2010年08月

2010年08月25日

           仙丈ヶ岳(3,022m) 2010年7月24日 晴ときどき曇
                    
  北沢峠06:55-大平山荘(07:10)-09:23合流点09:35-09:45馬ノ瀬ヒュッテ09:55-10:55仙丈小屋
11:30-11:55仙丈ヶ岳山頂12:07-13:00小仙ヶ丈岳13:07-薮沢分岐(13:45)-14:35北沢峠

仙丈ケ岳067 実はオッサン、これが南アルプス・デビュー。 これまで山でお会いした方たちから南アルプスの話は何度も聴いていた。『なんで南ア行ってないのー?』といわれることもしばしばだったのだが、かえって東京から近いのでアプローチが面倒だったこともあった。でも本当は北より親しみがあって、子供の頃の”自分鉄道”では現在話題のリニア新幹線のルートに近い線路を敷設していたのだが.......(でも、駅は鰍沢から伊那までありませんでしたが).......

  今年毎日新聞旅行のバスが戸台口までで運行するというのを知って、とりあえず入門コースでもある北沢峠から仙丈ケ岳へ登ることを選んだ。
   戸台口(清流荘前)に着いたのは戸台口5時半頃、登山客のとんどが駒ケ(中央アルプスの)への登山口で降りて、ここまで来たのは我々含めて5人だけ。それでも通常北沢峠6時始発のバスはもう大勢の人を乗せて発車している。僕らも支度を整えてバスに乗車、途中ドライバー氏の楽しい解説付で北沢峠まで楽チン走行。
仙丈ケ岳010  登山口で軽い朝飯の後、まずは大平山荘までの戻り道へ出発だ。5分ほどさっき来大平山荘た林道を歩くと左に分け入る道があり、結構急な坂を下っていく。しばらく樹林の道を行くとまた林道にぶつかり、大平山荘がある。(そこで山行の準備をしていた方に出会ったのだが、考えてみればもともとここでバスを降りていれば良かったのだ)

 senjou011 山荘の脇を通ってまた林の中に入る。最初はほぼ水平の道。小さな沢を渡り、少しずつ傾斜が増してくる道を辿る。数十分で藪沢の音が聞こえてきて、沢沿いの道に入っていくのだがまだまだ沢はかなり下を流れている。崩落のため通行不能になった道を左に高巻きしていくとやっとsenjou020沢筋に出る。ここで左岸に渡ってからはよくある沢沿いの道となっsenjou021ていく。ガレた石ころだらけの場所が多くちょっと苦労するが、左右の花々を眺めながら、また背後の鋸岳や駒津峰を振り返りながらの山行は楽しい。

 しばらく登ると、小仙丈途中の尾根からの道との合流点。水場もあり(大変おいしい水です)、ちょっと一senjou026服する。おそらく馬の背小屋にも近いとは思うのだがこのロケーションは一休みにも最適だ。

仙丈ケ岳052
 しばしの休息のあとここからは少しずつ沢から離れて登っていく。程なく馬の背小屋に到着。このあたりはお花畑で有名な場所だったのだが、やはり近年鹿の食害で花が少なくなってきているらしい。小屋から上の道沿いにはネットが張られていた。小屋のある場所か仙丈ケ岳030らはまた少しずつ傾斜も急になってきて西(本来の馬の背)からの道と合わさると稜線に入っていく。夏の日差しは厳しいが、空気は乾燥しているし時折の風もさわやかで気分よく歩ける。

senjou033  登るにつれ山頂の姿も拝めるようになり、左に沢を伴って歩くようになるともう仙丈小屋に着く。それまで避難小屋だったのをsenjou0382000年に新築したそうで、小屋の前では大勢の登山者がくつろいでいた。太陽電池と風力発電で賄っているらしく、小屋の前では風車が回っている。

 オッサンもそこで昼飯にする。ここからは山頂はもちろん、駒津峰から鋸岳、中央アルプスや八ヶ岳まで望める。北アもうっすらとだが見えて槍の穂先も拝めた。よい天気でよかったぁ....とのんびり飯を食っていると、突然雲が湧き上がり、あっという間に山頂を覆ってしまった。(まあ、よくあることである) 

 のんびりせずにさっさと頂上まで行ってしまえばよかったかな、と思いつつも≪山頂は狭いというし、山を眺めながらの昼飯も捨てがたいじゃない≫などと負け惜しみ?的な自分への言い訳をしてみる。

仙丈ケ岳064 腹も気持ちも落ち着いたところでガスの中、最後のひと登りへ腰を上げる。山頂までは30分弱。途中ガスは切れたりまたかかったりで、頂上では予想通りほとんど眺望はなく近くの大仙丈など(後は名前分からず)が見えるくらいだったが、それでも久しぶりの3000メートル超え。小さな満足感を胸に狭いピークを後にした。

 senjou032この先は晴れていれば気持のよい尾根歩きのはずだったのだが...。でも歩いているうちにだんだんガスも切れてきて、仙丈カールが見渡せるようになった。小さなアップダウンを繰り返して小仙仙丈ケ岳083丈到着。ここら辺になると北岳~間ノ岳の雄姿も見えてきた。<うーん、白峰三山行きたいのう...>と景色を見ながらゆっくりと歩く。反対側にはさっき通り過ぎた馬の仙丈ケ岳093背ヒュッテの小さな屋根も見えている。

