2014年06月
2014年06月26日
(3日目) 竹田の街でプチ散歩 2014年5月5日 (雨のち曇り時々晴)
心地よい湯に打たれ身も心もすっかりくつろいだあとは、宿のロビーでコーヒーを頂いて出発。
昨夜から(特に夜半は激しく)降っていた雨は少しはその勢いを緩ませてくれたが、まだ止む気配はない。
雨の中を進んでゆくと、地熱発電所の先の右手に形のいい山が見えてきた。「一目山(ひとめやま)」というらしい。
1時間もあれば往復できるようなのだが、さすがに登る気持ちにはなれず・・・眺めるだけ、にした。
その先、熊本との県境沿いの道では鮮やかな緑のカーテンが迎えてくれた・・・・
やまなみハイウェイに戻るとすぐに左折、「久住高原ロードパーク」を進む。雨なので景色はイマイチだが道沿いは自然の宝庫だった。
国道442号に出たあたりから雨は小降りになってきた。
うっすらと久住の山並みも見えてくる。でも山上は雨だろう。
(昨日じゃなくてよかった)
と、自分勝手なつぶやき。
途中温泉の看板がいくつかあり惹かれるが、我慢。
道の駅でカボス胡椒やカボ酢などを買い込み「サフランサイダー」なるもので喉を潤す。
目指したのはここ「竹田茶寮」、ガイドブックに載っていた豆腐田楽がうまそうだったからだ。
受付に行ったら(予約もしてなかったので)、一時間待てばOK だという。ちょうどいい、ちょっぴり見たかった場所を散策しよう。
竹田は「たけた」というらしい。「竹田の子守唄」の竹田は京都なので全く関係がない。ちなみに竹田市久住は「くじゅう」でその北の玖珠郡九重町は「ここのえまち」だそうで、これも今回知った。
歴史ある城下町らしく、武家屋敷が残る通りがある。そんな小路を歩いていると、歴史の中に身をおいている気分になる。
それぞれ現在も、ご当主が実際にお住まいになられていることも、活きている歴史のひとコマでもあるのか・・・っていうのは、ふらふら訪れた旅人の勝手な思いでもあるのだろうが....
その小路の途中を右にほんの少し山側に入るとここ、「切支丹洞窟礼拝堂跡」。
為政者の弾圧にもめげずにその信仰を貫いた当時の庶民とはるか遠くの国からやってきた宣教師のすさまじいばかり気持ちが伝わってくる。
洞窟のような礼拝堂がひっそりと佇む右手には宣教師が夜を過ごしたという(本当か?と思ってしまうような)洞穴、というよりもただの岩のくぼみが残されている。
敬虔な気持ちになりつつ、その場を辞して街中を散歩する。
名水百選にも選定された竹田湧水群のある街、「市民ギャラリー水琴館」でもおいしい水をいただいた。そこには名前のとおり水琴窟もあり、その美しい音色を楽しむ。(録音しとけばよかったが・・)
歩いたのは町のほんの一部だが、落ち着いた町並みに気持ちがほっとする。 新緑の季節でもありみずみずしい木々の葉も美しい。
一時間あまりの街中散歩を終えて「竹田茶寮」へ戻る。
城下町内唯一の温泉旅館でもあるというここは町全体を見下ろせる高台に、風雅な建物を持つ。
いただいたのは昼のコース料理で、もちろん名物の豆腐田楽が楽しめる。
季節の野菜が載った先付は矢形の器の上、どれも上品な味付けだ。 紙鍋に盛られていたのはさっぱりとした赤身の牛、千切りにした牛蒡や人参は初めてだったがこれもまた料理の発見。
(それは後での楽しみとなりましたが)何と言ってもやはり田楽だ。
この田楽は他とは違って、柔らかな豆腐を使っているそう。 それ用の器もあって、赤味噌、柚子味噌そして山椒味噌の三種類で味わう。
茶碗蒸しやじゃが芋団子のかに葛餡がけなどの後、蕗の葉に盛られたご飯を頂く。蛤の吸いものが季節を感じさせてくれてうれしい。
