2013年05月25日
<1日目> 阿蘇散歩の後はまたもや温泉でゆったり 2013.5.3
昔は「GWなんて、どこ行っても込んでるし高いし・・」と、遠出は避けていたオッサンであったが齢50の声を聞く頃から「残り少ない?人生、休みは大いに活用せねば・・」などと調子のいいことを言いながら出かけるようになった。
で、今年は以前からカミサンも行きたいといっていた「軍艦島ツアー」をメインにして行くことにした。ただいつもの通りなかなかその他の予定が決まらず、結局日程を決めたのは4月も中旬に入る頃。往復のフライトは思うようには取れない。結局、往路は熊本空港、帰りは佐賀空港からという変則的な旅程となった。
朝一の熊本便は(と、いうかこの日はほとんど全ての便が)、満席。着いた熊本空港のレンタカー・オフィスも超混雑だった・・・・・ので、空港出発は11時過ぎ。
ところでオッサン、国内で未踏の県が三つあった。そのひとつがこの熊本県(あとは大分と沖縄です・・九州ばかりですが・・やはり東京からは遠い)、それならばまず行かなきゃいけないのが阿蘇だ。
というわけでまずは阿蘇山目指してクルマを走らせる。といっても、メイン?の中岳・高岳は人でいっぱいだろうし砂礫と岩ばかりの道を歩くのも面白くない。なので、少し西の烏帽子岳にちゃちゃっと登ろう、ということになった。
登山口の草千里に着いたのは1時前。まあ、ここから頂上までは標高差200m強。高さはなくても見上げれば均整のとれた、美しい山だ。ところで、草千里といえば昔、国語の教科書に出てきた草野心平さんの「雨が瀟々と降っている・・・」というフレーズを思い出すのだが、当時子供心に想像していたよりずっと狭い(もしかしたら違う場所なのかもしれないが)。
ただ、足元にはハルリンドウの可憐な姿がいっぱい。
そしてこのキンバイみたいな黄色い花も・・・
(いたばらさん、この木々のことも含めて教えてください)
登山道に入ってからしばらく進むと地獄温泉との分岐、「あー、行ってみてぇー」と思わず唸る。そう、本来なら南阿蘇に点在する一軒宿のどこかに泊まりたかったのだが片っ端から電話するも全て玉砕、だった。(まあ、連休なので仕方ない)
途中見晴らしのいい場所で昼食休憩。これから登る階段道が見える。うーん、かなりの急傾斜だ。
休憩後は例によってカミサンはサクサク登っていく。こちらは写真を撮りつつのんびりと歩いていく。
中腹あたりからの眺めも素晴らしい。
そんな光景を楽しみつつせっせと歩いていくとあっという間に頂上到着だ。
ここからの噴火口、そして外輪山の姿もなかなか。
僕らが着いた少し後に登ってきた二人。女性は多分オッサンに近い歳か。息子さんとご一緒で午前中は中岳に登ったらしい。僕らに
「向こうは凄く迫力あるわよー。これから登るんでしょ?」
「いや、泊まる場所がちょっと遠いので・・・」
このお二人は、前日から泊まっていたそうで朝から行動開始したらしい。
(なんとも、うらやましい・・・・)
帰路は東よりの道を降りていく。結局、反時計回りに草千里の周りを一周する形になる。
道には火山らしく、溶岩もところどころ現れる。
右手には噴煙上げる阿蘇の火口が素晴らしい。
足元ではなんと「コイワカガミ」が可愛い花びらを咲かせている。本当に意外だったのが、ここの植物たち。阿蘇火山のイメージからかこれほどのお花畑は予想していなかった。そしてさすがに本州より一足先の季節を謳歌している。(写真を撮れなかったのも多かった)
ずんずん下っていくとまた草千里がどーんと広がってきた。
そんな感じでプチ登山は終了、今宵の宿へと向かう。
山を降りていく道「阿蘇パノラマライン」もその名に恥じず素晴らしく、ちょっと日本とは思えない雄大な光景が広がる。その大地もほとんどが放牧地になっていて、まるでテキサスの牧場のような柵が道の両側にある。
向かっている先は「内牧(うちのまき)温泉」。
先ほども触れたが南阿蘇の宿はどこも取れず、この温泉街のホテルに泊まることになった。
宿に行く途中、地元のスーパーに立ち寄る。旅先ではこういうところを覗くのも楽しい。ビール(恵比寿350)の6本パックが1070円と格安、つまみを物色していたら「アベックラーメン」も発見。ついつい購入してしまった。(ここにもクマモンが・・)
塒はここ「阿蘇ホテル」。まあ、普通の温泉地のホテルだ。
