鳥海は相変わらずだが岩手山もうっすらだけど見えている。
やはり岩手側から登ってくる人たちが多い…
山頂も花は沢山。オオバキスミレとイワシャジンか。
そんな風にのんびりと昼食兼ねた頂上滞在。考えてみれば登りも花に見とれてCTを1時間近くオーバーしていたし、気が付けばここにも一時間近くいた。(それだけいい場所だったって事だが・・・)
当初はここから姥ヶ平に降りてぐるっと一周する予定だったが、帰りの新幹線や下山後の温泉(これは絶対欠かせない!)のことも鑑み、残念ながら肝心なかの地はパスしてまっすぐ来た道を戻ることにした。
それでも・・・帰りのためにとっておいた?焼石沼。
キンポウゲとハクサンチドリにノウゴウイチゴのトリコロールが凄い。
キンポウゲの群落の先に一際濃い黄色の花があった、のはシナノキンバイか・・・
絶景のお花畑を満喫して、ゆっくり下山。
スダヤクシュやギンリョウソウを愛でながら沢を渡り、風を感じながら降りていく。
そして恒例「最後の一浴」はここ、「ひめかゆ」さんで。
なかなかの油臭がうれしい温泉。ナトリウム塩化物泉との事だが、ちょっとしょっぱいいい湯だった。
2015年07月17日
ぐるっと回って竹田まで 2015年 5月 5日 その1 (晴れ)
翌朝もいい天気。再び玖珠川沿いを歩いて駅へ向かう。
川風に吹かれる鯉のぼりが美しい。
この日の目的地は竹田。昨年も同じ日に行ったのでちょうど一年ぶりの訪問となる。
ここからかの地まで、まっすぐクルマで行けば2時間弱・・・・のところを、列車を乗り継ぎぐるっと大回りしていく。
出発までの時間、昨日から気になっていた「駅前温泉」に寄り道。先客もいらしたので写真はほんの隅っこだけ、ですが川沿いの開放感ある混浴露天風呂を満喫。ただし川側はビニールシートで覆われている。少し白みがかった硫黄臭のある、よくあったまるいい湯だった。しかし駅前にこんな湯船があるのはうらやましい限りだし、その名の素朴さがまたなんとも言えない。
再び駅に戻り、やってきた博多行きの「ゆふ」に乗り込んだ。
ここからの鉄路は昨日の続き、久大本線を西へ向かう。
駅前のマーケットで入手したこいつがお供。
列車は玖珠川の谷あいを進んでいく。
日田彦山線との連絡駅「夜明」を過ぎると福岡県、今回五つ目の県に入る。
河童の駅舎が楽しい「田主丸」を通過して・・・・
左に鹿児島本線のレールを併せるとほどなく久留米到着。
乗り換え時間はわずかだったが、駅前散歩。
駅舎は南欧風の造り、ステンドグラスが美しい。
有名なタイヤレリーフも確認?
さて、この先はちょこっとだけ九州新幹線初乗車。
やってきたのは700系。(喫煙室があるのが一年前のオッサンだったら嬉しいところ・・・・だろう)
さすがに新幹線、・・・速っ!・・・あっという間に熊本へ到着。
(それでも2駅は通過している。)
3日振りに戻った熊本・・・
何故か懐かしい。
そのときも感じたことだがこの駅はちょっと複雑な構造、過日は高架ホームからの出発だったが今日は終端線を出入りする地上ホームで鹿児島本線からの「九州横断特急」を待つ。
天ヶ瀬から久留米までの特急「ゆふ」もそうだったがキハ185系、九州らしい赤色が精悍だ。
そいつに乗り込み、ここからは豊肥本線の旅。
少しの間だけ鹿児島本線と並行して走っていた列車は左に折れて、白川を渡り東へと向かう。
今日は名物駅弁にした。
「阿蘇赤うし弁当」と「鮎屋の極薦」。
特に「極薦」はその名の通り、「鮎屋三代」と「天草大王」を組み合わせた極めつけ。上品な出汁の効いた鮎飯と熊本地鶏のコンボは最高だった。
熊本空港の最寄り駅肥後大津を過ぎると、まもなく立野駅。南阿蘇鉄道の始発駅だが、ここで九州に3つあるスイッチバックのひとつを通過する。(と、いうことはこれでその「3つ」をすべて通過したことになる)
かなり見にくい写真で恐縮だが、次の赤水駅までの190mの登り勾配を駅を含めて2回スイッチバックして進んでいく。
赤水では「あそボーイ」と交換。
あちらにも乗ってみたかった・・・
赤水を出ると数年前にクルマで渡った踏切を通過し、
内牧、阿蘇と外輪山内側の駅を通る。
このあたりまで来ると
阿蘇五岳が車窓から見えてくる。
←これが有名なお釈迦様の寝姿だ。(オッサンと同じくメタボか!)
