2015年05月

2015年05月22日

        人吉温泉・芳野旅館に泊まる      2015年 5月 2日(晴)  

20150502 (136)20150502 (135)    メインの出口とは反対の北側で降りたのはこれが目当てだった。「大村横穴群」と呼ばれる、崖にいくつもの横穴が開い20150502 (145)たところ。人吉には多くの見所があるがここだけは行ってみたかった。こういう”不思議な?”場所は国内外問わず行きたくなるのが性分だ。 


  ちょっ20150502 (104)と長くなるがこの場所にあった説明文によると・・・・・
  「横穴」は、6世紀から7世紀の古墳時代後期に造られた「墓」であり、この中の8基の横穴の外面には動物、武器、武具、幾何学文様(円文・三角文等)の装飾がある。・・横穴の構造は、羨門・羨道・亡くなった人を寝かせる玄室からなり、これらの構造は古墳時代の高塚古墳(前方後円墳、円墳等)の横穴式石室と共通するものである。
  だそうで要するに古代豪族のお墓だね。

  20150502 (112)こんな解説もある。
20150502 (141)20150502 (106)
20150502 (140)





20150502 (121) ふたつの壁の間には上に通じる道があって、元気な高校生たちが降りてきた。
 20150502 (144)  振り返ると駅には20150502 (146)「シンフォニー」が入線、古代と現代が頭の中で交錯する。



20150502 (149)
20150502 (155) 
20150502 (156)  さて今宵の塒はこちら、「芳野」さん。駅から3分ほどの住宅街の真ん中にある明治42年創業という老舗宿だ。もともと料亭だったそうで木造の建物が暖かい。20150502 (157)20150502 (160)建物は国の有形文化財だそう。通された部屋は窓から中庭が見渡せる、静かで趣のある8畳間。P5210084

  頂いた名刺の裏には女将さん手造りの兜が・・・かわいい・・・


  20150502 (166)20150502 (168)源泉掛け流しの湯はナトリウム-塩化物 炭酸水素塩泉20150502 (171)で源泉温度は54度というが、浴槽で調度よい湯加減。20150502 (170)内湯の窓の外には船形の露天風呂もある。無色透明の湯はほんのりとした塩っ気。充分あったまるいい湯だ。



P5020059P5020060P5020061P5020062P5020063P5020067


     
        お楽しみの夕食は一階の食事処で中庭を愛でながら頂く。

P5020058  さすがに元料亭だけあって品のいい出汁が効いた献立。
20150502 (194) 旬は筍、いろいろ工夫してつかわれていたのがおいしかった。
  6月に入り鮎が解禁になると天然ものも出るそうで、 それを目当てに来られるお客さんも多いとか。(うるかは頂きました)



  ところで、この街についてからなにやら賑やかな音色がずっと聞こえていた。17365034_x
  フロントで聞いてみたらこの日と翌日が「お城まつり」だそう。メイン会場は夕方でおしまいだそうだが夜にはパレードがあるという。
 「このすぐ裏手の川をちょっと行けば、その通り。今夜は早めに食事摂ったほうがいいわよ~」
 そ20150502 (199)のお言葉に従い、夜の街へ繰り出す。
 旅館の裏手の塀沿いに山田川べりの道が続き、程なく橋のかかるメインストリート。
20150502 (200)     祭りの山車が通っていく。
20150502 (203)20150502 (208)





20150502 (212)   ちょうどこの橋の上が休憩点になるのか、みんなここで一息いれるみたいだ。
20150502 (213)20150502 (218)  思いかけず出あえたので、何か得をしたよう。
  20150502 (241)屋台もたくさん出ていたが・・・・
  やっぱりクマモンが。



20150502 (235)  普段は山の宿が多いのでこんな光景にはあまり遭遇しない。なので、たまにはこういった20150502 (229)
20150502 (232)20150502 (248)  「夜の街歩き」も楽しい。
  球磨川を渡る「大橋」の向こうには城の門がライトアップされていた。


  20150502 (257)宿に戻る途中、というよりもう宿へは眼と鼻の先という場所で見つけた看板に釣られて20150502 (256)入ったのがここ。
 焼酎ベースのカクテルなどを頂く。20150502 (258)
  東京でアパレル関係に勤めたあとパリでしばらく過ごしたという「お姉さん」のお店。
  楽しい会話に、つい腰を落ち着けてしまうオッサンたちであった。

   <=その1へ                                    ==>その3へ続く



mackkmackk55 at 00:50│コメント(2)トラックバック(0) | 

2015年05月14日

       ”似非”  ななつ星 in 九州 発車        2015年 5月 2日(晴)  

