2011年01月
2011年01月26日
5日目 野口五郎小屋から葛温泉
(2010年8月14日 雨のち=下山後=晴)
野口五郎小屋6:10-8:20烏帽子小屋8:55-11:40高瀬ダム
前日はあまりに早く小屋入りしたためか他の登山者もいなく、周りを散策してみたり(とはいってもほとんど視界ナシ)していて、小屋の方々が唯一の話し相手だった。でもそれはそれでなかなかいい経験。今までとは違う山小屋の日常に少しだけ触れることができた。
で、肝心なこの日の天気だが........実は前夜半から雨。やはりこの朝も雨中行軍だ。往路のときのような雷はさすがにないが、視界は限られているし、風は相変わらずだ。
出発時、小屋のご主人が「結局振られちゃったね」と同情?してくれたのをせめてもの救いに??、烏帽子小屋方へ出発。
とりあえず、下界めざして黙々と歩く。(次は絶対晴れた日に来たい) 途中、ちょっとだけニセ烏帽子が見えたがほんの一瞬だった。そんなこんなで烏帽子小屋に着いて一服。
コーヒーなどいただきながら冷えた身体を温める。
ここでは高天原でお会いした早大出身の4人パーティーと再会、彼らも今夜は葛温泉(高瀬館)に泊まるという。
「あの温泉はいいよね」
なんていいながら... 皮肉にもここで日が差してきた。でもあとはあの急坂を下るだけ。しかも木々の中なので雨でもいい。
(もう、このあたりまで来ると”あとは温泉浸かりたいモード”にほぼスイッチしていたのだった)
半月で都合4回通ることになったブナ立て尾根を経て、降りてきた登山口。だがまたも雨、多少雨足は弱くはなっているが相変わらず晴れそうにない。前回のようにラーメン作って食べようかとも思っていたのたが、それもパスしてダムへと向かう。
(山から来て)最後のトンネルを抜けると雨はやんでいる。
「よしよし」と、うっとうしい雨具を脱いで堰堤を渡る。....だがその時、またしてもまるで夕立のような雨粒が!
半走りながら堰堤反対側の公衆電話へ急ぐ。
ちょうどそこには湯俣からのカップルがちょっと前に到着、タクシー呼び出し電話をしていた。
で、僕らも.....が、なんと!!10円硬貨がない!
(はっきり言って情けない、行きにはここでは10円玉必須頭に叩き込んでいたはずなのだが........)
結局その方に両替をお願い。しかも(でも?)最初に来たタクシーの運転手さんに一緒に乗っていけと言われてすべてそのまま従うという、わりと情けない終わり方になった。(今回は幸運だったのですがここから帰られる方は10円硬貨大切にしてください<=いわれるまでもないか)
<でも、歩いている方も何人かいました。もちろん少し前には当たり前だったのだろうが..........今は歩く気はせん(軟弱もここにつきるか)!>
そして、届けてもらった?宿は「仙人閣」。あまりに早いチェックインだったのでご迷惑をおかけしたかもしれないが(それでも日帰り入浴の方はひっきりなしにやってきていた)....その単純アルカリ泉の湯は極上だ!
特に高瀬川を間近に眺められる露天が(もちろん内湯もだが)いい!男女時間入替制だったので、すべての湯船を楽しめた。あえて言えばやはり湯感として岩風呂の内湯が最高だったが無論どのに湯船にも遜色ない新鮮な湯が注ぎ込まれている。
当然夕食も............(山小屋の食事と比べてはいけませんよ)
......その一部ですが...........
