2011年03月31日

あれから半月以上が過ぎ、気がつけばもう3月も終わり・・・・

尊い命を失われた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞い申し上げます。そして少しでも早い復興のためにできることはしていきたいと思っています。(といっても今現在では、義援金を送るくらいしかできていませんが.......)

その時、僕は会社にいたのですが生まれてはじめと言っていいくらいの揺れ。とにかく長かったですね。3度の大きな地震の後は近くの避難場所となっている公園は人で一杯。とりあえず営業に出ている会社の人たちとは何とか連絡が取れ一安心でしたが、僕もちょうど1週間前に仙台の営業所に行ったばかり。(当然ですが)仙台の2名とはまったく連絡が取れません。......しかも一人はTVで津波の様子が映されている名取市の住民......とても心配だったのですが、翌日会社経由で無事が確認できました。

大企業では足止めなどもあったみたいでしたが金曜ということもあり誰もが家に帰りたい日(そうでなければ、多分会社に泊まるなり、近くの避難場所で夜明かしするなりとなったのでしょうが)。早めにあがって同方向のものたちでまとまって帰ることにしました。(甘い考えでしたね)

逆に最後に会社を出た僕が(大江戸線と西武線の開通が早かったので)、割と早めに帰宅できたのはラッキーでした。それでもいつもの倍以上の時間がかかりました。(11時に会社を出て1時過ぎに帰宅) 超満員の電車なので途中駅では降りた人数だけしか乗れません。降りるのも大変でしたが車内では多くの人が声を掛け合って降りる人のために場所を空けてくれていました。ホームも人で溢れていましたが、混乱もなく「日本人は素晴らしい」と感心したりもしていました。

さて、真っ先に自転車で帰宅した同僚の家はガラスと食器のかけらが散らばっていて靴をはかないと歩けない状態、と聞いていたので恐る恐る玄関のとびらを開けたのですが...我が家はそれほどでもなく、少しの器が食器棚から落ちて割れていた程度でした。  ただ、今いるこの部屋!ここはとんでもない状態に(まあ、それは予想通り)・・・ふだんから乱雑に本、CD、ビデオ、その他旅の資料などの書類を積み上げていたので仕方ないのですが、びっくりしたのは棚の上にあった14型のCRT(もう使用していない、ただの展示品?)が画面を下にして転がっていたことです。他にもギターは倒れ、写真類の額はモチロンのことLPのケースの上棚がピンで固定されているのにもかかわらずずれていました。
(被災地の惨状からすれば蚊に刺されたよりも小さなことですね。で、やっと足の踏み場ができたのがこの前の日曜日でした。)

またしても長~い極私的言葉を書き連ねてしまいましたが、その後飛び込んできたニュース「原発被災」に度肝を抜かれました。

地震の揺れではなく(当然のこと、それ相応の耐震強度は持っていたはずです)、津波にやられたとなると電気系統がやばい。最悪メルトダウンの可能性まであるぞ....一瞬頭の中がパニックになりそうでした。
実際、友人たちからの電話に僕は「大変なことになる。下手したら首都圏全滅かも.....」って言っていました。にもかかわらず、その後の東電や政府の会見の危機感の無さ!情報はほとんど伝えられず、どうなっているのかがさっぱりわかりませんでしたよね。

それからもどんどん事態は悪化するばかり。そのたびに「今のところ(時にはとりあえず)心配は無い」という発表が繰り返される。確かに国民が総パニック状態になるのを防がなければいけないのはわかりますが、あまりにも人をバカにした話です。対処もまったく後手後手で、あきれ返ります。

でもそれも仕方ないことです。なんせ、原子炉が暴走すれば手がつけられないことになることはわかっていたにも拘わらず進めてきた原子力政策ですからね。核の火は地球上には自然にない元素を生成していきます。それはきちんとコントロール(管理)しなければいけない=>当たり前です。そのためにもその管理体制は厳格なものにならざるを得ないわけです。ましてそういう施設ですからテロ対策も大事です。そういうことが積み重なってくればいわゆる管理社会になってくるのも当然です。

