出島で、今日もぶらぶら・・・・　　　　　　2016年 5月 1日 　（晴れ）

     2日目、稲佐山を後に宿の送迎バスで出島の近くまで送ってもらう。
　長崎市内は何回か訪れているけれど、リニューアルされた出島には行ったことがなかった。

　　　バスの運転手さんに教えられたとおり、道を歩いていくと橋のたもとにそれらしい場所が見えてきた。（要するに当時はここまで海だったってことね・・・）

　　出島は1634年、キリスト教の流布を防ぐためにポルトガル人居留地として建設された。（ここでもキリスト教が絡んでくる）
　　以後、1859年にオランダ商館が閉鎖されるまで218年間、海外との唯一の公式玄関口の役割を果たした。長い間復元作業が行なわれていて、近年になって発掘されたものも多い。
　　さて、我々が入った門は海側で、要するに船着き場だったところ。
　
　入り口脇にはなにやら天秤秤のようなものがあって、交易の場所らしい。
  道脇の水路が瓦で造られているのは、昨日の寺院の塀を思い出す。


 
　　
最初に入ったのは船頭部屋。

　　１階は倉庫で２階に居住していたという・・

　


　
　　昔の人だからか？ベッドも割と小さい。

　　梁も当時の様式で造られている。










　その先にもいくつかの蔵があってそれぞれ、発掘品や復元の様子などが展示されていて興味深い。



　　　砂糖などが多く輸入されていたらしく、輸出品は（いわずと知れた）銅が主力だった。
　　









　　　発掘された礎石や骨製のブラシなんかも興味深く眺めさせてもらった。
　　（この辺は前日の博物館がちょうどいい予習になった）












　　ずっと進んでいくと野外彫刻などもあり、明治の洋館っぽい建物がある。これは「旧出島神学校」で日本で最古のプロテスタント学校（明治１１年建造）。


　オープンエアスペース？には当時のジオラマなどもあり、ちょうどいいこの気候、散歩も気持ちいい。









　　　











　　再びメインストリートに戻って、来た道の反対側の建物を探訪。

　

　



　　　　　　　　
　　こちらは「カピタン部屋」、オランダ商館長の事務所兼住居として使用されていたらしい。
　ダイニングに並ぶご馳走？が美味しそうだった。また壁紙や天井の模様もなかなかのもの。


　　このちょっとぼけた写真は当時の印鑑だそう。














　　　この後も乙名部屋（日本側の事務担当者の部屋）や料理部屋などなかなか見ごたえある展示を楽しんで・・・・・








　　最後は裏庭の井戸？（ではなくて、水を引いてためていた場所らしい）








　　という、午前中たっぷりの出島見学。
　　スタンプ帖などもあり楽しいひと時だった。

　　　で、その後は・・・・
　
　　長崎港まで歩きます。