2011年04月20日

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    2月に入りそろそろ花粉が気になってきた頃、同居人が叫んだ。
   「あーっ、温泉行きたいーーー!!!!!」
  びっくりマーク5つでは表現できないぐらいの叫びが狭い我が家に轟いた。もちろんこちらとてそれは同じ.......(前回は東北新幹線不通のおかげで中途半端だったしね。)
と思っていると......
  「伊豆はどう?」  という、何故か冷静なお言葉。P2260015

  そこでオッサンの頭に浮かんだのが「猪鍋
まさに「オン・ターイム」!今こそ旬じゃない。
(敵方は近いので交通費が安く済むと思っていただけらしいのだが....)

  考えてみればここ10年ほどあちら方面には行っていなかった.....ちょうど河津桜の時機でもあるし......と久しぶりの伊豆への旅を計画。

   河津まで直通の「スーパービュー踊子」は取れなかったので、湘南新宿の快速で熱海まで行って乗り換えることにした。見慣れた東海道線の景色にうとうとしている間に電車は熱海駅に入ってきたが、車窓の先の伊東線ホームにはもう列ができている。それも想定内ではあったのだがとりあえず昼飯の弁当を買い込み最後尾に並んだ。

   ほどなくやってきた車両はリゾート21ではなく、元東急の8000型。
(これでは駅弁も食えん)
 と思う以前に、まさしく通勤電車並みの込みよう。それでもなんとかつり革だけは確保して伊東線に揺られていく。さすがに伊豆、車窓には梅の花があちらこちらで咲いていて目を楽しませてくれる。

   それにしてもこのまま河津まで行くのはしんどいなぁ....と思っていたオッサンの頭にピピッ!と光が輝いた。
(そうだ。当初乗ろうと思っていた「スーパービュー・・・」がこの後ろを走っているじゃん。だめ元で乗り換えに挑戦じゃ)
  と、伊東で下車し窓口へ....

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   結果は・・・・・めでたく伊東~河津間の指定をゲット。
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というわけで、
しっかり駅弁を食いながら
相変わらず満員の各駅停車を途中追い越して河津に到着。





   やはり有名な河津桜----駅前から人人人で一杯、伊豆急と平行して堤防まで行く道はお土産物屋と食べ物屋DSC_0019台が軒を並べている。もちろんその間も桜の並木で、それもほぼ満開状態であった。
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P2260022   で、堤防の桜はというと.....さすが
名にしおうだけあってお見事、お見事。人も多いがそれもまた一興、とばかりに一足早い春を楽しんだ。





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    桜鑑賞ウォークのあと辿り着いたのは有名な「峰の墳湯」だ。毎時30分に吹き上げるという、ちょうどその時間。何回かこちらには来ているが実はまだ目にした事が無かった。これを見ぬ手は無い。
しかも無料というのがいい。(宮城県の”O首”などは高い入園料を払わされる)

DSC_0059   墳泉に少し濡れた後は、「踊子温泉会館」で本格的に湯を浴びる。
湯は循環だが、窓の外の桜を愛でながらの湯浴みは風情があってよろしい。



   そこからはバスで「天城越え」。

  ところでオッサンが初めてこの天城に来たのは高校時代。東京駅を夜出発して修善寺に夜中に着き、そのまま朝まで車中泊できる電車があったのだ。そして下田まで天城街道のバスで(途中、河津七滝を歩いて)行き、最後は伊東で鯵のたたきを夕食にして帰った思い出がある。
  今回は逆コース、しかも当時はなかったループ橋を登って越えていく。当初は浄蓮の滝にも寄ろうかと思っていたのだが、花粉のひどさとチョイと疲れたせいもありパス。そのまま湯ヶ島の温泉へ直行とあいなった。


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  バス停から温泉までは川沿いの遊歩道を歩いたのだが、これがなかなか風情がある。(途中に飲泉所などもあった。)