最後のワラビ餅には本物のワラビが載っていて、それも「板前さんのこだわり」だとお聞きした。
そしてもうひとつ、受付のロビーに置かれていた「姫だるま」(何故かその写真はなくこちらは拝借もの)。家庭円満、繁栄の象徴として親しまれていたという。正月には「投げ込み」といって、家々にこのだるまが配られていたらしい。
「昔はうちにもたくさん投げ込まれたんですよ」
とお聞きしたが城下町らしい風習に納得。たがこれが欲しかったらしいカミサンが聴くと、今ではなかなか手に入らないという。
360年の伝統があるというが現在はただひとつの工房があるだけらしい。
そして食後に向かったのは、ここ。
国指定史跡にもなっている「岡城址」。
瀧廉太郎の「荒城の月」のモチーフにもなったという、山城だ。
入城料を払うと、巻物になったパンフレット?がもらえる。それによると築城は1185年というから800年以上前。巻物は開くと掛軸風になっていて土井晩翠の歌詞が書かれている。
その城址も石垣と狭い天守跡があるくらいかなと想像していたのだが・・・広い。なんと東京ドーム22個分の面積だとか、入り口から本丸跡までは20分以上はかかる。
無論、当時の建物は一切無い。
堅牢な石垣の上には草原があるだけ・・・
はるか向こうには久住の山並みが見える。ここでも昔の武将になったようなタイムスリップ。
瀧廉太郎は少年時代をこの竹田で過ごし、荒れ果てた岡城に登って遊んだらしい。
その印象が「荒城の月」のあのメロディーになったのだろう。
銅像の台座にはミューズが描かれていた。
想像以上に広い岡城だったので、行ってみたかった瀧廉太郎記念館には行けず・・・また次回にと・・・今宵の塒、別府を目指すことにした。
その途上、「途中の一浴」。
自分の中では大分といえば、別府や湯布院よりも昨日泊まった「筋湯」とともに、「長湯」、「壁湯」の三湯(勝手にそう呼ぶ)が魅力的だった。
そのひとつ、長湯が別府への道中にある。炭酸泉で有名な温泉だが、有名な浴舎はどこも混んでいる。なので道沿いにあった「きもと温泉」で一浴。
鄙びた公衆浴場だったがお湯はもちろん新鮮。
名称は忘れたが男女それぞれ二つの浴槽があって
「源泉に近いほうは熱い」らしいが、もちろんそちらに入浴。
マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉の湯は当然掛け流しで、湯船の淵には析出物もびっしり。文句の無いお湯だった。
地元の方たちが数人浸かっていて、話しかけられたが最初は全く言葉がわからず・・・
(父親が長崎出身だったので、たいていの九州弁はわかるのだが)
「ここの湯は、熱いけどいいよ・・・」くらいの理解・・・・
いい街、いい味、いい湯を堪能して別府に向かうオッサンであった・・・・
心地よい湯に打たれ身も心もすっかりくつろいだあとは、宿のロビーでコーヒーを頂いて出発。
昨夜から(特に夜半は激しく)降っていた雨は少しはその勢いを緩ませてくれたが、まだ止む気配はない。
雨の中を進んでゆくと、地熱発電所の先の右手に形のいい山が見えてきた。「一目山(ひとめやま)」というらしい。
1時間もあれば往復できるようなのだが、さすがに登る気持ちにはなれず・・・眺めるだけ、にした。
その先、熊本との県境沿いの道では鮮やかな緑のカーテンが迎えてくれた・・・・
やまなみハイウェイに戻るとすぐに左折、「久住高原ロードパーク」を進む。雨なので景色はイマイチだが道沿いは自然の宝庫だった。
国道442号に出たあたりから雨は小降りになってきた。
うっすらと久住の山並みも見えてくる。でも山上は雨だろう。
(昨日じゃなくてよかった)
と、自分勝手なつぶやき。
