2013年11月

2013年11月24日

   (2日目  飯豊山 (2105m) のお花畑を歩く    
                                                                      2013年 8月6日(雨時々
曇り
 切合小屋 7:30-8:20 草履塚 8:25-8:40 姥権現 9:00 - 10:10 本山小屋 11:40-12:00 飯豊山頂 12:40-12:55 駒形山 13:05 -13:55  御西岳下 14:05 -14:15 御西小屋

iide2 (1)   ♪今日は朝から雨・・いやな天気やけど・・もう一杯、飲みたい気分~♪
  (って、これから山に登るのに飲んではいられませんが・・)

 
 今年は「山で起きたら雨!」が定番となってしまった。
 明け方はそれほどでもなかったが5時を過ぎると激しい雨脚となってきた。
 九州組は今日、大日まで往復するとのことで早々に出発、高校生達は先生が「もう少し様子を見てから出ます」 と仰っていた。

 ところでオッサン達、今回は通常2泊3日のコースを3泊でのんびり歩く予定を組んでいた。
 (夏休みを当てたこともあり、初めての飯豊だったのでいつもとは違い時間をたっぷりとっていたのだ)
iide2 (2) なのでこの日は予定していた大日を翌日に回し、御西小屋までのゆっくり行程とすることにした。
 小屋の管理人さんも 「それだったら、ゆっくり出ればいいね」 と言ってくれて、他の登山者が皆出て行ったあと、ちょっと小降りになったかなぁとの頃合で出発。iide2 (4)
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 とはいえ、まだ ♪雨は降る降る~(古っ!)♪ なので遠くの山並みはまったく見えない。ともかく目の前の草履塚までひと登り。
 
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iide2 (6) ここからは残雪の間を歩く。
iide2 (8) でも近くにはお馴染みのイワカガミやチングルマが美しい。
iide2 (9) 雨で沢状になった道は歩きにくいし、途中から傾斜も急になってきて結構しんどい。

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iide2 (12) それでもコバイケイソウの「歓迎してくれている」かのような咲きっぷりがうれしい。

iide2 (13)  小一時間ほどで最初のピーク、草履塚へ到着。
  一息ついた後は鞍部までの下りになる。 
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 iide2 (17) 時々姿を現す稜線を眺めながらゆっくり下っていくと「姥権現」の標識。
iide2 (18) 女人禁制であった飯豊に禁を破って山中に入った「小松のマエ」という女性が、神の怒りに触れて石に変えられたという伝説の場所だと言われているらしい。
 行動食をつまみながら一服・・・していると頂上方向から降りてくる方と遭遇。御西小屋に泊まってきたそう。そのあとからもお二人、岩場を下っているのが見える。
 iide2 (19)そのご夫婦、ご主人が会津出身だそうで、そちらでは「長男は必ず飯豊に登らされる」けど・・・ご自iide2 (21)身は初めてだという。 
 今は関西にお住まいだそうで、やっぱりここに登らなきゃね・・と来たそうだ。それぞれの地方で山に関する風習はいろいろあるのだろう。そんな話を聴けるのもまた山のいいところだ。


iide2 (20) この先は「お秘所」といわれる、さきほどそのご夫妻が下ってきた岩場。
 雨で濡れてはいるが、すいすいと登っていく。iide2 (22)
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iide2 (24)iide2 (25)  御前坂という場所からはほぼ一直線iide2 (26)の登り。
 
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    二王子を過ぎると小屋はもうすぐ。
 iide2 (34)時折小降りになってくれる雨の中を登っていくと、小屋が目の前に。
 だが、このあたりでまた雨脚は激しくなってきた。
  ここで雨宿り、そして昼飯にした。iide2 (31)
 (管理人さんが、「中で休め」と言ってくれたので小屋の中で)
  食後には、でっかい缶詰を開けて「みかん食うか?」と出していただいた。
       「これiide2 (32)、八朔ですねぇ」
  「そうか。そういえばずいぶんでけえみかんだなあと思ったんだぁ」
   ここには飯豊山神社があって御神体である山頂を控えた社殿があった。

