2012年02月

2012年02月27日


  今回の旅にはもうひとつ、とある場所を訪ねる目的があった・・・・・ 

 もう10年はたっていると思っていたのだが、調べてみたら初めてそこに行ったのは8年前(2004年)。
   いつもは土日の北陸行を、この年はたまたま月曜に休みが取れたので2泊3日することにしたのだった。
   最初の宿200401_10022 (2)は湯川温泉の「龍王閣」に決めていた。七尾に近いこの宿では新鮮な魚介類が供される。家族で営んでいるのでそのもてなしも大仰なこともなく、なによりその湯が素晴らしい。
    この時も夜中にたまたま風呂で一緒になったご主人と温泉の話。
200401_10025 (3)湯船の吸入口をみて「循環?」ときいてしまったオッサンだが「いや、これは熱交換なの」と教えてくれた。
(「温泉遺産」の本のこともここで教えてもらった)

                             この年は大雪だった。
200401_10016 (2)
小松の空港から橋立(北200401_10018 (2)前舟の館を見たかった)まではタイヤが半分以上埋まるほどの雪の中を行き、最初のその宿までも高速で高岡を経由して行ったのだったが倶利伽羅峠の辺りでは視界がほとんどないくらいの吹雪だった。

翌日は小降りになったものの、ラジオでは雪の話題が中心。
果ては岡崎友紀や日本海味噌のCMソング(どちらも懐かしかったけど)まで流れるほどだった。

200401_10030 (2)   そんな中、その日泊まるところを探そうと路肩に駐車。持って行った「北陸温泉宿」という本で見つけた宿に予約を入れたのだ。200401_10042 (2)

200401_10045 (2)金沢市内もかなりの積雪だったが、小松で国道を外れるとどんどん雪が深くなってくる。目指す「瀬領」は市内の山懐になるのだから当然のことだが、降り続く雪の中の狭い道をゆっくりと進んでいった。
 

200401_10062 (2) そうやって辿り着いたのが瀬領温泉「十右衛門」だ。(ここまで、相変わらず長い前振り)200401_10057 (2)
 マタギ料理の温泉宿ということでここにしたのだが、なかなかいい外観。後で調べたら古民家を移築したそう。 ちょっとしゃがんで入る玄関には熊の剥製のほか、昔の山道具のようなものが並んでいる。

 200401_10053 (2)「なかなかいい雰囲気じゃない」
 廊下の左には雪に埋もれてはいるがよさそうな感じの中庭がある。
 この時通された部屋は2階の8畳間(だったと思う)。
200401_10048 (2) 窓からは杉林の向こうに鮮烈な川の流れが美しい。
 とにかく寒かったので、まずは冷えた身体をあっためたい!と風呂へ向かう。

 ここは湯船がひとつだけ。まあ、家族風呂のような感じだが37℃の含芒硝石膏泉を加熱循環して流しているらしい。(おそらく)冬の間はかなり熱くしてあるみたいで身体も冷えているせいもあり、最初はちょっと熱すぎかとも感じるが、じっくり浸かっているうちにいいころあいになってくる。3人位でいっぱいの湯船、たぶん自家源泉だと思う。雪景色を眺めながらの湯浴みはまた格別だった。

 そして、風呂上りにはビールでしょう!と頼むと、「次からは勝手に持っていっていいですよ」と冷蔵庫の場所を教えてくれた。(こういうのも気兼ねなくてうれしい)

 で、肝心の夕食。P1010033
 まずは鮎の甘露煮とうるか、そして蕗味噌と梅あえなどなど。
 山女魚の塩焼きもありましたが・・・
 うるかは普段魚卵類が苦手なオッサンでもおいしいと思ったほど。
 (もうひとつ、イナゴの佃煮はいつもカミサンはパスでした)


mnu (1) 刺身は熊と鹿、これは絶品中の絶品。
 鹿は淡白だが味がある赤身、熊の脂はとろける甘さなのだ。どうやって狩猟しているのかは分からないが冬眠中の熊肉だけを使うらしい。
  もうひとつは鹿の柚子味噌焼き、これもさっぱりした鹿肉に柚子の香りと味噌の香ばしさがハモっておいしい。P1010038

