2015年01月

2015年01月21日

    (PB020181A2日  本土最南端へ
                   2014年11月 2日(雨のち曇り)
     翌朝も雨模様。まあこればっかりは仕方ない・・・・
  三連休の中日なのでこの日は最南端を目指す。
  宿の場所からは直接南に下る道も地図にはあったが、かなり険しそう。 どうせならとりあえず岸良に戻って、海沿いの国道446号をもう少し走ってみよう。   国道といっても道幅は狭く、海沿いを地形に合わせて上り下りする。昨日行った岸良海岸が眼下に見渡せた。
  
 しばらく海沿いに走ると右に大きくカーブする先に大きな橋が現れる。国道はここから東南に向けて走っていくのだがPB020185、もうしばらくまっすぐ進んでいく。PB020198 10分ほどでここ、辺塚へ到PB020199着。
  数件の民家の間を通っていく。道端にはサボテンが生えている。
  道を抜けると、突然海が拓ける。
   

     そこが「辺塚海岸」PB020192だ。 夏には海がめが産卵に訪れるという砂浜は昨日の岸良よりずっと素朴で何もない、まさに自然そのままの海岸だった。
   PB020193  本当に素のまま、誰もいないので少しミステリアスな気持ちになってくる。
  昔のSF「渚にて」なんてのを(全く関係性はないけど)思い出してしまう。・・・まあ、すぐ近くに民家はあるし、それほどのことはないのだが・・・


PB020200   そこからまた先ほどの分岐に戻り、新しくできた道らしい国道を進んでいく。
PB020202  大隅の東海岸はほとんど平地がなく、山からストンと海に落ちている海岸線だった。それはこの後進んでいく急勾配を登っていくことで実感できる。地図で想像するよりもずっと急峻な山道で標高以上に険しい山道が続く。


PB020205   PB020208半島の東西真ん中辺りで国道を離れて南に向かう。
  PB020221そこにあるのは河川にある不思議な千畳敷。  雄川の支流にあたる花瀬川、山の中の川らしい鋭い流れだ。

 この日は水量も多くもなく少なくもない感じだったのかも・・・だが、水が流れる場所と全く涸れている場所があって面白い。  可愛い鳥たちもたくさんいて、眼の保養になる。
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  再び南を目指す。
  谷沿いの道をしばらく行くと再び峠道に入る。結構急な勾配で登りきった場所には発電用の風車もある。海風が強いのだろうと思う。前世紀の終わりに行ったスペインの大西洋側にあったウィンドファームを思い出す。

 今、この県では原発の再稼動が話題になっているが、まだまだ他にやれることや環境に優しいというだけでなく本当に経済的な意味でもいろいろ志向していくべきことがあるのではないかと思う。

 ところでいつも感じる、九州と本州との植生の違いだが特にこのあたりの山道を走っていると本当にその違いに気が付く。オッサン、植物に関しては門外漢だがさすがに常緑樹と落葉樹の区別ぐらいはわかる。目立つのはスダジイやタブノキなどの太っ腹?な木々たち。この辺りには紅葉しそうな植物はほとんどないよう・・・

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 そして、佐多岬への最後の道に入るとそれはもっと激しく変わってきて、ガジュマルやシュロがメインになってきた。
   途中では猿の大ファミリーにも遭遇。道路の真ん中に群れでドカッと座っていた。さすがに車が近づくと脇に退くが、子供を背負った母猿の鋭い視線に子を守る強い気持ちが感じられた。
  PB020277PB020235ガジュマルの林を抜けると再PB020231び坂を登っていく。道の両側には当たり前のようにハイビスカスが咲き誇っている。まもなく道路の終点、佐PB020232多岬へのトンネル前にある駐車場に出る。

 


PB020233PB020234公衆電話が面白い形・・・で思わず撮ってしまった。)

 


PB020237
   PB020238 トンネルを抜けるとほぼ本土最南端、岬までの遊歩道がつけられている。
PB020239 南国の樹木の間を歩いていくと「御崎神社」が鎮座。
PB020241PB020242PB020272  この御社は縁結びの神様だそうで、宮司さんは饒PB020273舌な方、来歴など色々教えていただいたのだが、さっぱり忘れている(情けねぇ・・・・・)。


PB020244   神社を後にしばらくPB020246行くとちょっと傾斜が出てくる。
  最後は階段、を登って「佐多岬」sata到着。
  ガス気味だったので奄美は見えず、昔向こうからこちらを眺PB020256めて行きたいと思った場所の開聞岳もうっすら水蒸気の向こうだったPB020254

PB020245PB020250
PB020255





PB020265  ここに着いたのがちょうど12時ころ。

  海水は綺麗だし、
  なにしろ「先っぽに来たぁ~」という充実感に満たされた。
  
  で、午後はまた北に向かう。
  


mackkmackk55 at 03:40│コメント(3)トラックバック(0) |