途中温泉の看板がいくつかあり惹かれるが、我慢。
道の駅でカボス胡椒やカボ酢などを買い込み「サフランサイダー」なるもので喉を潤す。
目指したのはここ「竹田茶寮」、ガイドブックに載っていた豆腐田楽がうまそうだったからだ。
受付に行ったら(予約もしてなかったので)、一時間待てばOK だという。ちょうどいい、ちょっぴり見たかった場所を散策しよう。
竹田は「たけた」というらしい。「竹田の子守唄」の竹田は京都なので全く関係がない。ちなみに竹田市久住は「くじゅう」でその北の玖珠郡九重町は「ここのえまち」だそうで、これも今回知った。
歴史ある城下町らしく、武家屋敷が残る通りがある。そんな小路を歩いていると、歴史の中に身をおいている気分になる。
それぞれ現在も、ご当主が実際にお住まいになられていることも、活きている歴史のひとコマでもあるのか・・・っていうのは、ふらふら訪れた旅人の勝手な思いでもあるのだろうが....
その小路の途中を右にほんの少し山側に入るとここ、「切支丹洞窟礼拝堂跡」。
為政者の弾圧にもめげずにその信仰を貫いた当時の庶民とはるか遠くの国からやってきた宣教師のすさまじいばかり気持ちが伝わってくる。
洞窟のような礼拝堂がひっそりと佇む右手には宣教師が夜を過ごしたという(本当か?と思ってしまうような)洞穴、というよりもただの岩のくぼみが残されている。
敬虔な気持ちになりつつ、その場を辞して街中を散歩する。
名水百選にも選定された竹田湧水群のある街、「市民ギャラリー水琴館」でもおいしい水をいただいた。そこには名前のとおり水琴窟もあり、その美しい音色を楽しむ。(録音しとけばよかったが・・)
歩いたのは町のほんの一部だが、落ち着いた町並みに気持ちがほっとする。 新緑の季節でもありみずみずしい木々の葉も美しい。
一時間あまりの街中散歩を終えて「竹田茶寮」へ戻る。
城下町内唯一の温泉旅館でもあるというここは町全体を見下ろせる高台に、風雅な建物を持つ。
いただいたのは昼のコース料理で、もちろん名物の豆腐田楽が楽しめる。
季節の野菜が載った先付は矢形の器の上、どれも上品な味付けだ。 紙鍋に盛られていたのはさっぱりとした赤身の牛、千切りにした牛蒡や人参は初めてだったがこれもまた料理の発見。
(それは後での楽しみとなりましたが)何と言ってもやはり田楽だ。
この田楽は他とは違って、柔らかな豆腐を使っているそう。 それ用の器もあって、赤味噌、柚子味噌そして山椒味噌の三種類で味わう。
茶碗蒸しやじゃが芋団子のかに葛餡がけなどの後、蕗の葉に盛られたご飯を頂く。蛤の吸いものが季節を感じさせてくれてうれしい。
最後のワラビ餅には本物のワラビが載っていて、それも「板前さんのこだわり」だとお聞きした。
そしてもうひとつ、受付のロビーに置かれていた「姫だるま」(何故かその写真はなくこちらは拝借もの)。家庭円満、繁栄の象徴として親しまれていたという。正月には「投げ込み」といって、家々にこのだるまが配られていたらしい。
「昔はうちにもたくさん投げ込まれたんですよ」
とお聞きしたが城下町らしい風習に納得。たがこれが欲しかったらしいカミサンが聴くと、今ではなかなか手に入らないという。
360年の伝統があるというが現在はただひとつの工房があるだけらしい。
そして食後に向かったのは、ここ。
国指定史跡にもなっている「岡城址」。
瀧廉太郎の「荒城の月」のモチーフにもなったという、山城だ。
入城料を払うと、巻物になったパンフレット?がもらえる。それによると築城は1185年というから800年以上前。巻物は開くと掛軸風になっていて土井晩翠の歌詞が書かれている。
