2012年10月11日
<1日目…の1> まずは Rusk , TX まで 2012年 9月15日 雨のち曇り時々晴
今年の夏休みは久しぶりにアメリカ放浪の旅をしようと思っていた。
でも、なぜか(ダルビッシュのせいではあるまいが・・・)いつものダラス便が通常の8月には航空券が取れなかった。で、シルバー・ウィーク(といっても今年は休日が一日少なかったのですが)に無理やり有給を取る事に決めてチケットを購入。9月15日の土曜日、いつものAAでダラスへと出発した。
ダラス=フォートワース国際空港は広いが、いつも同じターミナルにKE便とほぼ同時刻の到着だ。 イミグレーションは長い列に日本語と韓国語が入り混じる不思議な空間となる。ダラスを目的地にしている搭乗客は少ないと思われるのだが、マイアミやオーランドへはここがゲートウェイになるのでいずれにしてもこの場所で入国手続きをしなければいけない。多分現地在住の日韓系と思われる係りの方たちが入管前のチェックをしている。
40分ほど並んでようやく我々の番になった。例によって顔写真と指紋をとられ渡航目的を聞かれる。
「観光です」・・・・・「どこ行くの?」・・・・・「イースト・テキサス」・・・・・「はい、OK。気をつけて」
と、なんとも簡単に通過。いろいろ質問された前回とは大違い。(係官によるのだろうか?)
その後の税関もすんなりで、なんとなく拍子抜け。
いつもこうだったらいいのにねえ。
しかし、乗り継ぎがあって時間のないときに限って長くなるのはなぜだろう?(マーフィーの法則か)
連絡バスに乗ってレンタカーオフィスへ。前回初めてAVISを使って対応の悪さ(たまたまだったとは思いますが)に懲りたのでまた Hertz に逆戻り。
ただし今回は、ついついこの場でアップグレードしてしまった。(いつもは絶対にしません) 係りは必ずその説明をする(マニュアルにあるに違いない)。キーレスシステムだの何だのと言っていたが、惹かれてしまったのは「アルティマ」だったから。日本人だから日本車(といっても日本にはない)を薦めたわけでもないだろうが、この際だからちょっと乗ってみたくなったのだ。
もうひとつは前々回(6年ほど前か)からオプションで付けているカーナビ。Hertzでは Never Lost という(なんか、笑えるネーミング)。それ以前のナビはちゃちで地図ソフトは付いていなかった。目的地を入れると文字でどこそこを右折だの何だのと出てくるヤツだったのでパスしていた。(アメリカで道を聞いて紙に書いてもらうと必ずそういう、文章の羅列になる。だいたいアメリカ人は地図が苦手みたいで、以前パトカーの姉ちゃんに地図を見せて「ここ、どの辺?」って聞いたときも首を傾げつつ、「うーー、このあたりかな・・」っていい加減な答えをしていた)
だが今は違う。日本のほど精細ではないがきちんと地図上に現在地が示されていて、なにより音声案内はとても優れている(どの車線を進め、まで細かく教えてくれる)。
空港を出て、まずは Rusk へと向かう。ナビの通りに進んでいくが、その地図にない建設中の道路(途中までできている)に進入してしまい、かなりのロスタイムとなる。それでもまもなく Dallas 市街に入りシンボルの「葱坊主」を左手に見て I-10 を東へ進む。
そこから約2時間半、何とか時間前にこのテキサス・ステート・レイルロードの出発駅に到着できた。
ところでこの鉄道のことを知ったのは10年ほど前、このあたりを通過したときにもらったパンフレットだった。今回、その昔のパンフレットを引っ張り出してネットで調べてみた、という次第。
まずはチケット購入、と窓口へ行く。
すると、窓口嬢からいきなり
「名前は?」 と聞かれた。
「いや、予約はしてないんで・・・・」
「ああ、今買いたいのね。」
多分、こちらでは予約をしてからここに来るのが普通なんだろうが、こちとらなんせフライトが遅れる可能性もあるし、ある程度は予想できるものの実際空港からどの程度の時間がかかるかわからなかったので予約はしていなかった。
「今日は "Buy one, get one free" よ」 「えっ、ラッキー!」