こちらはお顔のアップ。
宮地を過ぎると再び山へと入っていき、いくつか長いトンネルを抜ける。
列車は祖母山の北裾を地形に沿って走り県境を越える。
豊後荻が大分県最初の駅。
レールはここからまた、蛇行を繰り返しつつ盆地へ降りていく。
そしてほぼ下りきった盆地の中心部、川を渡るとまもなく豊後竹田に到着する。
一年ぶりの竹田到着。ただし前回はクルマだったので駅は初めて。駅舎の向こう、崖の上から滝が水を落としている。そう、ここ竹田は名水の町でもあった。九住、阿蘇山系の伏流水が湧水となって各所に湧いているのだ。
さて、今回は昨年行けなかった「滝廉太郎記念館」など駅の周辺を散策する予定・・・観光案内所で地図をもらって出発する。
<=その6へ 戻る ==>その8へ続く
<4日目 経路>
天ヶ瀬 9:47-特急ゆふ2号-10:46 久留米 11:00-九州新幹線さくら547号-11:19 熊本 11:39-九州横断特急4号-13:29 豊後竹田
翌朝もいい天気。再び玖珠川沿いを歩いて駅へ向かう。
川風に吹かれる鯉のぼりが美しい。
この日の目的地は竹田。昨年も同じ日に行ったのでちょうど一年ぶりの訪問となる。
ここからかの地まで、まっすぐクルマで行けば2時間弱・・・・のところを、列車を乗り継ぎぐるっと大回りしていく。
出発までの時間、昨日から気になっていた「駅前温泉」に寄り道。先客もいらしたので写真はほんの隅っこだけ、ですが川沿いの開放感ある混浴露天風呂を満喫。ただし川側はビニールシートで覆われている。少し白みがかった硫黄臭のある、よくあったまるいい湯だった。しかし駅前にこんな湯船があるのはうらやましい限りだし、その名の素朴さがまたなんとも言えない。
再び駅に戻り、やってきた博多行きの「ゆふ」に乗り込んだ。
ここからの鉄路は昨日の続き、久大本線を西へ向かう。
駅前のマーケットで入手したこいつがお供。
列車は玖珠川の谷あいを進んでいく。
日田彦山線との連絡駅「夜明」を過ぎると福岡県、今回五つ目の県に入る。
河童の駅舎が楽しい「田主丸」を通過して・・・・
左に鹿児島本線のレールを併せるとほどなく久留米到着。
乗り換え時間はわずかだったが、駅前散歩。
駅舎は南欧風の造り、ステンドグラスが美しい。
有名なタイヤレリーフも確認?
さて、この先はちょこっとだけ九州新幹線初乗車。
やってきたのは700系。(喫煙室があるのが一年前のオッサンだったら嬉しいところ・・・・だろう)
さすがに新幹線、・・・速っ!・・・あっという間に熊本へ到着。
(それでも2駅は通過している。)
3日振りに戻った熊本・・・
何故か懐かしい。
そのときも感じたことだがこの駅はちょっと複雑な構造、過日は高架ホームからの出発だったが今日は終端線を出入りする地上ホームで鹿児島本線からの「九州横断特急」を待つ。
天ヶ瀬から久留米までの特急「ゆふ」もそうだったがキハ185系、九州らしい赤色が精悍だ。
そいつに乗り込み、ここからは豊肥本線の旅。
少しの間だけ鹿児島本線と並行して走っていた列車は左に折れて、白川を渡り東へと向かう。
今日は名物駅弁にした。
「阿蘇赤うし弁当」と「鮎屋の極薦」。
特に「極薦」はその名の通り、「鮎屋三代」と「天草大王」を組み合わせた極めつけ。上品な出汁の効いた鮎飯と熊本地鶏のコンボは最高だった。
熊本空港の最寄り駅肥後大津を過ぎると、まもなく立野駅。南阿蘇鉄道の始発駅だが、ここで九州に3つあるスイッチバックのひとつを通過する。(と、いうことはこれでその「3つ」をすべて通過したことになる)
かなり見にくい写真で恐縮だが、次の赤水駅までの190mの登り勾配を駅を含めて2回スイッチバックして進んでいく。
赤水では「あそボーイ」と交換。
あちらにも乗ってみたかった・・・
赤水を出ると数年前にクルマで渡った踏切を通過し、
内牧、阿蘇と外輪山内側の駅を通る。
このあたりまで来ると
阿蘇五岳が車窓から見えてくる。
←これが有名なお釈迦様の寝姿だ。(オッサンと同じくメタボか!)