その城址も石垣と狭い天守跡があるくらいかなと想像していたのだが・・・広い。なんと東京ドーム22個分の面積だとか、入り口から本丸跡までは20分以上はかかる。
無論、当時の建物は一切無い。
堅牢な石垣の上には草原があるだけ・・・
はるか向こうには久住の山並みが見える。ここでも昔の武将になったようなタイムスリップ。
瀧廉太郎は少年時代をこの竹田で過ごし、荒れ果てた岡城に登って遊んだらしい。
その印象が「荒城の月」のあのメロディーになったのだろう。
銅像の台座にはミューズが描かれていた。
想像以上に広い岡城だったので、行ってみたかった瀧廉太郎記念館には行けず・・・また次回にと・・・今宵の塒、別府を目指すことにした。
その途上、「途中の一浴」。
自分の中では大分といえば、別府や湯布院よりも昨日泊まった「筋湯」とともに、「長湯」、「壁湯」の三湯(勝手にそう呼ぶ)が魅力的だった。
そのひとつ、長湯が別府への道中にある。炭酸泉で有名な温泉だが、有名な浴舎はどこも混んでいる。なので道沿いにあった「きもと温泉」で一浴。
鄙びた公衆浴場だったがお湯はもちろん新鮮。
名称は忘れたが男女それぞれ二つの浴槽があって
「源泉に近いほうは熱い」らしいが、もちろんそちらに入浴。
マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉の湯は当然掛け流しで、湯船の淵には析出物もびっしり。文句の無いお湯だった。
地元の方たちが数人浸かっていて、話しかけられたが最初は全く言葉がわからず・・・
(父親が長崎出身だったので、たいていの九州弁はわかるのだが)
「ここの湯は、熱いけどいいよ・・・」くらいの理解・・・・
いい街、いい味、いい湯を堪能して別府に向かうオッサンであった・・・・
2014年06月12日
(2-3日目) 筋湯温泉で湯三昧 2014年5月4日泊 (曇りのち雨)
懐深い九重の山から下りた後、向かったのは登山口から15分足らずの筋湯。
1000年以上の歴史を誇る湯は名前の通り筋肉痛に効くという、まさに登山後にはうってつけの温泉だ。
泊まったのは「朝日屋旅館」。細い路地のような温泉街の道を進み、坂を上った一番奥にある。
なにはともあれ部屋で一服。汗をかいたので「お茶より、ビール」と自販機で調達。仲居さんも「じゃあ、お茶はいらないですねぇ」(そうですね)って、きさくな感じの方だった。
この宿には6つの湯船があるがまずは定石、男女別内湯に向かう。
こじんまりとした湯船だが、このくらいがちょうどいい。お湯もどんどん新しく入れ替わって新鮮だ。
内湯の奥にあったのが混浴の露天、当たり前だが開放的で気持ちがいい。
もちろんすべて掛け流しの湯。湯量豊富な源泉があるおかげだ。
露天の奥には筋湯といったら、の打たせ湯もある。(早い時間だったせいか、他のお客さんもいなかったのでウチの山ノ神もそいつを堪能)
泉質は単純泉とのことだが、若干の塩味もあり飲んでもおいしい湯。源泉温度は60度前後という湯で山旅の疲れを癒す。
その内湯の階上には洞窟風呂と展望風呂という、2つの湯がある。
こちらは時間で男女入れ替え制の、半露天。
そしてどちらにも蒸し湯がある。
天然のサウナ、これも満喫。
残り二つの湯は貸切、12トンの岩をくりぬいた石風呂と五右衛門風呂。(何故かいつも五右衛門は使用中でついに浸かれず・・・)
新鮮なお湯を楽しんだ後、夕食は部屋で(もちろん地の焼酎をたしなみながら)頂く。
蛸のサラダ、かぶら蒸しがウマい。 ここは熊本県境にも程近いせいか?馬刺しの味も確か。
豊後牛はややあとから焼かせてもらった。てんぷらもからっと・・・だが