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iide2 (37) みかんを頂いてのんびりしすぎたが、また少しだけ雨がおさまったころあいで山頂へ向かう。
 小雨iide2 (38)の中をゆっくり歩いて20分ほど、山頂に着いたら少しだけ晴れ間が広がってきた。iide2 (39)iide2 (40)iide2 (44)
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iide2 (47) 稜線の景観が素晴らしい。
 やっぱりここに来てよかった、っていうのはいつも思うこと。
iide2 (50)iide2 (51)
 山頂では(ちょっと自分たちより先輩の)新潟からのパーティーと一緒・・・で久しぶりに・・・・santyou

証拠写真。(を撮っていただく)


iide2 (52)iide2 (53)  
iide2 (56)頂気分を満喫したあと、一瞬ダイクラ尾根のほうへ下ろうとしてしまい、
 「そっちじゃ
ないよー」
 と注意されてしまったが、
 「ここから先のお花畑はきれいだよ」
 とも教えられ、すぐ先の駒形山へ歩を進める。
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iide2 (60)iide2 (62)



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             残雪の間に輝く花たちを愛でながら歩いていく。iide2 (64)
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 確かに、この辺りが飯豊の真骨頂だろう・・・と思った。
 運よくその頃は雨雲も切れてくれて、気持ちのいい稜線散歩をさせてもらった。

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iide2 (97) 登山道は御西岳の裾を巻いて行iide2 (95)くが、そのあたりでまた一服。iide2 (109)
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iide2 (113)  霧の先に可愛いらしい?御西小屋も見えてきた。


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   今日はこまで。

 
予定通り?ゆっくり行程での飯豊、管理人さん自ら言う「多分日本一高い缶ビール(1iide2 (119),000円!)」iide2 (114)、雪渓の脇を下り水場に向かうオッサンであった。
   
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2013年11月10日

   (1日目  大日杉から切合小屋     2013年 8月5日(曇り時々晴れ)

 大日杉小屋登山口 5:55-7:05 920m地点 7:15-8:15 樹林帯切れ間 8:30 -9:25 地蔵岳 9:40-10:45 目洗い清水 11:00-12:05 御坪12:30 -14:00 切合小屋
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 前日、宿の方から「5時出発でいい?」と言われていた。(予約した際には6時と聞いていたのだが、無論山に入るには早いに越したことは無い)20130804_191557_21
 朝食は昨夜受け取ったお弁当だったが、そこそこボリュームもありおいしかった。また、昼食用の粽も用意していただいて、これは行動食としても重宝した。

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 宿から登山口までは30分ほど、中津川の集落を通って川沿いに登っていく。その先の福島側への道は今は通行止めになっているらしい。
 その分岐点から林道へ入ってしばらく走ると登山口。
 「お気をつけて行ってください」との言葉に、
 こちらも宿の方にお礼を言って山小屋の前の広場で身支度をする。
iide1 (1)
 ここでは山岳部の夏山合宿だろうか・・・十数人の高校生たちが小屋の前のテーブルでやはり出発の準備を整えていた。
 「おはようございます!」
 という、元気な挨拶が気持ちいい。
 
 そこで顧問の先生が一喝。
 「こらっ、お前ら!その辺のものかたずけろ! 他の登山者に迷惑だろう」
 なんか、40年前の自分を思い出してしまう。
 (うん、うiide1 (2)ん、そうだよね) と思いながらちょいと一服後、彼らの出発からしばらく間をとってこちらも歩き始めiide1 (4)る。
 
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iide1 (7) 沢沿いに森の中に入ってしばらく行くときつい登りが続く。
iide1 (6)iide1 (8) 「ざんげ坂」というらしい。
 