DSC_0075  そしていよいよ宿泊予定の「湯本館」へ。車道から少し入ったところにある瀟洒な宿だ。手前には共同浴場もあり、源泉が近いことが伺える。

    ここは川端康成が名著「伊豆の踊子」を執筆した場所として有名なところ。P2270101

   旅館の方の案内で部屋へ向かう途中、逗留した部屋などを見せてくれる。

    露天風呂は貸切制で、室内履きがあれば入浴中とのこと。「今日は満室なんで込みますよ。他のお客さんがいない今が狙い目です。」ということで、まずはその露天で一浴だ。
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     ロビーの奥から外に出て宿の裏の狩野川沿いの庭を通っていくと、ほとんど川と同じDSC_0086レベルに露天風呂がある。

   対岸に迫る山との間に清らかな水が流れていてその水面を眺めながらのゆったりとした湯浴み。季節柄、若干ぬるめであったがその分のんびりと浸かれる。
   
  反対側には内湯の大浴場(時間で男女入れ替え制)も見えて、後の楽しみへの期待もそそらせてくれる。




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      もちろんその大浴場も期待にたがわない、いい風呂であった。たっぷりと掛け流されるお湯はもちろんのこと、その湯船が素晴らしい。何という名前かはわからないのだが、つるつるの石の湯船が極上の湯を満たしている。(これはもうひとつの内湯も同じ=写真中央は一番小さい家族風呂)P2260022 (2)

   ところでこの風呂でご一緒だった、名古屋の方とのお話。
「河津の桜みました?」
   との問いに
「ええ、ほぼ満開でとても綺麗でしたよ」
   と返事すると
「いやぁ、道路がものすごい渋滞でここまでくるのがやっとでした。明日は早出して行って来ますわ・・・」

うーん、やはり河津桜は人気がある。誰もが一足早い春を楽しみたいのだ。(人気スポットへは公共交通機関で行くのがお薦めです)

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  さてさて、温泉を楽しんだ後は期待の夕食。
もちろんお目当ての「猪鍋」がメイン。しっかりした味噌の出汁に猪肉のうまみと野菜の甘さが加わり、身体があったまる。むろん肉の味は申し分ない。当然のこと伊豆の海の幸も新鮮でうまーーーい。


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    オッサンの好物『骨酒』は無かったが、熱燗をぐびぐび飲りながら踊子の宿の夜はふけていった。
(寝る前に部屋にあった「伊豆の踊子」文庫本を久々に読みきりました)

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  翌日はバスを乗り継ぎ、西伊豆は土肥へと向かった。乗り換え地点の「出口」バス停で40分ほど待たされたのはご愛嬌(?)、やはり渋滞のせいだろう。


    そんなわけであまり時間もなくなったけれど、ここははずせないとばかり土肥金山へ.......DSC_0131DSC_0128
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   伊豆にはかつて多くの金山があってあちらこちらで金の採掘が行われていた。なかでもここ土肥は佐渡に次ぐ規模の金鉱だったらしい。今ではテーマパーク化しているがそれはそれで楽しいし、お気軽に昔の様子を垣間見ることができる。(佐渡金山もそうでしたが)江戸時代の階級制が伺える、興味深い展示だった。でもこれってある意味、現代の社会も同じなのかも・・・・・


P2270137DSC_0149 恒例、締めの一浴は「湯茶寮マルト」さんで・・・・・・
ここでは貸しきり状態、大きな内湯とのどかな露天を独り占め。
(とはいってもあまり「湯っくり」できる時間はなかったのだが)

    土肥からの帰りは沼津までの高速船に乗る予定。だが.......!早足で急ぎ着いた埠頭には船がおらん???オッサンが行くと案内所からがっかりした顔つきの外人さんカップルが出てきた。
聞くと何故か本日欠航とのことで、沼津まではバスで行くことを勧められる。(本当は沼津港でおいしい海の幸をいただく予定だったのだがそれも断念。

  
 仕方ない....とバス停へ行く。先ほどの外国人も同じようにバス停にいた。ドイツ人とのことだったが、女性のかたはハーフということで、日本語ペラペラ。埼玉に住んでいるらしい。で、男性のほうは海の方へ行って写真を撮っている。見ると大きな船が向こうからやってきていた。。
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    (そういえば、ここからは清水港までのフェリーもあったのだ)