でも部屋からの眺望はなかなかのもの。普段は絶対泊まらないタイプの宿だが、それもまたGWならでは。
肝心の温泉はさすがに火の国だけあって加水も加温もない「源泉かけ流し」。
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉の源泉温度は43度。
さらっとした感触だが、よく温まるいい湯だった。
広い内湯の隣には露天もあって、まだ明るい中で浸かるのは開放感抜群の贅沢気分。
夕食は1階の食堂で頂く。
季節を感じさせる前菜の盛り合わせもなかなかだったが、「あか牛ワイン漬け サラダ仕立」がうまかった。 牛肉の風味を殺すことない、程よいワインの香りが抜群だ。
その他も以下のとおり。食事に関してはそれほど期待していなかったので「いい意味」で裏切られた。 (だが、北海道の毛ガニは???。でもこちら、きっと地元の方向けのメニューなのだろう)
ところでここの食堂、15卓以上はあるのだが、接客係りは2人だけ。
ただそれでもてきぱきした配膳、対応もはきはきしていて素晴らしかった。
そしてなにより頂いたこの「倉岳」という焼酎が・・・・2年に一回しか収穫できないというなんとかという芋の酒だそう。天草のものだという。ちょっと香ばしい風味の銘酒であった。
(と、酒さえよければ文句なしのオッサンだが、この桜の花入り温泉水ゼリーもまた絶品だった)
勿論たらふく飲み食いした後も、再び湯に向かうオッサンであった。
昔は「GWなんて、どこ行っても込んでるし高いし・・」と、遠出は避けていたオッサンであったが齢50の声を聞く頃から「残り少ない?人生、休みは大いに活用せねば・・」などと調子のいいことを言いながら出かけるようになった。
で、今年は以前からカミサンも行きたいといっていた「軍艦島ツアー」をメインにして行くことにした。ただいつもの通りなかなかその他の予定が決まらず、結局日程を決めたのは4月も中旬に入る頃。往復のフライトは思うようには取れない。結局、往路は熊本空港、帰りは佐賀空港からという変則的な旅程となった。
朝一の熊本便は(と、いうかこの日はほとんど全ての便が)、満席。着いた熊本空港のレンタカー・オフィスも超混雑だった・・・・・ので、空港出発は11時過ぎ。
ところでオッサン、国内で未踏の県が三つあった。そのひとつがこの熊本県(あとは大分と沖縄です・・九州ばかりですが・・やはり東京からは遠い)、それならばまず行かなきゃいけないのが阿蘇だ。
というわけでまずは阿蘇山目指してクルマを走らせる。といっても、メイン?の中岳・高岳は人でいっぱいだろうし砂礫と岩ばかりの道を歩くのも面白くない。なので、少し西の烏帽子岳にちゃちゃっと登ろう、ということになった。
登山口の草千里に着いたのは1時前。まあ、ここから頂上までは標高差200m強。高さはなくても見上げれば均整のとれた、美しい山だ。ところで、草千里といえば昔、国語の教科書に出てきた草野心平さんの「雨が瀟々と降っている・・・」というフレーズを思い出すのだが、当時子供心に想像していたよりずっと狭い(もしかしたら違う場所なのかもしれないが)。
ただ、足元にはハルリンドウの可憐な姿がいっぱい。
そしてこのキンバイみたいな黄色い花も・・・
(いたばらさん、この木々のことも含めて教えてください)
登山道に入ってからしばらく進むと地獄温泉との分岐、「あー、行ってみてぇー」と思わず唸る。そう、本来なら南阿蘇に点在する一軒宿のどこかに泊まりたかったのだが片っ端から電話するも全て玉砕、だった。(まあ、連休なので仕方ない)
途中見晴らしのいい場所で昼食休憩。これから登る階段道が見える。うーん、かなりの急傾斜だ。
休憩後は例によってカミサンはサクサク登っていく。こちらは写真を撮りつつのんびりと歩いていく。
中腹あたりからの眺めも素晴らしい。
そんな光景を楽しみつつせっせと歩いていくとあっという間に頂上到着だ。
ここからの噴火口、そして外輪山の姿もなかなか。
僕らが着いた少し後に登ってきた二人。女性は多分オッサンに近い歳か。息子さんとご一緒で午前中は中岳に登ったらしい。僕らに
「向こうは凄く迫力あるわよー。これから登るんでしょ?」
「いや、泊まる場所がちょっと遠いので・・・」
このお二人は、前日から泊まっていたそうで朝から行動開始したらしい。
(なんとも、うらやましい・・・・)
帰路は東よりの道を降りていく。結局、反時計回りに草千里の周りを一周する形になる。