  「なんで、こんな名前なんだろう?」
  「この坂であなたの普段の生活を懺悔しろってことじゃない」
  「その言葉、そっくり返します」
 などと、この辺では余裕?の会話。
 iide1 (9) 8月の東北の山らしい緑の中を登っていく。
iide1 (10)iide1 (11)  高校生たちとは何度も抜きつ抜かれつつ、先生とも会話。
 今日は本山小屋まで行く予定だと言う。出発が予定よりも早かったので、僕らもできればそこまで行きたい・・

iide1 (12)  きつい坂も周りの木々やたまに拓ける下界の(とはいってもかすんではいるが)景色に、そして何より自分たちの子供世代の元気にも助けられて、iide1 (13)すいすい登っていけた。

 その先で樹林帯が切れて山が見えてきた。
 三国か種蒔か良くわからないがやはりピークが見えると励みにもなるし、山に来た感じになる。
iide1 (14)
  ちょうどそのあたりで九州からのパーティーと遭遇、行く先の山を見て
  「あれが地蔵ですかねぇ?」
  「いや、まだその奥では・・・?」
  なiide1 (15)どと、この先のことを話しつつ、ほぼ一緒に登っていくことになった。
  そこからは一旦鞍部に下り、再びジグザグの登り返しになる。
  木々の中を出たり入ったりしながらひと登りすると三叉路のような場所に「地蔵岳」の標柱があっiide1 (17)た。
 道は右奥のほうがはっきりとしているが、そちらは廃道になった昔の登山道のよう。こiide1 (19)こからは左に折れて、飯豊の稜線に向かうのが正しい道らしiide1 (18)い。
  ここで休憩、粽を食べながら周りの花々を見て一服iide1 (20)
 クルマユリにタカネニガナ、そしてセンジュガンビの群落が美しい。
 ほどなく高校生一行も登ってきて、「あー、きついぃ--」
 などといいながら、でも先生や顧問の方に励まされつつ先に進んでいった。
 のんびりしていた僕iide1 (24)らが最後iide1 (22)の出発。
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 再び樹林帯の急な下り、いつものことだが(せっかくここまで登ってきたのに・・)の世界だ。

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 iide1 (26)下り終えるとしばらくは平坦な道。しかーし!ここは東向きの斜面、日差しがきついiide1 (27)。ここで結構バテてしまった。iide1 (28)
  
  目洗い清水(実際はそのちょっと手前だったが)で休憩して、また先を目指す。
 

iide1 (31)しばらく進むとニッコウキスゲが咲き誇っている場所に出た。
iide1 (32)iide1 (29) 背後にはうっすらと飯豊本山?が見える。
 ここで鋭気を養い、再び先へ・・・・
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iide1 (34)iide1 (35) 
  ウメバチソウにマツムシソウそして蜘蛛の巣についた露も美しい。
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iide1 (38)  またしばらく樹林帯を下り、いきついたところが「御坪」という場所。
  そこで昼飯。先に着いてた九州の方々が出発し、高校生たち(途中ダケカンバの下の鞍部で休憩していた)をやりすごしてから腰をあげる。

iide1 (39)iide1 (42)ここからは飯豊本山に連なる稜線への登りとなる。
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かなiide1 (47)りきつい階段状の道やちょっとした岩場を過ぎると右手に 山小屋が見えてきた。iide1 (48)




iide1 (49)  見た目では近いがまだ高度差もあるし、なによりまずは稜線に出てぐるっとひとまわりしなけれiide1 (50)ばならない。
 空模様は怪しくなってきて時折雨粒が落ちてくる。それでも周りは山らしい、いい景色。
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iide1 (55)  雪に倒れていたダケカンバも息を吹き返しているし、サラサドウダンも美しい。
 そんな光景に目をやりながら再び下っていくと・・・
iide1 (56) 
 雪渓の辺りで、前の2組が苦戦していた。
 この写真では解りづらいがここはまっすぐ右にこの雪庇を渡っていくのが通常のルート。ただ、かなり雪も溶けてきているので下はスカスカになっている。僕らも彼らの後を追っていったが、その先に巻き道はなさそう。
 結局もとのコースに戻りその雪庇を渡っていくことにした。
iide1 (57) その先では美しい花たちが迎えてくれていた。iide1 (59)
iide1 (58)iide1 (60) ここでは絶対見てみたかったイイデリンドウはもちろんのこと、越後の山で出会って感激したヒメサユリ、ハクサンコザクラやイワイチョウそして 今年は「当たり年」だというコバイケイソウも・・・
iide1 (62) 
iide1 (61)iide1 (63) ここまで来ると、山にきたなぁと実感する。