特に!ここの骨酒の容は特筆物だった。
総括:終わってみると何のために5日も休みとったのって感じ。これまででこんなにゆっくりの山行は初めてでした。でも、もしかしたらこれからはこれが標準?・・・それはないだろう、と呟いている自分もいますが.......果たして...でも今回歩いた道、通称「裏銀座」(そのコース3分の1弱ですがすべてにおいて、’北ア初心者’にもお薦め<もちろん温泉沢以外ね>、時間の余裕は必要ですが).............いいですよ。
2011年01月25日
オッサンは先週 Dave Mason(月)、Los Lobos(水)と楽しいライブが続きました。(あー、そういえば昨年のライブ備忘録もつくっとかなきゃ)
しかし、21日の金曜日午後から咳が激しくなり身体もチョイとだるくなったので念のため、病院に行きました。熱を測ると37.5度、うーんちょっと風邪気味かも.......ということで通常の風邪薬の処方を受けてきました。
その日は夜、飲み会もあったのですがまあそれ以降はまずまずだったので、普通に出席。
翌日。
一応安静にしたほうがいいと思い、土曜日は家でゆっくりとしていましたが、夕方4時頃から妙に熱っぽい。測ったらなんと39度を越えていました。
普通なら土曜の午後ということもありそのままおとなしく寝ていれば.....と思うところでしたが、数日前に会社でインフルエンザに罹ったやつもいたので、念のため医療情報機関に問い合わせて、近くのまだやっている医院を教えてもらい行くことにしました。
で、
「これは典型的なインフルエンザの症状ですね」
と言われ、検査することに.......
その診断結果。
見事に(?)インフルエンザA型とのことでした。
即効性あると言われた「イナビル」を処方してもらい、即服用。
その日はさすがにそのままでしたが、翌日は38度月曜は37度強と着実に熱は下がっていきました。
そんなわけで楽しみにしていた Chip Taylor には行けず、家で悶々としていることに.....
(だいたい年に1-2回はアクシデントで予定のコンサートにいけないことがあるのですが、今年はこんなに早くその日が来るとは.....しかーも!もう、絶対見れそうもないChipのライブとは.....とほほ。です)
医師の言うとおりおとなしく明日まで自宅謹慎します。
(今は日韓戦見ながらですが........)
と、いうことでインフルエンザとともに迎えた誕生日(こんなオッサンですが一応人並みにそれはあります)の今日でした。
皆様もどうかご自愛を。
(ついでに、前からほぼできていた=このblogは画像取り込むのが結構たいへんなんで=山編続きをあとでアップロードします)
2011年01月13日
(2010年8月13日 曇り→小雨)
水晶小屋7:40-8:15東沢乗越8:25-10:40野口五郎岳11:45-12:00野口五郎小屋
翌朝、台風一過の青空を期待していたのだが....雨はほぼやんでいるものの、まだ小屋の周りは重たい霧の中。この日は以前燕からその噴煙を見て以来行ってみたかった、「湯俣温泉」に降りる予定だった(東沢からの4人組もそちらへ降りると言う).......
しかし、連日雨だったせいで
「せめて、もう一日山の上に居たい」
という気持ちにかられ、とりあえず歩いてきた稜線を戻ることにした。
「10時過ぎには晴れるかも・・・・」との小屋のご主人の言葉も後押し。
水晶へ往復する、昨夜の同宿者を見送り(彼らが戻ってきてもまだぐずぐずして)のんびり出発。
一度通った道は短く感じるもの。特に今回はわずか2日前に通過したところ。まだまだ青空はほとんど見えないがそれでも雨の中よりはずっといい。気持も軽く、記憶に新しい登山道を辿っていく。
周りの景色(遠くはやっぱり見えないが)を愛でながら、細かいアップダウンを楽しみつつのゆっくり歩き。それでも行きにはまったく見えなかった五郎池がはっきり見えて感激!