     そして真打はマタギ鍋。
mnu (4)
 
 これはたまらない、熊・鹿・鴨の重量打線に野菜たちがバックを固めてくれる。
 もちろん、ベースとなる味噌の出汁もうまい!熊の脂はすぐに溶けてしまうのだがその汁が旨い!!
 この出汁に最後はご飯を入れて雑炊にしてもよし、汁かけ飯にしてもよし。
 酒もすすむが、飯も捨てがたい・・・最高の夕餉となった。20050102 (2)

 翌朝P1010042は別の部屋に通されての朝飯。
 (当P1010043然、一浴した後だが・・・・)
 
  この部屋がまた素晴らしかった。
 
  古民具などもしかりだが、欄間の上には浮世絵(これは2年後にはなくなってしまった)が・・・。
 それも、美術品的なものではなくきっと何枚も刷ったに違いない、庶民的な絵がいくつも(しかも無造作に)張られている。
P1010031P1010046 女将さんに聞くと、先代がかなりの粋人だったみたい。
 そのDNAがうけつがれているんだろう、と納得。P1010047


  
  次の年からは毎年1月にはここにくるのが常となった。
  それまでは冬の北陸3大といって(カキ、カモ、カニ=はめったに食えませんが=)、それらを目当てに来ていだったのだがもうひとつ定番としてのが加わった。

  雪のときが多かったが中庭を見渡せたときもあった。
 
 P1010049P1010050P1010051P1010053P1010054
 

 
FH020022FH020025FH020027FH020028

  2回ほどは昼食に立ち寄りだったが、それでもいつも風呂には浸からせていただいていた。
  昼食時には大型観光バスも止まっていて、関西方面からのお客さんが多いらしい。
 FH020031 (あの野茂さんはじめ、”近鉄”バッファローズ”の選手たちもオフにはよく来ていたという、話はきいていたが)

  そして・・・このブログを始めた翌(2010)年の正月明け、いつものように予約の電話を入れた。

  だが「この電話番号は現在・・・・・」という、無情なテープの声。
 
  「えー、どうしたの?」
  と、一瞬パニックになった。気を取り直して小松の観光協会や旅館組合、果ては料飲組合にまで電話して聞いてみるが分からないとのこと。(今冷静になって思えば、きっとまだ早すぎて情報がなかったのだと思う)

  ならば、と瀬領にあった郵便局に電話してみた。
  そこでも分からず、そういえば道沿いに酒屋があったことを思い出し(森酒店という、ここいFH020033ら辺は森元首相の地元らしく森姓が多い。十右衛門もそう)、そこの電話番号を聞いたら「個人情報は・・・」といいつつ、まあお店だからいいでしょうと、教えてくれた。

 そこの奥さんに聞くと年末までは営業していたという。ただ、ご主人が何か病気で入院したらしいとのこと。「私も詳しいことは分からないんだけど・・・」ということまでは教えてくれた。

  だがその先は手詰まり。
  結局悶々としながら2年近いときが経ってしまった。

 そして今回、たどり着いたそこは・・・・・・・・・・
2011isikawa (167)2011isikawa (171) 多少植栽が伸びてはいるが外観は変わってない。きっと、手入れはしていたんだろう。(当然ながら)玄関はしまっているし、なんか重機のようなトラックが止まっていて、ちょっと切ない。2011isikawa (166)
 