 
忙しさと体調不良で更新をサボっているうち、あっという間にGW。今年も(3年連続となるが)このところ凝っている九州へ・・・ただし、山はまだパス・・・それなら、と鉄道で巡る旅を計画した。 そのコースは偶然にもあの「ななつ星」のルートに良く似たものになった(まあ、路線が限られているから当然と言えば当然なのだが)。
 サボった期間のネタはそのうち(って、いつのことだか・・・ですが)ダイジェストするとして、こちらも3話連続の九州編で恐縮ながら再開・・・・・

 20150502 (2) 今回も出発は熊本から。20150502 (3) 当初は「A列車」で三角を往復し、熊本で一泊後「SL人吉」で南下する予定だったのだが生憎SLの切符が取れず・・・それなら・・・とまずは人吉まで普通列車で行くことにした。

20150502 (7)
   車両は817系、普通列車でもさすがJR九州、そのデザインは素晴らしい。木と皮のシートはシックで落ち着きがある。

20150502 (10) 何故か!「鹿児島黒豚ステーキ弁当」をほおばりながら車窓を楽しむ。実は今回の旅では列車に乗る以外の楽しみは食事と温泉くらい(いや、要所ではちゃんとプチ観光も設定しますって)・・・なので本来は熊本駅で 熊 馬刺やカラシレンコンとだご汁の昼飯にしよう20150502 (18)ともくろ20150502 (16)んでいたのだが、空港バスの渋滞による遅れと熊本駅「みどりの窓口」での5日分のチケットの発券に時間がかかったせいで最初から駅弁となってしまったのだっ20150502 (20)た。
 そんな訳で箸を片手にしながら、あっという間に八代へ到着。


20150502 (26)20150502 (27)20150502 (28)20150502 (25) 





        
 20150502 (21)
 ここまでは鹿児島本線、この駅で肥薩線に乗換えだ20150502 (30)。ここからの車両は平凡なキハ47だがアコモはそれなりに改装されている。
  肥薩線はもともとの鹿児島本線だが後輩の海沿いの路線との対比から「川線」と呼ばれていた。
 
  三大急流で知られる球磨川沿いに「川線」は延びていくが、しばらくはまだ普通のゆったりとした流れの脇を行く。
20150502 (33)20150502 (39)20150502 (40) それでも見晴るかす川面は美しい。そして少しずつ山に分け入っていくのが感じられてうれしい。
 

  20150502 (44)当初右岸を進んでいた列車は5つ目の駅鎌瀬の先で鉄橋を渡る。
  そこからはトンネルも多くなるが、まだまだ球磨川はおっとりと水を湛えている。
20150502 (46)20150502 (51)20150502 (53)20150502 (55)





20150502 (58)  白石駅で上りの「SL人吉」との交換。時刻表から予想はついていて運転席横の特等席?に20150502 (61)陣取るも、片手のコン20150502 (59)デジで撮っていたビデオに気をとられているうちに機関車とはあっという間にすれ違ってしまった。(おまけにビデオのほうもイマイチどころかイマ××、二兎を追うものなんとやら・・ということか....)そんな僕の姿を見ていた、ひとつ前の席にいたオバサンが話しかけてきた。その方もよくビデオ片手に鉄道の旅をするという。 「くまがわ鉄道もいいわよー」とのこと。 お聞きするとお住まいは湯前だそう。 
    (自分の住むところの鉄道を愛するのって、やっぱりいいですね・・・・)

  球泉20150502 (68)洞(という名の鍾乳洞がある)駅でくまがわ下りを体験してきたと思しき、女子4人組が乗車してきた。そのあたりから少しは流れもそれっぽくなってくる。
20150502 (72)20150502 (73)20150502 (69)




 川面にはゴムボートの姿もちらほら出てきたが、それでもまだそれほどの急流には20150502 (75)見えない。もっともこちらはかなり上の場所を走っているので、そのせいなのかもしれないが・・・・20150502 (78)20150502 (80)
  那良口20150502 (82)駅と渡駅の間で再び線路は右岸に移り、その先からは川ともお別れ。ちょっと開けた盆地に入っていくとまもなく西人吉。 

  側線の数が20150502 (96)どんどん増えていき、車両庫が見えてくるともうこの列車の終着人吉だ。 20150502 (99)
  その側20150502 (95)線には例のくまがわ鉄道の田園シンフォニー号がのんびりと停車している。
  この時点で16:00、そちらにも乗ろうと思えば乗れなくはないが本日の鉄路はここまで。跨線橋を渡り、そのくまがわ鉄道の駅から外に出た。
                                   
 <1日目経路>  
羽田空港10:10-ANA643-11:55熊本空港-連絡バス-熊本駅14:00-5236M-14:36八代14:44-1231D-15:58人吉

                                              ==>その2へ続く



mackkmackk55 at 06:10│コメント(4)トラックバック(0) |