こちらはお顔のアップ。
宮地を過ぎると再び山へと入っていき、いくつか長いトンネルを抜ける。
列車は祖母山の北裾を地形に沿って走り県境を越える。
豊後荻が大分県最初の駅。
レールはここからまた、蛇行を繰り返しつつ盆地へ降りていく。
そしてほぼ下りきった盆地の中心部、川を渡るとまもなく豊後竹田に到着する。
一年ぶりの竹田到着。ただし前回はクルマだったので駅は初めて。駅舎の向こう、崖の上から滝が水を落としている。そう、ここ竹田は名水の町でもあった。九住、阿蘇山系の伏流水が湧水となって各所に湧いているのだ。
さて、今回は昨年行けなかった「滝廉太郎記念館」など駅の周辺を散策する予定・・・観光案内所で地図をもらって出発する。
<=その6へ 戻る ==>その8へ続く
<4日目 経路>
天ヶ瀬 9:47-特急ゆふ2号-10:46 久留米 11:00-九州新幹線さくら547号-11:19 熊本 11:39-九州横断特急4号-13:29 豊後竹田
2015年07月07日
「ゆふいんの森」に乗って 2015年 5月 4日 その2 (晴れ)
大分駅はリニューアルしたばかり。この駅も水戸岡さんが監修したデザインらしい。 駅構内は連休と言うこともありイベントで盛り上がっていた。
ちょっと外の空気?を味わって、再び鉄路の旅人に戻る。ここからは久大本線。有名な「ゆふいんの森」に乗り込む。
JR九州が誇るハイデッカーの観光列車、作られてからの時間は経っているとはいえさすがにそのインテリアは素晴らしい。
こちらが発車するのと同時にもうひとつのホームから人吉行きの「九州横断特急」も出発。
ほんの少しの間、並行して走っていたがやがて北と南に分かれてそれぞれ西へ向かっていく。
これもとってもいいシチュエーションだった。
ビュッフェでワインを買ってきて乾杯。アテは宮崎の駅でゲットした懐かしい駄菓子。
流れる車窓の光景を眺めながら、まったりとした時間を満喫する。
しばらくすると由布岳が見えてきて由布院駅に到着。
この駅で多くの乗客が降り、そしてまた同じくらいの温泉帰りの方たちが乗り込んでくる。
オッサンは賑わう温泉地を素通りして別の湯へ向かっていく。
ここで線路はヘアピンカーブのようにUターン、由布院盆地を西に行く。
水分峠をトンネルで通過して次は豊後森に停車。玖珠川沿いに線路は続いていく。
鹿児島から宮崎への山越えのときにも見えたが、ここでも藤の花が美しい。
そんな風に車窓を楽しんでいると、あっという間に今日の下車駅「天ヶ瀬」に到着した。
ホーム脇では今が盛りのツツジが出迎えてくれる。
駅の隣にはこんな「手湯」もあって温泉場らしい雰囲気をかもしだしていた。側には温泉の所縁を解説した看板もある。
開湯1300年という、旧い温泉街は玖珠川沿いにいくつかの宿が軒を並べるが今宵の塒はここ「湯の香荘」。
宿に着いて一息入れ、女将さんから是非行きなさいと言われて訪れたのがここ。
駅方向に戻りなお先に行くと左に折れる道があり、すぐのところ。水量豊富で飛沫が桜の花びらのようなのでこの名がつけられたという。幅15m、落差は約25mほどの滝。
近くで見ると結構な迫力。確かに涼感があり、温泉の前に訪れるのにはいいかも・・・・・
再び玖珠川沿いの道を宿へと戻り、いよいよ湯へ向かう。
源泉67度という単純硫黄泉が惜しげもなく掛け流されている。
(湯口では48度くらいか、少し熱め)
ちょっと青みがかった湯だが、日によって色味は変わるという。
カランも源泉、蛇口は温泉成分で真っ黒だ。
硫黄泉だがさっぱりとした湯感。身も心もゆったりと落ち着く。
湯船に浸かっていると頭の方からガタゴトと列車の通過音?がきこえた。
風呂場の上のほうに窓があり、そこに線路があるみたい。この感じ、昔行った長門湯本の温泉宿でも経験した・・・・・何故か懐かしさがこみ上げる。
食事は広間で頂いた。
正直、どうってことのない普通の旅館食、
山口県から来たという、親戚一同の方たちとご一緒、
可愛いお子さんもいて、なにか田舎に帰ったような夕餉だった。
食後、川沿いをそぞろ歩き。ところどころに灯りが点り、川風も心地よい。