  実は、先に行った熊鍋の店でここの話を聴いてみて・・・・・・

 「この間、(ご主人の)お兄さんにあったけど、もう店を閉めるといっていた」

 との情報を得ていたのだった。

 NTTのアナウンスからしてもほぼ絶望的な気持ちにはなっていたのだが、それでも様子を伺いたくて行ったこの旅。      やっぱり・・・か、との思いで悲しくなった。

 最後に訪れたのは2009年。この年は仕事の都合でいつもより早い中旬の週末だった。その日、たまたまご主人が金沢での会合に行くとのことで、女将さんが部屋に来てくれて食事中は四方山話。これまでのご苦労とご主人や娘さんの話(実はP1010032翌週から神奈川県に住んでいる娘さんご夫妻が「なんかアメリカン・フットボールの試合に行くっていうから、ワンちゃんの世話をしてくれっていうのよ、まったくねぇ。で仕方ないから休業するの」とのこと。「まったくねえ」と仰っていましたが、「それ、スーパーボールですよね。チケット、めったに取れないですよ、あー今週にしてよかった」)などなど、もともと話好きの女将さんだったが飲みながらお話を聞かせていただいた。初めて頂く岩魚のカルパッチョもおいしかったが、ここのオリジナル徳利(勝手にもってっちゃう人がいて大変だとか)のことにも話が及び、なにかその流れでそのまだ未使用品を箱に入ったまま頂いてしまった。P1010034

 毎年頂いていたあの「熊鍋」が食べられなくなってもう2年。ちょっとあきらめてはいたのだがやはり、この場所に来なければ納得できなかった。

 そう、この世はいつまでもそのままではない。それは分かっている(理屈では)。
 今は、ただただご主人がお元気でいらっしゃることを祈ります。


mackkmackk55 at 23:07│コメント(7) | 

2012年02月15日

2011isikawa (87)  翌朝、雨は前日よりも強くなっていた。と、いうよりほぼ霙状態だ。
  それでも早朝の露天へと向かう。
  2011isikawa (88)2011isikawa (90)
  霙を浴びながら樽の露天に浸かるのも一興2011isikawa (94)、温泉好きでない方には酔狂なことだと思われるかもしれないが・・・・


  2011isikawa (95)2011isikawa (96)
  そして朝風呂のあとの朝食、温泉粥がおいしかった。
  出発前にもう一風呂は当然?だが、なにやら外が騒がしい。
 
 宿の方がみえて車を動かしてくれという。(移動はキーを渡してお願いしましたが)
 何か隣に重機が入り工事をするみたい。
 隣の建物も造作は旅館風、もしかしたら最近まで?営業していたのかもしれない。
 というのは単なる想像だが、ここは冬の間は雪に埋もれてしまう、厳しい土地。
 この宿も22日が今年最後の営業だということは予約の際に聞いていた。
 部屋の係りの方の話ではその翌日に一日ですべての宿じまいをするのだという。
 そんなことを思うと、ここが明治2年からずっとやってきていることの凄さを改めて感じてしまう。

 宿を辞したあとは昨日登ってきた道をそのまま下っていく。2011isikawa (109)
 霙はまだ激しく近くの山もかすんで見える。
2011isikawa (110)2011isikawa (111)2011isikawa (112)2011isikawa (113)



    温泉からはかなりの勾配を下っていくのだが、その途中で霙は雨に変わっていた。
   瀬女高原スキー場の手前に「瀬戸の大銀杏」というのがあってなかなか見事だった。
    (写真はさえないですが・・・・)
2011isikawa (114)
2011isikawa (115) 「道の駅 瀬女」で休憩&買い物、山で取れたきのこ類などを購入する。
  そこからしばらく国道を下ったところにあるのが「白山杉の子温泉」。2011isikawa (130)

   この温泉、結構ネット上でも有名で評価が高い。単純泉だが42.5度のお湯が掛け流しで使われている。2011isikawa (117)2011isikawa (120)
2011isikawa (121)  湯船は2つに分かれているがどちらも同じ温度。
 湯口にはコップも置かれていて、源泉そのままの湯を飲むこともできる。(新鮮な湯の証拠である)
   
 ここでお孫さん?と入浴していた地元の方とお話。
 「どっから来たぁ?」
 「東京からです」
 「おおー、そうかね。ワシも時々埼玉に行くよ」
 (親戚でもいるのだろうか、児玉のほうに時々行かれるとのこと)
 「高速飛ばして、あっという間さぁ」2011isikawa (123)
  いつもこの季節には山できのこ狩りをしてからこの温泉に来るとのこと、だったがこの日はさすがに天候の関係で行かなかったと仰る。
 「いい湯ですよね」
 「いやあ、ここの温泉はもともと木工所だったのだけども、工場用に井戸を掘ったら温泉が出ちゃったの。今は工場はやめて温泉だけ。」
 「ああ、だから杉の子なんですね」
 「そうそう、ここの持ち主は金沢市内のでっけぇ地主だ」
2011isikawa (129) などと、温泉にまつわるお話も聞かせてもらった。
 ここには以前の名残か、木工品の展示販売みたいなのがあってこんなオークションもやっていた。(あと、地元野菜の即売とか・・・・・・)