この鰻の蒸篭蒸し、結構飲み食いした後だったのでご飯全部は食べきれなかったが、蒸してあるだけに関東人にも充分食べられる柔らかさだった。
もちろん、食後にも一浴。久しぶりの温泉三昧を楽しんだ。
翌朝も、おいしい朝食とともに当然のごとく湯浸り・・・
そして宿を辞する前に行ってきたのがここ。
筋湯には共同湯が4つあるが欠かせないのは、やはり「うたせ湯」だ。
広い湯船の先、壁際に十数本の湯の滝が流れ落ちる。当然湯気がすごいので写真ではこんな感じ(なんで温泉組合のHPからお借りした画も右に)。
2m以上はあるその湯の圧力はさすがに宿のそれとは違う。またその幅もいろいろあって、自分の肩幅にあった打たせ湯を選んで肩のこりをほぐすオッサンであった。
懐深い九重の山から下りた後、向かったのは登山口から15分足らずの筋湯。
1000年以上の歴史を誇る湯は名前の通り筋肉痛に効くという、まさに登山後にはうってつけの温泉だ。
泊まったのは「朝日屋旅館」。細い路地のような温泉街の道を進み、坂を上った一番奥にある。
なにはともあれ部屋で一服。汗をかいたので「お茶より、ビール」と自販機で調達。仲居さんも「じゃあ、お茶はいらないですねぇ」(そうですね)って、きさくな感じの方だった。
この宿には6つの湯船があるがまずは定石、男女別内湯に向かう。
こじんまりとした湯船だが、このくらいがちょうどいい。お湯もどんどん新しく入れ替わって新鮮だ。
内湯の奥にあったのが混浴の露天、当たり前だが開放的で気持ちがいい。
もちろんすべて掛け流しの湯。湯量豊富な源泉があるおかげだ。
露天の奥には筋湯といったら、の打たせ湯もある。(早い時間だったせいか、他のお客さんもいなかったのでウチの山ノ神もそいつを堪能)
泉質は単純泉とのことだが、若干の塩味もあり飲んでもおいしい湯。源泉温度は60度前後という湯で山旅の疲れを癒す。
その内湯の階上には洞窟風呂と展望風呂という、2つの湯がある。
こちらは時間で男女入れ替え制の、半露天。
そしてどちらにも蒸し湯がある。
天然のサウナ、これも満喫。
残り二つの湯は貸切、12トンの岩をくりぬいた石風呂と五右衛門風呂。(何故かいつも五右衛門は使用中でついに浸かれず・・・)
新鮮なお湯を楽しんだ後、夕食は部屋で(もちろん地の焼酎をたしなみながら)頂く。
蛸のサラダ、かぶら蒸しがウマい。 ここは熊本県境にも程近いせいか?馬刺しの味も確か。
豊後牛はややあとから焼かせてもらった。てんぷらもからっと・・・だが
この鰻の蒸篭蒸し、結構飲み食いした後だったのでご飯全部は食べきれなかったが、蒸してあるだけに関東人にも充分食べられる柔らかさだった。
もちろん、食後にも一浴。久しぶりの温泉三昧を楽しんだ。
翌朝も、おいしい朝食とともに当然のごとく湯浸り・・・
そして宿を辞する前に行ってきたのがここ。
筋湯には共同湯が4つあるが欠かせないのは、やはり「うたせ湯」だ。
広い湯船の先、壁際に十数本の湯の滝が流れ落ちる。当然湯気がすごいので写真ではこんな感じ(なんで温泉組合のHPからお借りした画も右に)。
2m以上はあるその湯の圧力はさすがに宿のそれとは違う。またその幅もいろいろあって、自分の肩幅にあった打たせ湯を選んで肩のこりをほぐすオッサンであった。
2014年06月07日
(2日目) 白口岳(1720m)・中岳(1791m)・久住山(1787m) 2014年5月4日(晴のち曇り)
法華院山荘 7:47-8:15 鉾立峠 8:20-9:28 白口岳 9:48 -10:37 中岳10:51-11:03 御池 11:38 -12:15 久住山12:30-12:50 久住分れ避難小屋 13:15 -14:00 諏蛾守越 14:10 -15:20 長者原