iide1 (64) 主稜線の手前の雪渓は踏み跡もあったがかなり傾斜も急だったので、巻き道を通過。
 

iide1 (65) ケルンを過ぎると小屋ももう近い。iide1 (70)
iide1 (66) 
iide1 (71) 再び怪しくなってきた空と追いかけっこしながら?到着。

 
 すぐに残りの2パーティーも着いて、周辺は賑やかになってきた。
 九州組はテン泊。
 (僕らと同じ梶川尾根を下る予定だったが、変更して弥平四郎に降りることにしたそう)iide1 (69)
 iide1 (72)
 空模様は相変わらずだったが、小屋の前で高校の先生やOBのコーチの方とウィスキー片手にお話させていただく。
 仙台一高(イッコウといったらイチコウですと念を押された)の山岳部、数年前から共学になって今年は初めて山岳部に女子が入ったらしい。
 先生の話では共学になるとだんだん女子のほうが上を行くようになるらしい・・・
 (なんとなくわかる気はするが・・・)
 もちろん、そのほかコーチの方の山の話や高校現役時代のトレーニングのことなど、楽しく会話させていただいたiide1 (76)
 その間になにやらいい香りがしてきた・・・のは高校生諸君が飯の支度をしていたから。
iide1 (75) それをカミサンが写真を撮らせてもらいに行っていた。
 ←ウマそう!(オッサンにとってはビールのアテに最高か。_(._.)_)

iide1 (78) ここは水場も目の前、先ほどの雪渓から引いている水だ。
そしてiide1 (80)トイレも新しい(ただし鍵締め忘れずに)。


iide1 (77) 我々の夕飯はパエージャ。(&サラダ)
 今回初めてだったが、無洗米とちょっとした具が入ったスープがセットになったパッケージ。
 六合のソーセージと一緒に炊いたこの飯はなかなかだった。


mackkmackk55 at 01:59│コメント(2)トラックバック(0) │

2013年11月04日

  (プロローグ  まずは白川温泉で一泊     2013年 8月4日(晴時々曇り)P8040115 
  ああーっ、怠け者ブログ、ついにタイムラグが3ヶ月を越えてしまった(毎度のことか)が、くじけず霞みにかかった記憶を頼りに続けていこう。

 東北の山と温泉は大好きで何度も行ってはいるのだが、夏休みなど長い休暇が取れるときにはやはり北アを優先してしまっていた。
  だが、そろそろいいかも・・・と、何度か下界から見上げていて憧れだった飯豊に行くことにした。

 当初は小国町の飯豊温泉から入って福島方の川入へ降り、磐越西線で角神か咲花あたりの温泉に浸かるコースを考えていたのだが、今年の豪雨で川入集落は孤立状態になったという。(辿ってみたかった石転び沢も入山禁止だ)
 しかし本当に今年の東北は雨にたたられていて、大変だった。前回の山行でも山形の方々とお会いしたが、豪雨のために浄水場がだめになり、水はいらんほどあるのに飲み水が無いというお話もお聞きした。(震災といい、この酷い雨といいまったく大変な思いをされている方々には何と言っていいのか・・・だが、一プロ野球ファンとしては楽天の日本一!良かったと思う。・・・おめでとうございます。って、相も変わらず能天気なオッサンかっ・・・・)

 というわけで色々調べてこの白川温泉の先、大日杉口からのコースがいいかなと思った。
 白川ダムの側にある(三セクっぽい感じの)温泉宿が駅までと登山口までの送迎をしてくれるらしい。料金も手ごろなので山登りの前泊はここにした。