 <いやぁ、うわさにたがわぬいい湯でした>
2011isikawa (135)
  R360が手取川から離れて西に折れていくあたりに「加賀一向一揆の里」という施設があった。かなり惹かれたのだが、そうそう時間もない。
 ので、今回はパス。(といって次回がいつあるかは分からないが・・・)

  川から離れて一山越えると小松市に入る。
  峠を2011isikawa (156)降りて川沿いの平坦な道になったところに「熊料理」の看板。
     (実は昨日来るときにも気になっていた店だ。)
  まだ11時半だがとりあえず寄ってみることにする。2011isikawa (153)

  古民家風の佇まいにそそられる。
  (なんか、よさそう・・・・・・)
  もうやっているかと聴くと、「はい、どうぞ」とのこと。

  店内も2011isikawa (138)2011isikawa (139)2011isikawa (140)2011isikawa (141)なかなかいい感じ。
  ちょっとお値段高いかも?とは思ったがまあ、こんな機会じゃないとこられるわけはない。

  熊鍋は一人前でもOKとのことだったので、山菜てんぷら定食とそいつを注文する。
 2011isikawa (147)2011isikawa (149) 2011isikawa (148)ここの熊鍋はすき焼き風。
  甘辛いつゆとともに溶き卵で食べる。(この卵がまた新鮮だったのだが、そのことを言ったらちょっと不思議そうな対応の女将)
 2011isikawa (150)
    「いや、2011isikawa (145)いつもはうちで飼ってる烏骨鶏の卵をお出しするんですけど、今日はなくて普通の卵なんですみません」
 (それでもおいしい卵でした) で、最後は残った卵で親子丼風にとじてみました。

  おいしい飯のあとは「瀬領」の集落を過ぎて「荒俣峡」へ向かう。
  意外に知られていないがここは小松市では那谷寺に次ぐ紅葉の名所、「加賀八景」のひとつでもある。
  2011isikawa (182)2011isikawa (185)2011isikawa (186)2011isikawa (188)


  
  

 荒俣峡は梯川(関係ないが、小松でこの川に出合うたびに”めんたんぴん”の「川が海へ注ぐあたり」が頭に浮かぶ)の支流、大杉谷川が刻んだ峡谷だ。

 2011isikawa (189)2011isikawa (192)2011isikawa (195)2011isikawa (190)






 橋の手前に車2台分くらいの駐車スペースがあったので、そこに車を止めて遊歩道を下っていく。
 紅葉にはちょっとまだ早かったかなあ、っていう感じだ。昨日からの雨のせいか流れはかなり激しく水も濁っている。それでもしばらく歩いていくと、いいころあいの木々もある。
2011isikawa (213)
2011isikawa (210)2011isikawa (200)





 写真を撮りながら10分ほど歩くと上流は二手に分かれている。右側の淵の上にはなにやら茶屋のような店があった。
2011isikawa (217)2011isikawa (218)2011isikawa (222)2011isikawa (226)




  そこにもかなりの人がいるみたい。紅葉の渓谷を眺めながらお茶を頂くのもいいものだろうと思う。
2011isikawa (249)2011isikawa (244)2011isikawa (235)
 この上流には赤瀬温泉というのがあったらしいのだが、現在は廃業となってしまったようだ。ちょっと行ってみたかったので残念。


  ちょうど渓谷を歩いていたときだけ小止みになってくれてた雨(まあ、ラッキーでしたね)だが、車に乗った瞬間また激しく降りだした。

 で、恒例の最後の一浴は小松市内の「うさみ温泉」、荒俣峡から市街に向かってR8を越えたあたりの田園地帯にある。建物は立派なつくりで今風の感じだが、どっこいお湯はいい。
2011isikawa (255)2011isikawa (257)2011isikawa (258)2011isikawa (259)2011isikawa (264)