2日目も晴れ、やはり山は天気が一番だ。
山荘で朝食を頂き、7:47出発。
鉾立峠まではゆるやかな登り。朝の木立の中、気持ちのいいウォーミングアップ。
九重の山々を見上げながらゆっくり歩いていく。
20分ほどすると火山らしい溶岩がごろごろした道になり、少しだけ傾斜も出てくる。
そんな道を鉾立峠まで一登り、ここで最初の休憩をとる。
山の中腹、ちょっとした広場状のまさに峠の趣のある場所だが、ここからは眼前に聳える白口岳への急登が待っている。
溝になった登山道を登っていくとやがて視界が開けてくる。
あっという間に先ほどまでいた峠がはるかな下界に・・・
坊がつるも俯瞰できるところまで、ぐんぐん登っていく。
きつい登りもこれだけ見晴らしがいいと(気分的には)すいすい歩けて嬉しい。
木々の緑や新芽にも癒されて、すんなりと白口頂上へ到着。
むこうは中岳か、山頂ではしゃいでいる?人たちも見える。
ここでカミサンが後から登ってきた(若いカップルの)女性に話しかけられた。
「昨日、(宿で)ご一緒でしたよね」
「???、あっ・・・」
「いや、モンチュラ着てる女性って少ないんで・・・私も好きなんです」
(以下省略・・だが、イタリアの山ブランド?談義・・で盛り上がっていた・・)
岐阜から来たという、お二人に撮ってもらったショット。小道具?までお借りした。
山頂でしばらくのんびりした後、「お先に・・・」
「お気をつけて」
で、今度はずんずん下っていく。
下りきったところは三叉路になっている。
左に行くと稲星山へ、右に折れると中岳の麓への道となるが迷わず右折。
左手にある稲星山の真下を中岳へ向けて歩いていく。
この道、今回の山歩きの中では一番静かでほっとする道だった。
しばらく進むと法華院温泉から直接登ってくる道(但し、今は通行止め)との合流点に出る。
そこから中岳へ再びぐんぐん登っていく。さっきまで歩いていた平行道がずっと下に見えてくる。途中ちょっとした岩場もあり、それもまた楽しい。
左手に御池の水面が見えてくるともうすぐ頂上。
ここは九州本土の最高地点。
さきほど白口から見たとおり、多くの登山者で賑わっている。
快晴なら阿蘇や祖母の山並みはもちろんのこと、雲仙まで見渡すことができるらしいが下のほうからはガスが上がってきていてそれはならなかった。
さて、当初はここからすぐ隣のもうひとつのピーク天狗ヶ城を経由して久住へ登る予定だったが、あの池の畔で昼飯にするのもいいかも・・・とそこはパスして御池へと下る。
宿で頂いた弁当は掛紙が久住の地図。
山の風を感じながら食べる飯はやっぱりうまい。そして、こんな場所でのんびり過ごすのもまたいい。(これが山の楽しみ)
ゆっくり昼飯を楽しんだ後はいよいよ久住山へと向かう。
ガレて歩きにくい道は傾斜も急だ。
山頂からは久住高原がうっすら靄の下、でも陰になった久住山が美しい。北側では硫黄山が噴煙を上げている。
その先にはうっすらと飯田高原が見える。
さて、下りにかかろう。先ほどのガレを下ると左に分かれる道があり、そちらが「久住
分かれ」へ続く。
久住分かれには避難小屋もあり、今回のコースではただひとつのトイレ施設。
オッサンはさっと済ませたが、女性用は長蛇の列。(まあ、仕方ないですね)
小屋の東側、本来の久住分かれからは怒涛の下りだ。
眼下には盆地状の平地がみえる。そこが北千里浜といわれる場所で、そこに降り立つと確かに「浜」である。
砂地が広がるミニ砂漠のような光景。見上げると硫黄山の噴煙がりりしい。