道には火山らしく、溶岩もところどころ現れる。
右手には噴煙上げる阿蘇の火口が素晴らしい。
足元ではなんと「コイワカガミ」が可愛い花びらを咲かせている。本当に意外だったのが、ここの植物たち。阿蘇火山のイメージからかこれほどのお花畑は予想していなかった。そしてさすがに本州より一足先の季節を謳歌している。(写真を撮れなかったのも多かった)
ずんずん下っていくとまた草千里がどーんと広がってきた。
そんな感じでプチ登山は終了、今宵の宿へと向かう。
山を降りていく道「阿蘇パノラマライン」もその名に恥じず素晴らしく、ちょっと日本とは思えない雄大な光景が広がる。その大地もほとんどが放牧地になっていて、まるでテキサスの牧場のような柵が道の両側にある。
向かっている先は「内牧(うちのまき)温泉」。
先ほども触れたが南阿蘇の宿はどこも取れず、この温泉街のホテルに泊まることになった。
宿に行く途中、地元のスーパーに立ち寄る。旅先ではこういうところを覗くのも楽しい。ビール(恵比寿350)の6本パックが1070円と格安、つまみを物色していたら「アベックラーメン」も発見。ついつい購入してしまった。(ここにもクマモンが・・)
塒はここ「阿蘇ホテル」。まあ、普通の温泉地のホテルだ。
でも部屋からの眺望はなかなかのもの。普段は絶対泊まらないタイプの宿だが、それもまたGWならでは。
肝心の温泉はさすがに火の国だけあって加水も加温もない「源泉かけ流し」。
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉の源泉温度は43度。
さらっとした感触だが、よく温まるいい湯だった。
広い内湯の隣には露天もあって、まだ明るい中で浸かるのは開放感抜群の贅沢気分。
夕食は1階の食堂で頂く。
季節を感じさせる前菜の盛り合わせもなかなかだったが、「あか牛ワイン漬け サラダ仕立」がうまかった。 牛肉の風味を殺すことない、程よいワインの香りが抜群だ。
その他も以下のとおり。食事に関してはそれほど期待していなかったので「いい意味」で裏切られた。 (だが、北海道の毛ガニは???。でもこちら、きっと地元の方向けのメニューなのだろう)
ところでここの食堂、15卓以上はあるのだが、接客係りは2人だけ。
ただそれでもてきぱきした配膳、対応もはきはきしていて素晴らしかった。
そしてなにより頂いたこの「倉岳」という焼酎が・・・・2年に一回しか収穫できないというなんとかという芋の酒だそう。天草のものだという。ちょっと香ばしい風味の銘酒であった。
(と、酒さえよければ文句なしのオッサンだが、この桜の花入り温泉水ゼリーもまた絶品だった)
勿論たらふく飲み食いした後も、再び湯に向かうオッサンであった。
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この記事へのコメント
1. Posted by takaboh 2013年05月28日 22:03
連休は阿蘇山でしたか!
次男のお嫁さんが熊本出身でご挨拶に伺った時に、初めて熊本に参りましたが、阿蘇までは時間がなくて、足を伸ばすことができませんでした。
お陰様で阿蘇の雰囲気をお裾分けいただき、ありがとうございます。
さすがに雄大な所ですね!!
次男のお嫁さんが熊本出身でご挨拶に伺った時に、初めて熊本に参りましたが、阿蘇までは時間がなくて、足を伸ばすことができませんでした。
お陰様で阿蘇の雰囲気をお裾分けいただき、ありがとうございます。
さすがに雄大な所ですね!!
2. Posted by mackk 2013年05月30日 20:53
コメントありがとうございます。
阿蘇といっても皆が行くメインの火山はパスしました。それでも山頂からの景観はよかったです。
また周囲の雰囲気もちょっとアメリカっぽい感じで、カントリーのフェスを毎年やっていた理由が解った気がしました。
>次男のお嫁さんが熊本出身
そうなんですか。では次回には阿蘇まで足を伸ばすことをお勧めします。
阿蘇といっても皆が行くメインの火山はパスしました。それでも山頂からの景観はよかったです。
また周囲の雰囲気もちょっとアメリカっぽい感じで、カントリーのフェスを毎年やっていた理由が解った気がしました。
>次男のお嫁さんが熊本出身
そうなんですか。では次回には阿蘇まで足を伸ばすことをお勧めします。