 大きな内湯には飲泉もできる湯口から新鮮なお湯があふれていて、気持ちがいい。泉質はナトリウム‐カルシウム‐塩化物泉、泉温52度とのこと。そしてここは露天がまた格別だ。
2011isikawa (261)2011isikawa (265) 田圃のなかにあるので目隠し的な塀は仕方がないが、降り続く雨の中でも気持ちのいい湯浴みができる。
 大きな施設だけあって休憩所も広く、帰るまでのんびりできたのもうれしかった。



  さて、今回は久しぶりの電車での帰京。
  実は、金沢駅にこちらも久しぶりに行ってみたいところがあった。
2011isikawa (5)  それがここ「黒百合」だ。
  まだ飛行機の旅が高嶺の花だった時代、こちら方面にはいつも電車で来ていた。  その際に帰りの列車を待つ間に見つけた店。当時はまだ、高架駅ではなかったので地下の通路にあったと記憶している。
 ここの「おでん」と「土手焼き」がとてもおいしく、その後はいつも(と、言っても3回ほどで飛行機派になってしまったのだが)ここで熱燗をやっていたのだ。

2011isikawa (267)2011isikawa (268)2011isikawa (269)2011isikawa (271)



2011isikawa (270)
  ちろりで供される日本酒はやはりいい。
  もちろん、おでん(ばい貝が最高でした)に土手焼き(名古屋や関西のとは違います=豚バラを味噌で煮込んだもの)、そして固豆腐と、出発前の小一時間を楽しく過ごさせてもらった。店も昔と変わらない雰囲気(新しくなったので店構えなどは違うけど)でカウンター内の「お姉さま方」もまた、以前と変わらぬ素朴なサービスがうれしい、旅の締めくくりとなった。

    P.S.
     このページ
は Fire Fox で作っているのですがIEでみるといろいろ不具合が出るみたいです。
  (理由はよくわかりません===>お分かりの方がいらっしゃったらぜひ御教授願いたいと思います)
  なるべくそうしないように書いていきますが、その点ご容赦願います

    



mackkmackk55 at 21:19│コメント(2)トラックバック(0) | 

2012年02月10日

一昨日(2月8日)はテデスキ・トラックス・バンド、昨日(9日)はヨーマ・コーコネンを聴きに行ってきました。

    8日は渋谷公会堂。CCレモンの名が外れただけですが、なんか昔を思い出します。
 デレクはなんといっても今一番「旬」のギタリスト、(絶対にハズレはない!)との期待を胸にいそいDSC_0128そと出かけました。
  ホーンセクションとコーラス含めて11人の大セットは、それはそれは迫力もの。
 そして僕は初めてのスーザン・テデスキ、そのソウルフルな歌声(ちょっとボニー・レイット似)はもちろんのこと、意外にも?ギターも予想以上のものでした。もちろんJ.J .ジョンソンはじめ、メンバーそれぞれが腕利き。
 かなり幅広い年齢層の会場は最初から最後まで大盛り上がりでした。
 サウンド的には全体的にいかにも南部らしいルーズなフィーリングを出しつつ、決めるところではビシッと決めるセンスとテクニックにしびれましたね。新旧取り混ぜた選曲もまた素晴らしくあっと言う間の2時間半でした。
  というわけで、僕にしては珍しくプログラム購入(キャロル&ジェイムスのときにも同じ事書いたけど)。


  翌日はビルボードでのヨーマです。こちらはこの日限りだったので、必然的にテデスキ‐トラックスは8日となったわけです。
学生時代はエアプレインもホット・ツナも好きだったのですが数年前に出た、彼のソロアルバムがよかったのでこちらはまた別の期待をもって出かけました。
 ビルボードのHPにはもう一人のミュージシャンとアコースティックなセットをやるとしか出ていませんでしたので、いったい誰といっしょに来るんだろう?と思っていました。