法華院山荘 7:47-8:15 鉾立峠 8:20-9:28 白口岳 9:48 -10:37 中岳10:51-11:03 御池 11:38 -12:15 久住山12:30-12:50 久住分れ避難小屋 13:15 -14:00 諏蛾守越 14:10 -15:20 長者原
2日目も晴れ、やはり山は天気が一番だ。
山荘で朝食を頂き、7:47出発。
鉾立峠まではゆるやかな登り。朝の木立の中、気持ちのいいウォーミングアップ。
九重の山々を見上げながらゆっくり歩いていく。
20分ほどすると火山らしい溶岩がごろごろした道になり、少しだけ傾斜も出てくる。
そんな道を鉾立峠まで一登り、ここで最初の休憩をとる。
山の中腹、ちょっとした広場状のまさに峠の趣のある場所だが、ここからは眼前に聳える白口岳への急登が待っている。
溝になった登山道を登っていくとやがて視界が開けてくる。
あっという間に先ほどまでいた峠がはるかな下界に・・・
坊がつるも俯瞰できるところまで、ぐんぐん登っていく。
きつい登りもこれだけ見晴らしがいいと(気分的には)すいすい歩けて嬉しい。
木々の緑や新芽にも癒されて、すんなりと白口頂上へ到着。
むこうは中岳か、山頂ではしゃいでいる?人たちも見える。
ここでカミサンが後から登ってきた(若いカップルの)女性に話しかけられた。
「昨日、(宿で)ご一緒でしたよね」
「???、あっ・・・」
「いや、モンチュラ着てる女性って少ないんで・・・私も好きなんです」
(以下省略・・だが、イタリアの山ブランド?談義・・で盛り上がっていた・・)
岐阜から来たという、お二人に撮ってもらったショット。小道具?までお借りした。
山頂でしばらくのんびりした後、「お先に・・・」
「お気をつけて」
で、今度はずんずん下っていく。
下りきったところは三叉路になっている。
左に行くと稲星山へ、右に折れると中岳の麓への道となるが迷わず右折。
左手にある稲星山の真下を中岳へ向けて歩いていく。
この道、今回の山歩きの中では一番静かでほっとする道だった。
しばらく進むと法華院温泉から直接登ってくる道(但し、今は通行止め)との合流点に出る。
そこから中岳へ再びぐんぐん登っていく。さっきまで歩いていた平行道がずっと下に見えてくる。途中ちょっとした岩場もあり、それもまた楽しい。
左手に御池の水面が見えてくるともうすぐ頂上。
ここは九州本土の最高地点。
さきほど白口から見たとおり、多くの登山者で賑わっている。
快晴なら阿蘇や祖母の山並みはもちろんのこと、雲仙まで見渡すことができるらしいが下のほうからはガスが上がってきていてそれはならなかった。
さて、当初はここからすぐ隣のもうひとつのピーク天狗ヶ城を経由して久住へ登る予定だったが、あの池の畔で昼飯にするのもいいかも・・・とそこはパスして御池へと下る。
宿で頂いた弁当は掛紙が久住の地図。
山の風を感じながら食べる飯はやっぱりうまい。そして、こんな場所でのんびり過ごすのもまたいい。(これが山の楽しみ)
ゆっくり昼飯を楽しんだ後はいよいよ久住山へと向かう。
ガレて歩きにくい道は傾斜も急だ。
ここで、先ほど白口で出会ったカップルが降りてきた。 稲星山経由で来たらしい。
「山頂は人でいっぱい。原宿状態ですよ」
とのこと。
確かに目指す頂には鈴なりの人が見える。
「山頂は人でいっぱい。原宿状態ですよ」
とのこと。
確かに目指す頂には鈴なりの人が見える。
山頂からは久住高原がうっすら靄の下、でも陰になった久住山が美しい。北側では硫黄山が噴煙を上げている。
その先にはうっすらと飯田高原が見える。
さて、下りにかかろう。先ほどのガレを下ると左に分かれる道があり、そちらが「久住
分かれ」へ続く。
久住分かれには避難小屋もあり、今回のコースではただひとつのトイレ施設。