 出発の数日前、宿から連絡があった。当初、迎えに来てくれるといっていた「手ノ子」駅ではなく「羽前椿」で降りてくれとのこと。再びの豪雨で羽前椿から小国の間が不通になってしまったらしい。
 山に入る前から不吉な予感、なんせ今年は「雨男」のオッサンである。
 今回もまた・・・か! と思いつつ迎えた出発当日はいい天気。米沢からのディーゼルカーはやはり羽前椿止まり。これまでも何度か辿った米坂線の車窓を楽しみながら向かう。
 車内にはP8040102登山客も何人かいらっしゃったが、みんな小国までの連絡バスが出発する今泉で降りてしまった。なんで、終点まで乗っていたのは我々二人だけ。ここの到着時間は12:56と早いのだが、次は17時前着の列車しかない。
 
  駅前では宿P8040108の方がワゴン車で迎えに来てくれていた。
道中、この大雨のことなど色々な話を聞かせていただきながら宿に到着。
  白P8040103川ダムの先にあるこの宿はまわりにオートキャンプ場やパークゴルフなどがある、まあ最近よくある施設。

P8040107 僕らが着いたときも飯豊山から降りてきた団体客らしい方々で賑わっていた。
 P8040105
 とりあえずP8040111部屋で荷を解いてから、風呂へ。
 窓からは白川の流れが見えていい雰囲気。
 だが、この時はさすがに団体さんの夢の跡?お湯は果てしなく疲れ気味。湯船にはごみも多くちょっとがっかりだっP8040106た。単純冷鉱泉の沸かし湯で湯P8040113量は限られているし、許容量を越えればこうなるのも致し方ない。
 
  ただし、この後もう一度行った時にはお湯も綺麗でゆっくり浸からせてもらった。P8040117
  
P8040116P8040119P8040118  もちろん循環ではあるが、周りの景色といい、山に登る前の骨休め(ってのがあるのか?)にはいい湯であった。



P8040110
P8040109  一風呂浴びた後(なんせ時間はたっぷりあるのだ)、周りを散策。
 山形県飯豊町中津川、ここは山だけでなく農家民宿もあり山登りだけではなく(もちろんオートキャンプもいいと思う)ちょっと行ってみたくなるいいところだった。
 

  で、20130804_180422_09お楽しみの夕食。
  やはり地のものがメインの献立だ。20130804_180635_12
20130804_180428_10 山女の刺身はも20130804_180543_11ちろん抜群だったが、
←この汁が秀逸。
 熱燗片手に、あったまる食事に舌鼓をうちつつ、明日からの山に思いを馳せるオッサンであった。



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2013年11月01日

    (2日目)   野noguch (86)口五郎岳2924mと葛温泉
                     2013年 7月28日(曇りのち時々雨)

 (山頂往復後)小屋発 7:05-8:50 三ツ岳下 9:00 -10:00 烏帽子小屋 10:45-11:50 三角点 12:00-13:00 8番 13:05-14:10 高瀬ダム
  
 翌朝、またしても!雨。(本当に今年は雨にたたられる)
 雨具をつけて出発していく、水晶から三俣方面に向かう人たちを見送りながら
 「あー、あっちに行きたい・・・」
 と、思うもそれは今回は無理。また次の機会にですね・・
 
 ところnoguch (81)で、こちらはT君が昨日の登りで腰を痛めたこともあり、今日は烏帽子はパスして昨日のコースをそのまま下ることにした。
  なので、雨脚を見ながらの山頂往復。
  野口五郎岳は北アのほぼ中間点にあるので、ほとんどの山を見ることができるいい場所なのだがそれも無論、天候次第。この日は東側の尾根はなんとか!見通せたが、笠、槍、穂高、北側の立山はおろかすぐそこにあるはずの水晶や赤牛もすべて雲の中・・・・
     二人にその絶景を見せたかったが・・・それは叶わず。これだけ・・・・
nogutisnogutit










