2015年10月
2015年10月14日
最終日は杵築を散策 2015年 5月 6日 (晴れ)
翌朝、宿でもらった入浴券を片手に御前湯へ・・・・
早朝でも入浴客はいっぱいだった。
ここは階下と階上(フロントがこのレベル)で日替わりで男女入れ替え。それぞれ源泉は別だそうだが、この日は男性が下の湯だった。
マグネシウム・ナトリウム・炭酸水素塩泉の湯は宿の湯よりは少し温い感じだが、もちろん掛け流し。充分楽しめるし、ここには露天も併設されていて、芹川の流れを見ながら入れるのは嬉しい。
宿に戻って朝食。
(ここの料理は全般的に出汁のきいた、さっぱりした味が良かった)
竹田の駅への帰りは路線バスで・・
駅の側の温泉「花水木」での一浴を期待していたのだが営業時間外だったのが残念。
代わりに目の前の川で時間潰し・・・?
列車に乗る前のひと時、(名前はわからないが)色々な鳥たちと一緒にのんびり水辺を楽しむ。
竹田駅からは再び「九州横断特急」で東へ。
大野川沿いに谷を下り大分の台地を疾走する。
だんだん雄大になる川面を眺めながらの汽車旅は楽しくも、旅の最終日というちょっとさびしい気持ちと共にに大分の市街地へ進んでいく。
二日前に「ゆふいんの森」と生き別れになった?高架橋で再び久大本線と合流すると、まもなく大分到着。 キリシタン大名大友宗麟の像が迎えてくれる。
大分駅は改装が完成したばかりのGWということもあってか、ものすごい人出だった。
そしてここからは先日もお目にかかった「青いソニック」に乗車。
こちらはメタリックな883系。(ホントにJR九州の車両は楽しいですね・・・・) ネズミーキャラのようなシートに揺られて最後の下車駅に向かう。
その駅がここ、
「杵築」。
駅からはバスで昔の城下町へと向かう。
杵築の街は八坂川河口付近の台地に築かれた。
山の東側、守江湾側に城山があり西側に武家屋敷と商家町があるのだが
その台地が谷で南北に分かれている、その谷間が商家町で両側の山に武家の家屋が並んでいる・・・・という構造上、坂道や階段道が多い・・・それがまたこの街の魅力でもある。杵築城も復元されてはいるがそちらはパス。
勘定場の坂を登り北台武家屋敷通りを散策。多くのお屋敷があるがこちらは藩校の門。
いくつものお屋敷を訪れる時間はないので代表的な「大原邸」へ。
長屋門をくぐると茅葺の見事な母屋が現われる。 解説板によると「杵築藩の家老を務めた」家で「中島を配した・・回遊式庭園がすばらしい」とのことだ。
係りの方に案内してもらい、家の中もゆっくり見学。
生活の様子もよくわかる展示はみごたえがある。
あの石丸謙二郎さんも子供の頃ここでご家族とお住まいだったとか・・・銀行員のお父さんの転勤できたのだそう・・・。
その素晴らしい庭もゆっくり散策させてもらった。
南北の台地の間へは坂道や階段で下る。
杵築の観光協会では「着物で町歩き」と称して着物のレンタルを実施しており、華やかなお嬢様たちも何度かお見かけした。
商人町には味噌蔵や米屋に和菓子店などが立ち並ぶが、カミサンが目当てにしていたのがここ「萬力屋」さん。木地や曲げ物の専門店で、店内には多くの品物があり木の香りが漂う。購入したのは鰹節削り・・・現役のものはオッサンが実家から持ってきた年代物だったので、かなりがたが来ていたから・・・・
先ほど北台から下りてきた坂が「酢屋の坂」でこれから上るのが「塩屋の坂」。
それぞれの坂は商人町を挟んで対峙している。片方の坂からは反対側の坂が見渡せてなかなか楽しい。
登りきった南台では「中根邸」を見学。
(こちらも代々家老を務めた)中根家が、隠居後の住まいにしたのがここだそう。
そう聞くと茶室や庭など、それらしく感じられる。
南台の武家屋敷通りも散策。こちらは既に建て替えて一般的な住居として住まわれている方が多い。 そんな通りを歩いていくと西端の一角は寺町になっている。
そこにお寺っぽい外観の屋根にに何故か十字架がある建物が。
そう、ここが『杵築カトリック教会』。
「オラショ巡礼の道」というパンフレットに載っていたのを見て、行ってみたかったのだった。庭では信者の方?が畑仕事をしていた。