オッサンは川べりの混浴露天に浸かる。
(さすがにGW、結構入浴客も多くカミサンは断念・・・・)
大きくも小さくもない、温泉街と川沿いの散歩道。
皐月の夜風がほろ酔いの顔に涼しい夜だった。
<3日目 経路>
鹿児島中央 8:48-特急きりしま6号-10:57 宮崎 11:36-特急にちりん12号-14:40 大分 15:03-特急ゆふいんの森4号-16:32 天ヶ瀬
<=その5へ戻る ==>その7へ続く
大分駅はリニューアルしたばかり。この駅も水戸岡さんが監修したデザインらしい。 駅構内は連休と言うこともありイベントで盛り上がっていた。
ちょっと外の空気?を味わって、再び鉄路の旅人に戻る。ここからは久大本線。有名な「ゆふいんの森」に乗り込む。
JR九州が誇るハイデッカーの観光列車、作られてからの時間は経っているとはいえさすがにそのインテリアは素晴らしい。
こちらが発車するのと同時にもうひとつのホームから人吉行きの「九州横断特急」も出発。
ほんの少しの間、並行して走っていたがやがて北と南に分かれてそれぞれ西へ向かっていく。
これもとってもいいシチュエーションだった。
ビュッフェでワインを買ってきて乾杯。アテは宮崎の駅でゲットした懐かしい駄菓子。
流れる車窓の光景を眺めながら、まったりとした時間を満喫する。
しばらくすると由布岳が見えてきて由布院駅に到着。
この駅で多くの乗客が降り、そしてまた同じくらいの温泉帰りの方たちが乗り込んでくる。
オッサンは賑わう温泉地を素通りして別の湯へ向かっていく。
ここで線路はヘアピンカーブのようにUターン、由布院盆地を西に行く。
水分峠をトンネルで通過して次は豊後森に停車。玖珠川沿いに線路は続いていく。
鹿児島から宮崎への山越えのときにも見えたが、ここでも藤の花が美しい。
そんな風に車窓を楽しんでいると、あっという間に今日の下車駅「天ヶ瀬」に到着した。
ホーム脇では今が盛りのツツジが出迎えてくれる。
駅の隣にはこんな「手湯」もあって温泉場らしい雰囲気をかもしだしていた。側には温泉の所縁を解説した看板もある。
開湯1300年という、旧い温泉街は玖珠川沿いにいくつかの宿が軒を並べるが今宵の塒はここ「湯の香荘」。
宿に着いて一息入れ、女将さんから是非行きなさいと言われて訪れたのがここ。
駅方向に戻りなお先に行くと左に折れる道があり、すぐのところ。水量豊富で飛沫が桜の花びらのようなのでこの名がつけられたという。幅15m、落差は約25mほどの滝。
近くで見ると結構な迫力。確かに涼感があり、温泉の前に訪れるのにはいいかも・・・・・
再び玖珠川沿いの道を宿へと戻り、いよいよ湯へ向かう。
源泉67度という単純硫黄泉が惜しげもなく掛け流されている。
(湯口では48度くらいか、少し熱め)
ちょっと青みがかった湯だが、日によって色味は変わるという。
カランも源泉、蛇口は温泉成分で真っ黒だ。
硫黄泉だがさっぱりとした湯感。身も心もゆったりと落ち着く。
湯船に浸かっていると頭の方からガタゴトと列車の通過音?がきこえた。
風呂場の上のほうに窓があり、そこに線路があるみたい。この感じ、昔行った長門湯本の温泉宿でも経験した・・・・・何故か懐かしさがこみ上げる。
食事は広間で頂いた。
正直、どうってことのない普通の旅館食、
山口県から来たという、親戚一同の方たちとご一緒、
可愛いお子さんもいて、なにか田舎に帰ったような夕餉だった。
食後、川沿いをそぞろ歩き。ところどころに灯りが点り、川風も心地よい。
オッサンは川べりの混浴露天に浸かる。
(さすがにGW、結構入浴客も多くカミサンは断念・・・・)
大きくも小さくもない、温泉街と川沿いの散歩道。
皐月の夜風がほろ酔いの顔に涼しい夜だった。
<3日目 経路>
鹿児島中央 8:48-特急きりしま6号-10:57 宮崎 11:36-特急にちりん12号-14:40 大分 15:03-特急ゆふいんの森4号-16:32 天ヶ瀬
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