でも・・・・・・僕みたいな門外漢からいわせてもらえばですが・・・・・結局電気を作っているのはタービンです。これは核反応でできた熱エネルギーで水を沸騰させてその蒸気でタービンを動かすという、最終的にただ熱を蒸気にして変換しているだけですよね。ここに関しては専門外なので間違っていたらご指摘をお願いします。(当時、スリーマイル後に興味を持って読んだ原子力の本などによるものですがその時には原子力発電というものはもっと凄く画期的なプロセスでできていると思っていました。)

もうひとつ疑問なのが地球温暖化のこと。確かにそれはあるのかもしれませんが、データの偽造など本当に胡散臭い事実も判明しています。本当にこのままその流れに乗っていいのだろうかと思うのは当然のことです。そのことが人智を超える原子力への傾倒を促すとしたらやはりもう一度考え直したほうがいいのではないのではないでしょうか。

もちろん、石油や石炭、また天然ガスのほかに変わるエネルギー源は希少です。でも最終的に人の手に負えない核反応を使うこのやり方を放置してはいけないのではないか。反面、進歩のためには少しずつでも核のことは研究していく必要も感じます。

人類の歴史にはそういうことも多くあったことでしょう。

しかし、ここでそのことを振り返るのも(特に我々日本人にとっては)重要なことだと思います。

今の世界は本当に複雑な有機的(?)関連で成り立っている仕組みで動いています。
それを一機に変えるのは難しいかもしれません。「脱官僚」といって発足した政府が迷走しているのもそのためでしょう。

でもそんな悠長なことを言っていられなくなったのも事実です。
早く通常の生活に戻れるよう、リードしていくのも選挙で選ばれた人たちの役目だと思います。

加えて、
計画停電もひどいですよね。本来ならば大口需要者への契約による供給制限が先でしょう。そのほうが工場などの現場にとってもやりやすいはずです。しかも、なんか変な地域分け。送電の関係でしょうがこれもおかしな話です。

所詮ただのオッサンの独り言ですが、なんとなく今のやり方違うぞ!って思います。そのことは多分多くの人たちが感じてるのではないかと思うのです。---誰もがエネルギーを大事にするのはいいこと?なのでしょうが.......はたしてこのままでいいのでしょうか。
多分、夏にはもっとひどいことを言われるでしょうが唯々諾々ではいけないと思います。

ここまで書いたらもうひとこと言っちゃいましょう・・・・・

そして.....
復興には多くの資金が必要ですよね。
これにはまず、所得税の時限増税(免税額以下の人には負担になりませんからね)。
そして電力消費税を導入するべきではないでしょうか。
(今までも税金払っていたのにと思うかもしれませんが、これも免税点を設ければいいと思います)

とにかく国会がまともな議論もせずにパフォーマンスで終わっていること。

それがいちばん国民として情けないことです!

我々が選んだ議員の皆さん、頼みます。
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なんか、柄にも無く叫んでしまいました。
でも、11日からとにかく落ち着かない日々が続いていたので、ここでちょっと言いたいことを、チャンとでは無いにせよ言ってみた次第です。

とにかくこの現在(いま)が "Before The Deluge" じゃないことを祈ります。
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mackkmackk55 at 00:30│コメント(2)トラックバック(0) │

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この記事へのコメント

1. Posted by 総ちゃん   2011年04月03日 13:54
もう3週間たったけど震災対応でストレス溜まりまくり。被災の方々が一番大変な事は分かるんだけど、中には大した事なくても無理難題を言う○○大・○学部教授。言う事聞かないと大変な事になるよとか脅されて、ムカつきながらも戦っております! そういう意味でも早く普通に戻ってもらいたい今日この頃。そろそろ一杯やりたいね。
2. Posted by mackk   2011年04月03日 18:30
多分仕事面ではいろいろあるだろうと思っていましたが、まったくその手の奴等には参りますね。こちらも影響大で、この3月で一息つけそうだったのが全てパー。会社もやばいです。

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