「ゆっくり見ていってください」 と言われ、のんびりと見学させてもらう。
そろそろお暇しようと思っていたら、 「神父さんが帰ってきましたよ」
見るとスクーターに乗った神父さんが戻ってきた。
まもなく建物のほうから「中へ、いらっしゃい」との声が・・・
スペインの方だそうでなんとガリシア出身だという。
ずっと前に行ったことを思い出して片言のスペイン語でガリシアのどこですか?と聞いたら「こちらにどうぞ」と事務所のパソコンでグーグルアースを開いてその家を教えてくれた。スペインの家にはお姉さん(か妹?)が住んでいらっしゃるそうだが、最近体調を崩しているらしい。
僕らが東京から来たことを知ると、神父さんは東京に居たこともあったことなど(下井草だって・・オッサンの家の近く)、いろいろ楽しい話を聞かせてくれた。
で、こんな本も出してるよ・・・って見せてもらったのがこの本。(帰宅後すぐに購入してしまった・・・商いもなかなかうまいかも・・・)
教会を後にして再び坂を下り上り。
向かったのはここ「北浜温泉」、いわずと知れた「最後の一浴」だ。
しかしながら営業時間までまだ30分ほどある。
それなら・・・と、近くにあったこの店へ。
注文してからその場で揚げてくれるから揚げは、ジューシーでおいしい。モモと胸を2本ずつ注文、グラムいくらで料金もリーズナブル。(忘れたけど500円くらいだった)僕らが揚がるのを待っている間にもひっきりなしにお客さんがきて、大量の注文を出していた。 こちらは近くのコンビニでビールを買って温泉の駐車場でミニ宴会。
肝心の温泉は単純泉で湯口39.9度ながら、ちょいと塩気があって良くあったまる湯。
長いようであっという間に過ぎた九州の旅。その最後の一浴は、オッサンらしく地味目のいい湯だった。
<=その8へ 戻る
<5日目 経路>
長湯温泉 9:15-竹田交通バス-9:44 豊後竹田駅 10:28-九州横断特急2号-11:27 大分 12:10-特急ソニック30号-12:30 杵築・・・杵築BT 16:16-大分交通バス-17:15 大分空港 18:20-ANA800-19:55 羽田空港
翌朝、宿でもらった入浴券を片手に御前湯へ・・・・
早朝でも入浴客はいっぱいだった。
ここは階下と階上(フロントがこのレベル)で日替わりで男女入れ替え。それぞれ源泉は別だそうだが、この日は男性が下の湯だった。
マグネシウム・ナトリウム・炭酸水素塩泉の湯は宿の湯よりは少し温い感じだが、もちろん掛け流し。充分楽しめるし、ここには露天も併設されていて、芹川の流れを見ながら入れるのは嬉しい。
宿に戻って朝食。
(ここの料理は全般的に出汁のきいた、さっぱりした味が良かった)
竹田の駅への帰りは路線バスで・・
駅の側の温泉「花水木」での一浴を期待していたのだが営業時間外だったのが残念。
代わりに目の前の川で時間潰し・・・?
列車に乗る前のひと時、(名前はわからないが)色々な鳥たちと一緒にのんびり水辺を楽しむ。
竹田駅からは再び「九州横断特急」で東へ。
大野川沿いに谷を下り大分の台地を疾走する。
だんだん雄大になる川面を眺めながらの汽車旅は楽しくも、旅の最終日というちょっとさびしい気持ちと共にに大分の市街地へ進んでいく。
二日前に「ゆふいんの森」と生き別れになった?高架橋で再び久大本線と合流すると、まもなく大分到着。 キリシタン大名大友宗麟の像が迎えてくれる。
大分駅は改装が完成したばかりのGWということもあってか、ものすごい人出だった。
そしてここからは先日もお目にかかった「青いソニック」に乗車。
こちらはメタリックな883系。(ホントにJR九州の車両は楽しいですね・・・・) ネズミーキャラのようなシートに揺られて最後の下車駅に向かう。
その駅がここ、
「杵築」。
駅からはバスで昔の城下町へと向かう。
杵築の街は八坂川河口付近の台地に築かれた。
山の東側、守江湾側に城山があり西側に武家屋敷と商家町があるのだが
その台地が谷で南北に分かれている、その谷間が商家町で両側の山に武家の家屋が並んでいる・・・・という構造上、坂道や階段道が多い・・・それがまたこの街の魅力でもある。杵築城も復元されてはいるがそちらはパス。