      ステージにはアコギとマンドリン。

 こちらは前夜とは打って変わって落ち着いた、でもやはり南部に根差したサウンドです。ブルーズを基調にマウンテンミュージックの要素を絡めた本当に心地よい演奏が続きます。コーラスはほんの少しですが、ギターとマンドリンの絡みがいいころ合いのハモりかた。こちらもおなじみの曲を交えながら進行していきます。
で、マンドリニストですがどっかで見たよう・・・でも、まったく名前が浮かびません。本人いわく「25年ぶりの日本」だそう・・・うーーむ、誰だっけ?
結局思い出せませんでした(最近こういうのが多いですね)が、その演奏は抜群でした。
アドレナリン出まくりの前日とは正反対、この日は終演後とてもリラックスした気分で呑み屋に繰り出しました。

帰宅してから会場で購入したCDを見て、Barry Mitterhoff と判明。
”Skyline”のメンバーだったそう、しかも現在は"Hot Tuna"の一員でもあるそうで、知らなかったのはこちらの怠慢でしたね。それにしても25年前は誰と来日したのでしょう・・・それはまだ謎のままです。

で、検索してみたら当日も演ったこの曲(Hesitation Blues)があったのですが...


あまりいい絵ではありませんね。でも雰囲気はちょうどこんな感じでした。
(おまけにPCのクロックノイズ?うるさすぎ・・ですが)
このところ、あまりゆっくり音楽に浸ることがなくてちょっと精神的にイラついていたのですが、やっぱり「音楽なくして安らぎなし」ですね。 "No Music, No Life" と、改めて思い知らされた2夜でした。


mackkmackk55 at 20:51│コメント(0)トラックバック(0) │

2012年02月04日

八幡平~那須と紅葉前線を南下してきたが、もう一回紅葉狩りに行きたかったので北陸への旅を企画した。
11月の19-20日、以前から行ってみたかった秘湯の宿「にしやま旅館」さんへ行くことにする。
北陸へは山以外でも毎年行っているのだが、最近はいつも小松まで飛行機だった。だが、思い立った時点ではもう高いチケットしか残っていない。いろいろ検討した結果、ネットで検索したツアーバスで行くことに・・・

2011isikawa (1) 新宿を0時過ぎに出発、割とゆったりした席だったのですぐに眠りに入った。
 目覚めたのは3時過ぎ、だが何か変だ。バスは一車線っぽい道をのろのろ通過している。
(高速代を浮かすために下道を走っているんだろうか・・・・それにしてもちょっと進んではまた止まる繰り返し)  まあいいか、と再びまどろみの中へ。

もう一度目が覚めたのは5時過ぎくらいだったか、外が明るくなりかけていた。もう日本海にそって進んでいるんだろう・・・と思っているとP.A.で休憩タイム。

外に出ると・・・・???見覚えのある場所。
「えっ、ここは!」
高台にあるP.A.からは眼下に広がる町がみえる。そこはまだ「佐久平」だった。

実は高速道路で大きな事故があり、ずっと渋滞だったらしい。上信越道に入りしばらくしてからのことだったそうで、下に下りるのもままならなかったという。

2011isikawa (6)2011isikawa (7)  そんなことがあって、金沢到着は予定を3時間以上過ぎた11時。しかも雨だ。まあ、しょうがない。とりあえずブランチをと駅ビル内のカフェへ。(アルコとかいう、イタリアンカフェ。結構おいしかったです)


  駅からはレンタカーでまずは「金城温泉」へ。
    当初は朝風呂で夜行バスの疲れを癒そうと考えていたのだが昼風呂になってしまった。
2011isikawa (9)2011isikawa (10)2011isikawa (11)2011isikawa (12)2011isikawa (13)





2011isikawa (15) 泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉だが、ここは「モール泉」といわれる茶褐色の湯だ。大きな湯船が真ん中にあり奥に打たせ湯、脇には圧注浴の湯船がある。2階には露天風呂もあるらしいが、この日はやっていなかった。でも広い湯船でのんびり、お湯は重曹泉特有のさっぱりしたいい湯だった。 金沢市内には温泉が結構あって、銭湯感覚で入浴できるのはうらやましい限りだ。

