2015年05月22日
人吉温泉・芳野旅館に泊まる 2015年 5月 2日(晴)
メインの出口とは反対の北側で降りたのはこれが目当てだった。「大村横穴群」と呼ばれる、崖にいくつもの横穴が開いたところ。人吉には多くの見所があるがここだけは行ってみたかった。こういう”不思議な?”場所は国内外問わず行きたくなるのが性分だ。
ちょっと長くなるがこの場所にあった説明文によると・・・・・
「横穴」は、6世紀から7世紀の古墳時代後期に造られた「墓」であり、この中の8基の横穴の外面には動物、武器、武具、幾何学文様(円文・三角文等)の装飾がある。・・横穴の構造は、羨門・羨道・亡くなった人を寝かせる玄室からなり、これらの構造は古墳時代の高塚古墳(前方後円墳、円墳等)の横穴式石室と共通するものである。
だそうで要するに古代豪族のお墓だね。
こんな解説もある。
ふたつの壁の間には上に通じる道があって、元気な高校生たちが降りてきた。
振り返ると駅には「シンフォニー」が入線、古代と現代が頭の中で交錯する。
さて今宵の塒はこちら、「芳野」さん。駅から3分ほどの住宅街の真ん中にある明治42年創業という老舗宿だ。もともと料亭だったそうで木造の建物が暖かい。建物は国の有形文化財だそう。通された部屋は窓から中庭が見渡せる、静かで趣のある8畳間。
頂いた名刺の裏には女将さん手造りの兜が・・・かわいい・・・
源泉掛け流しの湯はナトリウム-塩化物 炭酸水素塩泉で源泉温度は54度というが、浴槽で調度よい湯加減。内湯の窓の外には船形の露天風呂もある。無色透明の湯はほんのりとした塩っ気。充分あったまるいい湯だ。
お楽しみの夕食は一階の食事処で中庭を愛でながら頂く。
さすがに元料亭だけあって品のいい出汁が効いた献立。
旬は筍、いろいろ工夫してつかわれていたのがおいしかった。
6月に入り鮎が解禁になると天然ものも出るそうで、 それを目当てに来られるお客さんも多いとか。(うるかは頂きました)
ところで、この街についてからなにやら賑やかな音色がずっと聞こえていた。
フロントで聞いてみたらこの日と翌日が「お城まつり」だそう。メイン会場は夕方でおしまいだそうだが夜にはパレードがあるという。
「このすぐ裏手の川をちょっと行けば、その通り。今夜は早めに食事摂ったほうがいいわよ~」
そのお言葉に従い、夜の街へ繰り出す。
旅館の裏手の塀沿いに山田川べりの道が続き、程なく橋のかかるメインストリート。
祭りの山車が通っていく。
ちょうどこの橋の上が休憩点になるのか、みんなここで一息いれるみたいだ。
思いかけず出あえたので、何か得をしたよう。
屋台もたくさん出ていたが・・・・
やっぱりクマモンが。
普段は山の宿が多いのでこんな光景にはあまり遭遇しない。なので、たまにはこういった
「夜の街歩き」も楽しい。
球磨川を渡る「大橋」の向こうには城の門がライトアップされていた。
宿に戻る途中、というよりもう宿へは眼と鼻の先という場所で見つけた看板に釣られて入ったのがここ。
焼酎ベースのカクテルなどを頂く。
東京でアパレル関係に勤めたあとパリでしばらく過ごしたという「お姉さん」のお店。
楽しい会話に、つい腰を落ち着けてしまうオッサンたちであった。
<=その1へ ==>その3へ続く
メインの出口とは反対の北側で降りたのはこれが目当てだった。「大村横穴群」と呼ばれる、崖にいくつもの横穴が開いたところ。人吉には多くの見所があるがここだけは行ってみたかった。こういう”不思議な?”場所は国内外問わず行きたくなるのが性分だ。
ちょっと長くなるがこの場所にあった説明文によると・・・・・
「横穴」は、6世紀から7世紀の古墳時代後期に造られた「墓」であり、この中の8基の横穴の外面には動物、武器、武具、幾何学文様(円文・三角文等)の装飾がある。・・横穴の構造は、羨門・羨道・亡くなった人を寝かせる玄室からなり、これらの構造は古墳時代の高塚古墳(前方後円墳、円墳等)の横穴式石室と共通するものである。
だそうで要するに古代豪族のお墓だね。
こんな解説もある。