  バスでまた修善寺まで戻るのも面白くないので、とりあえずフェリーの出航時刻を携帯で聞いてみる。・・・と、12:00とのこと。あと10分くらいしかない。清水まで行くとかなりの遠回りにはなるが駿河湾からの富士も見てみたかったので、フェリーターミナルまでの上り坂を走ったオッサンであった。

  フェリーの船内は意外と?豪華だった。P2270149
 たこ焼きの”具”が桜海老になった「駿河焼き」などをツマミに、(ちょっとかすんで写真は無理だったが)富士山を眺めながらの生ビールは最高。のんびりとプチ洋上ツアー気分で清水港までの1時間はあっという間だった。DSC_0203

  最後は沼津から「あさぎり」で新宿へ。御殿場線から小田急への連絡線も結構妙味、かつロマンスカーならではのシーバスリーガルを飲みながら帰京したのであった。

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date:2011.02.26-27

池袋08:47-(湘南新宿ライン快速)-10:37熱海10:45-(伊東線)-11:07伊東11:16-(ス-パ-ビュ-踊子3号)-11:58河津

◆峰温泉大墳湯公園
入場無料 墳湯は9:30-15:30の毎時30分
静岡県賀茂郡河津町159-1    
0558-34-0311

◆踊子温泉会館(ナトリウム・塩化物泉)
入浴料 1,000円(パンフ持参で10%割引)
静岡県賀茂郡河津町457-1    
0558-32-2626

温泉会館前14:10頃-(東海バス)-15:10頃 湯ヶ島(バスは渋滞で遅延)

◆湯本館(カルシウム・ナトリウム・硫酸塩泉)
1泊2食 15,900円~
静岡県伊豆市湯ヶ島1656-1    
0558-85-1028

西平橋09:10-(東海バス)-09:25出口10:00-(東海バス)-10:40-土肥金山

◆土肥金山
金山入場料 840円
静岡県伊豆市土肥2726    
0558-98-0800

◆湯茶寮 マルト (カルシウム・ナトリウム・硫酸塩塩化物泉)
入浴料 1,000円
静岡県伊豆市土肥2658    0558-97-3377


土肥フェリー埠頭12:10-(駿河湾フェリー)-13:05清水港13:20-(連絡バス)-13:35清水13:45-(東海道線)-14:34沼津15:30(あさぎり6号)-17:29新宿


mackkmackk55 at 21:31│コメント(4)トラックバック(0) | 

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この記事へのコメント

1. Posted by kanko   2011年04月27日 20:04
すばらしく中身の濃い旅でしたね。
私も伊豆には何度か行ってますが、知らない場所もあり、興味深く読ませていただきました。
リゾート21もスーパービュー踊り子号もまだ乗ったことありません。
黒船という列車には偶然乗ったことがあります。
河津桜がきれいですね~
湯本館にも泊まってみたいし、土肥金山にも行ってみたい!とても参考になった旅でした。
2. Posted by mackk   2011年04月27日 20:44
「黒船という列車」?--全然知りませんでした。やはり下田行きなのでしょうか?
金山は金鉱巡りよりも砂金取り体験のほうが人気があったみたいです。ただ、最後に沼津港で昼飯食えなかったことが残念!(駅で桜海老だけは買いましたが)
ところで、PCの調子はどうですか?こちらのヤツは着任早々、あさってから入院です(笑)
3. Posted by kanko   2011年04月28日 22:32
調べたら、「黒船電車」と言って、リゾート21を黒船に見立てて、黒く塗装した列車でした。
実は普通列車から降りた後、車内に携帯を忘れてしまったことに気づき、次に来た黒船に乗って追いかけたのでした。携帯のことが気になり、黒船を満喫する余裕はありませんでした(>_<)
沼津港には2度行きました。沼津丼を食べました。
丸天のかき揚げも有名ですね(いつも混んでいてまだ食べたことないです)パソコンは相変わらずです。
4. Posted by mackk   2011年04月28日 23:06
やはり、旅はいろいろアクシデントがあっても当たりまえですよね。で、これからPC君入院準備に入ります。前のノートPCをこの連休中に復活させようと思ってはいますが....さて....

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