 当初はここから「那谷寺」か「山中温泉」あたりで紅葉を楽しむ予定だったのだが時間も遅いし、雨の中。
 帰りに寄ってみるつもりだった「九谷陶芸村」へ向かう。ここは数年前、辰口温泉へ行った帰りに来たところ。九谷焼資料館の隣に十数件の店が並ぶ、いわゆる九谷焼の問屋街みたいなもの。最初はいくつもの店を回ったのだが、以降はその時に見つけた「マルサン宮本本店」さんへ行っている。
2011isikawa (20) 
  ここは陶芸家の宮本晄さんのお店。僕と同世代の方だがまだご本人にはお会いしたことはない。でも店にはいつも奥様がいらっしゃっていろいろなお話を聞かせてくれる。(もちろん、他の作家さんの作品もあります)

   九谷というと、古九谷に代表される芸術作品のようなものを連想するが普段使いできるものも多い。
 2011isikawa (301)2011isikawa (300)2011isikawa (299)2011isikawa (298)




  (実際に我が家で普通に使われている様子==その一部ですが、あっ煮物の皿は違います==です)

 2011isikawa (302) 今回はいつもと違って装飾品っぽいお皿も購入。でもこのお皿も普通に使ってもおかしくない。(これは宮本さんの作品ではありませんが)
 しかもここでは(ものによるのだろうが)上代の半額近くで購入できるのがうれしい。以前は金沢市内の店などで買っていたのだが、ここを知ってからはいつもこちら。 交通の便があまりよくないので、車でないと行きにくいのだがこちらにいく際にはチェックお勧めだ。

  ここでコーヒーを頂きながら一服。・・先週「那谷寺」に行ってきたという奥様のお話では"まだちょっと早かったし、あまりいい色ではなかった"という(やはり今年はどこでもそうみたいです)・・作品を作るためにはいい自然の風景に触れるのも大切だということや、最近奥様もご主人のもとで土を手にしたりもするようになったことなどいろいろ興味深い話を聴かせてもらった。

 のんびりしているうちに3時を過ぎてしまった。
 もう、今日は宿に向かうだけにしよう。

 目指す中宮温泉は白山スーパー林道の入り口にある。
 陶芸村のある能美市からは1時間強の道のりだ。
2011isikawa (21)2011isikawa (28)
2011isikawa (35)2011isikawa (37)

 手取川の支流、尾添川に沿った道をひたすら車を走らせて登って行く。
  
  途中、幻想的な川霧が素晴らしかった。


  国道360号から白山スーパー林道へ左折。この時期、料金所から先はすでに閉鎖されているがその手前の中宮温泉入り口まではまだ通行できる。その入り口からは右へ細い道を登る。目指す「にしやま旅館」はそんな狭い道に面してある数件の旅館のひとつだった。

  2011isikawa (100)中は山の宿らしい佇まい、囲炉裏に山道具と本当に山奥に来たことを感じさせてくれる。

2011isikawa (101)
 2011isikawa (38)部屋は落ち着いた八畳間。あったかくてうれしい。
 
  

      まずはとりあえず、お湯じゃお湯じゃ、と温泉へ向かう。

 2011isikawa (98) 2011isikawa (42)2011isikawa (47)2011isikawa (55)

2011isikawa (99)



     ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉の湯は源泉61~65℃/入浴温度43℃とのこと。
 昔から「胃腸の湯」といわれきたそうで、 部屋の係りの方もここの湯をいつも飲んでいるらしい。
 ただ、湯から戻ってきたカミサンによれば
 「ここの湯、お肌つるつる且つしっとりする」
 とのこと。これまでおそらく300近くの温泉に浸かっているが、その点ではこれまでで一番だという。

 確かに新鮮な湯がどんどん掛け流されているのでそれもまたしかりだと思う。
 2011isikawa (63)
 さて楽しみの夕飯。
 
   当然、骨酒は注文済みだが。


2011isikawa (64)2011isikawa (65)2011isikawa (66)2011isikawa (71)2011isikawa (74)



  
  お2011isikawa (75)いしい山の幸づくしを堪能。2011isikawa (76)
  最後のご飯は食べられず、夜食用の握り飯にしてもらった。
  もちろんその後もいい湯を満喫、心も体もあったまって眠りについたオッサンであった。


mackkmackk55 at 05:17│コメント(2)トラックバック(0) |