<料金は一人 ランチボックス込みで、$66(スタンダード・クラス)。でも、2人でこの値段ならリーズナブルか>
その後もいろいろ聞かれるが、聞き取れない。 なんとなく多分ランチボックスの種類(黄色とかピンクとかブルーとかチケットの色を説明してくれていた)を聞かれてたと思ったが、その中身が・・・・。
結局、彼女が機転を利かせてくれたのか、はたまた早く決着つけようと思ったのかは解らないが(多分後者でしょうね・・・)「ターキーとチーズはどう?」って聞かれて、
「じゃあ、それで・・・・・・・」
初日からちょっと情けない
というわけで、そそくさとホームへ。
待っていると左手から機関車が進入してきた。
典型的なアメリカのSL、ボールドウィン型だ。 やはり、蒸機の響きは懐かしい・・・・・・・・・・・
1日目...その2へ==>
今年の夏休みは久しぶりにアメリカ放浪の旅をしようと思っていた。
でも、なぜか(ダルビッシュのせいではあるまいが・・・)いつものダラス便が通常の8月には航空券が取れなかった。で、シルバー・ウィーク(といっても今年は休日が一日少なかったのですが)に無理やり有給を取る事に決めてチケットを購入。9月15日の土曜日、いつものAAでダラスへと出発した。
ダラス=フォートワース国際空港は広いが、いつも同じターミナルにKE便とほぼ同時刻の到着だ。 イミグレーションは長い列に日本語と韓国語が入り混じる不思議な空間となる。ダラスを目的地にしている搭乗客は少ないと思われるのだが、マイアミやオーランドへはここがゲートウェイになるのでいずれにしてもこの場所で入国手続きをしなければいけない。多分現地在住の日韓系と思われる係りの方たちが入管前のチェックをしている。
40分ほど並んでようやく我々の番になった。例によって顔写真と指紋をとられ渡航目的を聞かれる。
「観光です」・・・・・「どこ行くの?」・・・・・「イースト・テキサス」・・・・・「はい、OK。気をつけて」
と、なんとも簡単に通過。いろいろ質問された前回とは大違い。(係官によるのだろうか?)
その後の税関もすんなりで、なんとなく拍子抜け。
いつもこうだったらいいのにねえ。
しかし、乗り継ぎがあって時間のないときに限って長くなるのはなぜだろう?(マーフィーの法則か)
連絡バスに乗ってレンタカーオフィスへ。前回初めてAVISを使って対応の悪さ(たまたまだったとは思いますが)に懲りたのでまた Hertz に逆戻り。
ただし今回は、ついついこの場でアップグレードしてしまった。(いつもは絶対にしません) 係りは必ずその説明をする(マニュアルにあるに違いない)。キーレスシステムだの何だのと言っていたが、惹かれてしまったのは「アルティマ」だったから。日本人だから日本車(といっても日本にはない)を薦めたわけでもないだろうが、この際だからちょっと乗ってみたくなったのだ。
もうひとつは前々回(6年ほど前か)からオプションで付けているカーナビ。Hertzでは Never Lost という(なんか、笑えるネーミング)。それ以前のナビはちゃちで地図ソフトは付いていなかった。目的地を入れると文字でどこそこを右折だの何だのと出てくるヤツだったのでパスしていた。(アメリカで道を聞いて紙に書いてもらうと必ずそういう、文章の羅列になる。だいたいアメリカ人は地図が苦手みたいで、以前パトカーの姉ちゃんに地図を見せて「ここ、どの辺?」って聞いたときも首を傾げつつ、「うーー、このあたりかな・・」っていい加減な答えをしていた)
だが今は違う。日本のほど精細ではないがきちんと地図上に現在地が示されていて、なにより音声案内はとても優れている(どの車線を進め、まで細かく教えてくれる)。
空港を出て、まずは Rusk へと向かう。ナビの通りに進んでいくが、その地図にない建設中の道路(途中までできている)に進入してしまい、かなりのロスタイムとなる。それでもまもなく Dallas 市街に入りシンボルの「葱坊主」を左手に見て I-10 を東へ進む。
そこから約2時間半、何とか時間前にこのテキサス・ステート・レイルロードの出発駅に到着できた。
ところでこの鉄道のことを知ったのは10年ほど前、このあたりを通過したときにもらったパンフレットだった。今回、その昔のパンフレットを引っ張り出してネットで調べてみた、という次第。