ふたつの壁の間には上に通じる道があって、元気な高校生たちが降りてきた。
振り返ると駅には「シンフォニー」が入線、古代と現代が頭の中で交錯する。
さて今宵の塒はこちら、「芳野」さん。駅から3分ほどの住宅街の真ん中にある明治42年創業という老舗宿だ。もともと料亭だったそうで木造の建物が暖かい。建物は国の有形文化財だそう。通された部屋は窓から中庭が見渡せる、静かで趣のある8畳間。
頂いた名刺の裏には女将さん手造りの兜が・・・かわいい・・・
源泉掛け流しの湯はナトリウム-塩化物 炭酸水素塩泉で源泉温度は54度というが、浴槽で調度よい湯加減。内湯の窓の外には船形の露天風呂もある。無色透明の湯はほんのりとした塩っ気。充分あったまるいい湯だ。
お楽しみの夕食は一階の食事処で中庭を愛でながら頂く。
さすがに元料亭だけあって品のいい出汁が効いた献立。
旬は筍、いろいろ工夫してつかわれていたのがおいしかった。
6月に入り鮎が解禁になると天然ものも出るそうで、 それを目当てに来られるお客さんも多いとか。(うるかは頂きました)
ところで、この街についてからなにやら賑やかな音色がずっと聞こえていた。
フロントで聞いてみたらこの日と翌日が「お城まつり」だそう。メイン会場は夕方でおしまいだそうだが夜にはパレードがあるという。
「このすぐ裏手の川をちょっと行けば、その通り。今夜は早めに食事摂ったほうがいいわよ~」
そのお言葉に従い、夜の街へ繰り出す。
旅館の裏手の塀沿いに山田川べりの道が続き、程なく橋のかかるメインストリート。
祭りの山車が通っていく。
ちょうどこの橋の上が休憩点になるのか、みんなここで一息いれるみたいだ。
思いかけず出あえたので、何か得をしたよう。
屋台もたくさん出ていたが・・・・
やっぱりクマモンが。
普段は山の宿が多いのでこんな光景にはあまり遭遇しない。なので、たまにはこういった
「夜の街歩き」も楽しい。
球磨川を渡る「大橋」の向こうには城の門がライトアップされていた。
宿に戻る途中、というよりもう宿へは眼と鼻の先という場所で見つけた看板に釣られて入ったのがここ。
焼酎ベースのカクテルなどを頂く。
東京でアパレル関係に勤めたあとパリでしばらく過ごしたという「お姉さん」のお店。
楽しい会話に、つい腰を落ち着けてしまうオッサンたちであった。
<=その1へ ==>その3へ続く
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この記事へのコメント
1. Posted by takaboh 2015年05月26日 18:39
大村横穴群、初めてこのような古墳があることを知りました。
「シンフォニー」もレトロでなかなかいいですね!
お宿も落ち着いたいいところですね。
温泉とお食事、そして、祭りの夜、いい旅ができたのではないかと思います。
夜の街のいい感じでした。
旅のお裾分け、また楽しませていただきました。m(_ _)m
「シンフォニー」もレトロでなかなかいいですね!
お宿も落ち着いたいいところですね。
温泉とお食事、そして、祭りの夜、いい旅ができたのではないかと思います。
夜の街のいい感じでした。
旅のお裾分け、また楽しませていただきました。m(_ _)m
2. Posted by mackk 2015年05月26日 22:56
takaboh 先輩
コメントありがとうございます。
ここ人吉には見所がたくさんあったのですが、ちょっと変わったこの古墳に一番行きたかったのでした。
宿も古いながらもきちんと手入れされていて、しっとりとした感じでした。
何より、予想外のお祭りが(子供みたいですが)楽しかったです。普段はこんな街の中に泊まりませんしね・・・・。
コメントありがとうございます。
ここ人吉には見所がたくさんあったのですが、ちょっと変わったこの古墳に一番行きたかったのでした。
宿も古いながらもきちんと手入れされていて、しっとりとした感じでした。
何より、予想外のお祭りが(子供みたいですが)楽しかったです。普段はこんな街の中に泊まりませんしね・・・・。