勘定場の坂を登り北台武家屋敷通りを散策。多くのお屋敷があるがこちらは藩校の門。
いくつものお屋敷を訪れる時間はないので代表的な「大原邸」へ。
長屋門をくぐると茅葺の見事な母屋が現われる。 解説板によると「杵築藩の家老を務めた」家で「中島を配した・・回遊式庭園がすばらしい」とのことだ。
係りの方に案内してもらい、家の中もゆっくり見学。
生活の様子もよくわかる展示はみごたえがある。
あの石丸謙二郎さんも子供の頃ここでご家族とお住まいだったとか・・・銀行員のお父さんの転勤できたのだそう・・・。
その素晴らしい庭もゆっくり散策させてもらった。
南北の台地の間へは坂道や階段で下る。
杵築の観光協会では「着物で町歩き」と称して着物のレンタルを実施しており、華やかなお嬢様たちも何度かお見かけした。
商人町には味噌蔵や米屋に和菓子店などが立ち並ぶが、カミサンが目当てにしていたのがここ「萬力屋」さん。木地や曲げ物の専門店で、店内には多くの品物があり木の香りが漂う。購入したのは鰹節削り・・・現役のものはオッサンが実家から持ってきた年代物だったので、かなりがたが来ていたから・・・・
先ほど北台から下りてきた坂が「酢屋の坂」でこれから上るのが「塩屋の坂」。
それぞれの坂は商人町を挟んで対峙している。片方の坂からは反対側の坂が見渡せてなかなか楽しい。
登りきった南台では「中根邸」を見学。
(こちらも代々家老を務めた)中根家が、隠居後の住まいにしたのがここだそう。
そう聞くと茶室や庭など、それらしく感じられる。
南台の武家屋敷通りも散策。こちらは既に建て替えて一般的な住居として住まわれている方が多い。 そんな通りを歩いていくと西端の一角は寺町になっている。
そこにお寺っぽい外観の屋根にに何故か十字架がある建物が。
そう、ここが『杵築カトリック教会』。
「オラショ巡礼の道」というパンフレットに載っていたのを見て、行ってみたかったのだった。庭では信者の方?が畑仕事をしていた。
「ゆっくり見ていってください」 と言われ、のんびりと見学させてもらう。
そろそろお暇しようと思っていたら、 「神父さんが帰ってきましたよ」
見るとスクーターに乗った神父さんが戻ってきた。
まもなく建物のほうから「中へ、いらっしゃい」との声が・・・
スペインの方だそうでなんとガリシア出身だという。
ずっと前に行ったことを思い出して片言のスペイン語でガリシアのどこですか?と聞いたら「こちらにどうぞ」と事務所のパソコンでグーグルアースを開いてその家を教えてくれた。スペインの家にはお姉さん(か妹?)が住んでいらっしゃるそうだが、最近体調を崩しているらしい。
僕らが東京から来たことを知ると、神父さんは東京に居たこともあったことなど(下井草だって・・オッサンの家の近く)、いろいろ楽しい話を聞かせてくれた。
で、こんな本も出してるよ・・・って見せてもらったのがこの本。(帰宅後すぐに購入してしまった・・・商いもなかなかうまいかも・・・)
教会を後にして再び坂を下り上り。
向かったのはここ「北浜温泉」、いわずと知れた「最後の一浴」だ。
しかしながら営業時間までまだ30分ほどある。
それなら・・・と、近くにあったこの店へ。
注文してからその場で揚げてくれるから揚げは、ジューシーでおいしい。モモと胸を2本ずつ注文、グラムいくらで料金もリーズナブル。(忘れたけど500円くらいだった)僕らが揚がるのを待っている間にもひっきりなしにお客さんがきて、大量の注文を出していた。 こちらは近くのコンビニでビールを買って温泉の駐車場でミニ宴会。
肝心の温泉は単純泉で湯口39.9度ながら、ちょいと塩気があって良くあったまる湯。
長いようであっという間に過ぎた九州の旅。その最後の一浴は、オッサンらしく地味目のいい湯だった。
<=その8へ 戻る
<5日目 経路>
長湯温泉 9:15-竹田交通バス-9:44 豊後竹田駅 10:28-九州横断特急2号-11:27 大分 12:10-特急ソニック30号-12:30 杵築・・・杵築BT 16:16-大分交通バス-17:15 大分空港 18:20-ANA800-19:55 羽田空港