そんな風に歩を進め、やがて竹村新道との分岐に到着。ここで一瞬迷ったが、そのまま野口五郎岳へ直進する。真砂岳にも登ろうかと思ったのだが....思っただけでそのまま直進、すっかり軟弱登山隊に成り果てていた。
五郎の頂を目指して緩やかな起伏をつめていく。空は相変わらずだが風は心地よい。そこで後ろを振り返ると...風に飛ばされた雲の切れ間に槍の穂先がうっすらと現れた。
「うーん、何処から見てもあの穂先は素晴らしい!」
(目印にもなるし、すぐにそれとわかるしね。)
そして、再度の五郎岳頂上。風は強いがその風が周りの雲を蹴散らしてくれる。
おととい半分だけ歩いた赤牛から水晶の稜線、その向こうには鷲羽、彼方には笠の雄姿。
南に目を移せば槍の先に前穂の屹立。その東は常念、大天井の山並みから続く燕~餓鬼。遥か先には後立山連峰。北に目をやれば立山が鎮座し、モチロン薬師もその大きな袴を拡げている。
そんなわけでここで昼飯がてら1時間以上(風はずっと強かったのですが)、のんびり。なぜかここで僕らより先に出発していたはず(昨夜同宿)の熟練クライマー氏が登場。どこで追い越したのか、お互い狐につままれたような感覚だったがまた山の話で盛り上がる。
だが風はますます強くなり、頂上から降りている間にまた!雨が降り出した。途中、五郎小屋のご主人に会ったのでこれからの天気のことなど聞いてみるが、なんともいえない様子。(まあ、まだ台風の影響下にあるからね) ところで、ここのご主人は下の温泉宿・高瀬館のご兄弟。ご長男が旅館を継ぎ次男は烏帽子小屋、そして三男のご主人がこの五郎小屋を継いだという。うーん、はっきり序列が現れている?。山小屋主人にありがちな「一見怖そー(失礼)」な感じですが、とってもあったかい方です。
雨にたたられた今回の山行。結局(この日烏帽子まで行って翌日七倉まで行こうかとも思ったのだが)もうこのあたりでは軟弱度100%。
またまた、普段ではありえない昼前小屋入りと相成ったのだった。
2011年01月02日
ところで、今これを書いているPCのある部屋。本屋や雑誌、CDに旅の資料などで足の踏み場もない状態を30日、31日の2日間でかたづけ......ようとしましたが.........結果は、前よりひどくなる始末。怖ーいカミサンには「ゴミ屋敷」とまで言われてしまいました。かなりのものを処分したのですが、それでも「捨てられない病」(要するに貧乏性ですね)は、なおりません。
片付いたら調子の悪い(6代目の)現PCから7代目にスイッチしようと思っているのですが...............いつになることやら。
で、今年のblog目標。
「せめて、週一の更新を目指す」
って、目標でもなんでもないただのひとりごと?
とにかく12月後半はまったくアルコールが抜けず、
予想通りでしたが更新はおろか、帰ってPCあける気力もない日々が続きました。
そんなある日のことをご報告して新年のご挨拶がわりにします。
5日酔い(?)の日曜日、今日は月2回のスペイン語クラス(と、いってもクラスの時間よりアフターのほうがいつも長い。これではまったく上達しないのもむべなるかな)です。 が、当たり前のごとく朝からまったく食欲もなく途中で何か食べようといつもより早めに家を出ます。
ふらふらと駅まで到達。するとなぜだかにぎやかな様子。新しくなったわが町の駅前広場(正確には駅横ですが)のオープニングイベントでした。シンセサイザーの演奏の傍らで、なにやらいい香りが.....商店街の方たちが豚汁を振舞ってくれています(顔なじみの肉屋さんが一所懸命大鍋のあくをすくっていました)。
渡りにに船とはまさしくこのこと。早速列にならんで「いただきまーす」。
飲んだ翌朝の味噌汁の味、みなさんお分かりですよね あっという間に平らげて、元気回復です。(左の絵は半分食い終わったところ)
ところでここで配られた器、よくあるスチロールの容器ではなくちゃんとしたお椀。
食べ終わると.....町内にあるお味噌の会社のキャラクターが現れました。
(ご町内と商店会さんに感謝です)
そんなこんなで新宿に到着。いつも歩いている場所ですが、カメラを持っていると何か新鮮な感じがします。
さて、授業のほうはともかく 今日のアフターは前から行ってみたかった「松屋」さんで宴会です。 行きに予約をしていったのですが、その時間でも結構満員。3時に予約した我々もちょこっと待たされました。
その後は推して知るべし。
ここが発祥の「カムジャタン」(カムジャとはジャガイモのことだそうで、それと豚の骨周りの鍋です)をはじめ、つぶ貝の和え物、チヂミに春雨や砂肝、スジ炒めなどなど.......
大変おいしくいただきました。
モチロン、飲むほうも...........
ということで(?) 本年もよろしくお願いいたします。 <==mackk