まずはチケット購入、と窓口へ行く。
すると、窓口嬢からいきなり
「名前は?」 と聞かれた。
「いや、予約はしてないんで・・・・」
「ああ、今買いたいのね。」
多分、こちらでは予約をしてからここに来るのが普通なんだろうが、こちとらなんせフライトが遅れる可能性もあるし、ある程度は予想できるものの実際空港からどの程度の時間がかかるかわからなかったので予約はしていなかった。
「今日は "Buy one, get one free" よ」 「えっ、ラッキー!」
<料金は一人 ランチボックス込みで、$66(スタンダード・クラス)。でも、2人でこの値段ならリーズナブルか>
その後もいろいろ聞かれるが、聞き取れない。 なんとなく多分ランチボックスの種類(黄色とかピンクとかブルーとかチケットの色を説明してくれていた)を聞かれてたと思ったが、その中身が・・・・。
結局、彼女が機転を利かせてくれたのか、はたまた早く決着つけようと思ったのかは解らないが(多分後者でしょうね・・・)「ターキーとチーズはどう?」って聞かれて、
「じゃあ、それで・・・・・・・」
初日からちょっと情けない
というわけで、そそくさとホームへ。
待っていると左手から機関車が進入してきた。
典型的なアメリカのSL、ボールドウィン型だ。 やはり、蒸機の響きは懐かしい・・・・・・・・・・・
1日目...その2へ==>
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この記事へのコメント
1. Posted by kumi 2012年10月16日 13:33
会社のPCで見てると、『いやぁ、いい内容だな』とつい手前みそになっちゃいます。まだ先は長いよ_!
早く今回の♨に追いついて!がんばれ。
早く今回の♨に追いついて!がんばれ。
2. Posted by mackk 2012年10月16日 19:31
はいはい、了解しました。
3. Posted by takaboh 2012年10月17日 19:52
ダラスですか。すごいですね。mackkさんの行動力。
普通に飛行機に乗って、車に乗って、汽車に乗っていますが、小生から見ると特別なことです。
何でもかんでも新しいものにすればいいと思っている日本と違い、機関車とか、古いものもそれなりに生かす、アメリカのいいところですね。
普通に飛行機に乗って、車に乗って、汽車に乗っていますが、小生から見ると特別なことです。
何でもかんでも新しいものにすればいいと思っている日本と違い、機関車とか、古いものもそれなりに生かす、アメリカのいいところですね。
4. Posted by mackk 2012年10月17日 23:14
いつもコメントありがとうございます。
標題どおり、放浪癖なのであちらこちらでいつもウロウロしています。(おかげでこれから‐老後‐の生活をどうしようと考えつつある今日この頃です。)
仰るとおり、確かにアメリカ人(というか。その集合体=コミュニティといったほうが通じやすいのでしょうか)は歴史を大切にしています。もちろんヨーロッパからの移民が原住民を駆逐(という言い方は語弊があるかも)したことも含めて考えていかなければいけないことですが、やはりここに自分たちの礎を築こうとした先祖の気持ちが受け継がれているのではと思うことがあります。
でも、日本人も多くはその歴史と出自を大切にして生きてきたんだと思います。
標題どおり、放浪癖なのであちらこちらでいつもウロウロしています。(おかげでこれから‐老後‐の生活をどうしようと考えつつある今日この頃です。)
仰るとおり、確かにアメリカ人(というか。その集合体=コミュニティといったほうが通じやすいのでしょうか)は歴史を大切にしています。もちろんヨーロッパからの移民が原住民を駆逐(という言い方は語弊があるかも)したことも含めて考えていかなければいけないことですが、やはりここに自分たちの礎を築こうとした先祖の気持ちが受け継がれているのではと思うことがあります。
でも、日本人も多くはその歴史と出自を大切にして生きてきたんだと思います。