オッサンはさっと済ませたが、女性用は長蛇の列。(まあ、仕方ないですね)
小屋の東側、本来の久住分かれからは怒涛の下りだ。
眼下には盆地状の平地がみえる。そこが北千里浜といわれる場所で、そこに降り立つと確かに「浜」である。
砂地が広がるミニ砂漠のような光景。見上げると硫黄山の噴煙がりりしい。
2014年06月04日
今日、F.B. に
Jerry Jeff Walker (名義のアップ)から来たのが
これ
ガイ:クラークの名曲ですね。
ローリング・ストーン誌の "100 Greatest Country Songs of All Time " に載って
"Thanks"ってことでした。
ちなみに、その100。
最初のほうをを見てみたら、
1) I Waik The Line/Johnny Cash
2)Crazy/Patsy Clyne
3)I"m So Lonesome I Could Cry/Hank Williams
4)He Stopped Loving Her Today/George Jones
5)Standing On The Corner/Jimmie Rodgers
6)Stand By Your Man/Tammy Wynette
・・・・・・・・・・・・
なるほど...って曲が並んでいます。
結構、面白いと思います。
まだ全部は見てないので・・・・・・ですが・・・・
ジェリー・ジェフといえば
この曲も好きでした。
ところで、今気づいたんですが
この映像のバックにあるスローガン?
"○○○(この部分、消されてますね)のテネシーのなんとかキング?より、fencepost in Texas"
ってあるのは、
なんとなくは解るような気もしますが、本当の意味はどういうことなんでしょう
(なんか、そっちのほうばかり気になってしまっています)
P.S. ○○○は、よく見たらライトが当たってただけでしたね。深読みしすぎでした。
(でもどうして king と fencepost なんでしょうか?)
Jerry Jeff Walker (名義のアップ)から来たのが
これ
ガイ:クラークの名曲ですね。
ローリング・ストーン誌の "100 Greatest Country Songs of All Time " に載って
"Thanks"ってことでした。
ちなみに、その100。
最初のほうをを見てみたら、
1) I Waik The Line/Johnny Cash
2)Crazy/Patsy Clyne
3)I"m So Lonesome I Could Cry/Hank Williams
4)He Stopped Loving Her Today/George Jones
5)Standing On The Corner/Jimmie Rodgers
6)Stand By Your Man/Tammy Wynette
・・・・・・・・・・・・
なるほど...って曲が並んでいます。
結構、面白いと思います。
まだ全部は見てないので・・・・・・ですが・・・・
ジェリー・ジェフといえば
この曲も好きでした。
ところで、今気づいたんですが
この映像のバックにあるスローガン?
"○○○(この部分、消されてますね)のテネシーのなんとかキング?より、fencepost in Texas"
ってあるのは、
なんとなくは解るような気もしますが、本当の意味はどういうことなんでしょう
(なんか、そっちのほうばかり気になってしまっています)
P.S. ○○○は、よく見たらライトが当たってただけでしたね。深読みしすぎでした。
(でもどうして king と fencepost なんでしょうか?)