 

  花は期待していたほどではなかった(やはりシカのせいか?)が、それでも充分目を楽しませてくれる。

 ・・・なんぞとのんびりしていると帰りのバスに乗り遅れる。(3時半が広河原行きの最終=まあ、乗り遅れたら往路の戸台口行きに乗ればいいのだが)心配性の同居人につられて樹林帯に入ってからは早足で降りていったオッサンであった。

senjou055 そして最後の一浴は、南アルプス温泉へ。甲府行の急行バスもあったので駅近くの温泉も頭をかすめたのだが、やはり少しでも山に近いところで湯浴みしたいと、わざわざ芦安止まりに乗ったのだった。次のバスまで小一時間、入浴後のビールの時間も充分。温泉は循環しているらしいがわりと新鮮な湯感。なにより山々を眺めることができる湯船で、心身共にリラックスさせてくれるいい温泉だった。
   

総括:沢沿いを登り稜線に出てからは景観を楽しみ、帰路は尾根歩きを満喫するという、バラエティ豊かな周回コース。(逆コースだと薮沢のガレ下りがしんどいかもしれない) 山頂近くでガスにまかれたとはいえ、概ね天候に恵まれた良い山行でした。



mackkmackk55 at 22:24│コメント(0)トラックバック(0) | 

2010年08月18日


  この日の宿はオッサンにはなじみの松川温泉「峡雲荘」。nanasigure070
  

  七時雨山のある田代平高原からは約1時間のところだ。
途中、ものすごいゲリラ豪雨に逢うがなんとか夕方5時前には到着できた。


  オッサンがクルマを駐車している間に、カミサンは(宿の)女将さんから 『今年は何処を歩いてきたんですか?』 などと訊かれていたらしい。
 ちょっと間が空いていたのだがなんとなくふるさとに帰ったような感じがしてしまう。
  そういえば、岩魚の骨酒(今では定番ですが)をはじめていただいたのはここだった。                                      


nanasigure063nanasigure066nanasigure067


   









     もちろんお湯は抜群、湯の花舞う硫化水素泉の湯船に浸かるのは至上の極みである。

   で、楽しみの夕飯(その一部)は以下のとおり。

七時雨054七時雨057七時雨062






   
  新館ができてから食事も器もちょっぴり洗練されてきたのだが
  (最初に訪れたとき、地図には「国民宿舎」と書かれていた)
  基本的には山の幸中心のシンプルな夕食である。
  今回(3年ぶりだったので)は名物のほろほろ鳥がこれまでの陶板焼き風から鍋に変わっていた。
     (酒飲みのオッサンには前のほうが良かったのだが....)

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    さんざんお湯を満喫した次の朝。
    こちらも定番の『朝の散歩』に参加。
七時雨075
七時雨081  宿の周りの植物を解説つきで観察しながらの楽しい朝飯前だ。
(これも昔はここの高橋さんの解説だったのですが、今は八幡平の自然観察員の方が担当されています)
実は何度か同じことを聴かされていることもあるのだがまったく覚えていない!
                                    まあ、そんなもんです。(スミマセン)

七時雨098



  .....で、散歩の後の朝飯は旨い!.....



  そんなこんなで2日目は八幡平へ向かう。
松川温泉から八幡平頂上への道は「樹海ライン」といって実は十数年前、藤七温泉から裏岩手縦走路を歩いたときまで知らなかった(稜線から道が見えてびっくりした)のだが、クルマで走るにはとてもすがすがしい道だ。

nanasigure077
    この時期、竹の子狩りの地元の人も多く路肩には車が多く止まっている。
昔歩いた稜線(この道お薦めです)を眺め、滝や源泉(太古の息吹きという)を見ながらゆっくりとドライブするのもいいもの。

 そして到着した八幡平。ここはもちろん観光地だけあって人も多い。
 残っている雪渓ではスノボをやっている若者も結構いる。

 駐車場からは晴れていれば岩手山や姫神山はもちろんのこと、西には大きく森吉山、南には鳥海山や月山、秋田駒から早池峰まで見えるのだがこの日はあいにくの空模様。まったく眺望なしだった。

 
 この頃はちょうど花の季節、何度か歩いている道だが八幡沼一周コースを歩いた。  

               八幡沼周辺の花々(それぞれタイトルが花名です)   
                                                                          
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)チングルマ(花穂)ショウジョウバカマ






ミツガシワチングルマベニバナイチゴ






サンカヨウシラネアオイミズバショウ













  
    さて、お決まりの(?)最後の一浴は秋田県側に10分ほど下った『大深温泉』へ.....

七時雨159
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   同じ場所を右に入七時雨155れば有名な後所掛温泉(本当は「蒸けの湯」=勘違いでした)があるのだが、
やはり、オッサン!最後は静かな山の湯に惹かれたのだった。
支道に入って5分ほどで、山小屋(失礼ですが)のような温泉宿がある。

湯小屋はその奥すぐのところ。
これがまたとっっても!いい湯であったのだった。



mackkmackk55 at 23:26│コメント(0)トラックバック(0) |