 
   なんとか見えたのは昨年オッサンが歩いた餓鬼から燕の稜線(それはそれでまた格別だったのだが)、そしてかろうじて大天井まで・・・・・(富士山もちょっと、その陰は見えたけれど写真は無理のレベルだった)
 
 noguch (83) しばらく山頂で雲の切れを待ったが、天候が良くなる兆しはなく再び小屋へと戻る。

 その時点で、小屋にいたのは我々と件の富士見平小屋の方々のみ。noguch (85) (この方々とはずっと、すれ違いながら下ることになって、最後の温泉でもまた・・・だった。  っていうのも、山ではよくあることだが・・・)
 小屋で、コーヒーを頂いてから帰路へ。
 
 noguch (99)   行きとは違う展望コースを進む。
noguch (91)
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noguch (98)



   「展望」と言っても、峰々はガスの中。
 それでも左手には奥深い谷が一望できる。
 3年前、嵐の水晶小屋で会った4人組はnoguch (97)その東沢を詰めてきたのだった。
 そのうちの一人は虫刺されのひどい腫れに苦しんでいたのだが、ここから見下ろす谷間は確かに手付かずの自然が溢れていそうで想像するだけでもわくわくする。


noguch (94) ゆっくりと進んでいくも遠くのガスは切れず、ちょっと残念ではあったがそれなりにアルプスの稜線を楽しみながら歩いていく。
        ・noguch (100)・・・こんな感じ・・・・
noguch (93)
noguch (102)


noguch (101)noguch (103)





noguch (105)noguch (119)
noguch (104)noguch (116)  


noguch (117)


noguch (109)

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noguch (121) 帰りにもコマクサは美しかったが、このあたりで前noguch (123)回会えた雷鳥には出合えなかったのはちょっと残念。
noguch (124)
noguch (125)




 
noguch (128)noguch (129)  
          この日の昼飯は烏帽子小屋のカレー。(うまかったです)
 
 noguch (130)noguch (132)

 そして再びブナ立てを下る。
  noguch (131)noguch (135)noguch (133)
noguch (137)noguch (138)
 ツマトリソウが美しい。 
noguch (139)

 


  

  再び雨が降りだしたが、登山口についた時点では曇り。
  ほぼ一緒に下山してきた、例の富士見平小屋の方が二人。
  挨拶をして通り過ぎるとその先に同じパーティーの方々がいた。
  「お二人が向こうにまだいましたよ」
  と、声をかけると
  「いいの、いいの。ほっとけば・・・あの二人新婚だから」
  ・・・・なるほど・・・・・・

  橋を渡るとどう見ても登山者とは思えぬ格好の方が(それも団体で)こちらに向かってきている。いずれも年配の方たちでハンドバッグ片手の女性もいる。
  「こんにちは。山登ってきたんですか?」 
  見りゃわかんだろ!    (とは言わなかったが)
  <何?何?・・・なんでこんなところにツアー客が????>
  濁沢の滝を目指して歩いているみたいだ。
  その先、建築現場の足場のような階段で添乗員さんらしい人に出会ったので
  「どうして、こんな場所に??」
  と、お聞きしたら。苦笑いを隠しながら
  「秘境ツアーなんです」  
     (まったく、何でこんなツアーの添乗に当たってしまったのか・・・って感じでしたが)
   <って、ここは秘境かい?!>
  と、思いつつそれはそれで納得したのだが、後から考えればここのほかにどんなところを巡っているのか聴けばよかった。
  (その後、他はどこなのか想像し頭の中で走馬灯のように予想できるあちこちがグルグルまわっていた)
  

  ・・・・ともあれ、最後の一浴は一回目のブナ立ての帰りに浸かった、葛温泉高瀬館。
 ここでゆっくりnoguch (140)山の汗を流して、下界へ戻る。(本音は戻りたくねー!だけどね)noguch (142)
 
noguch (141) 今回は天候もイマイチ(とはいっても土砂降りではなかったので良かった)だったが、それなりに天空散歩は楽しめた一泊二日だった。

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